猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

妙な気分に包まれて

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匿名ユーザー

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妙な気分に包まれて

 
 「ん…」

目が覚めた。
隣でごそごそと誰かが動いたせいだ。
見てみるとどうやらご主人が寝返りをうったらしい。
ご主人、毛皮たっぷりで暖かそうなのに人の被ってるシーツを剥ぎ取るのは酷くないか?
しかしよく見てみるとそのシーツは、まあ、その、昨夜の色々であちこち汚れていたり濡れていたりする。
このままだと風邪を…と言うか後始末してなかったのかご主人。
こっちはもう途中でほとんど意識なくしてたから仕方ないけどご主人はまだ余裕あったろうに。
まあそれで明日の朝に濡れて汚れた毛皮で大騒ぎした挙句に仕事に遅刻するのはご主人本人(本狐?)だから別にどうでもいいけど。
こっちは終日気楽な召使い稼業、ってね。
とは言え腰のこの感じだと昼ごろまで起きられないかなあ。
こっちが気絶した後どんだけヤったんだろう。
気絶する直前には「孕ませて」だの「全部子宮に」だのと叫んでいた記憶がある。
不本意だがご主人の調教の賜物だ。
そして恐らくだが感触的に4,5回はナカに注ぎ込まれている。
このご主人はそういう方面のマニアらしく、外に出したがらない。
口だとかお尻だとかに興味が無いわけではないようだが、とにかく子宮に注ぎ込むのに興奮するらしい。
つき合わされるこっちの身にもなって欲しいものだが。
幸運な事に(不幸な事に?)自分はご主人を含めこの世界の人間との間に子供が出来ないらしく、そうした点でもご主人に気に入られてしまっている。
幸い痛い事はされてないのでまだマシなのかもしれないが、後始末が大変なので回数を減らすか外に出して欲しい。
そう言ったら「嫌よ嫌よも好きのうちだね!?」とどこで聞いたのか日本の慣用句を持ち出された挙句に美味しく頂かれてしまった。
誰だご主人に変な事を吹き込んだのは。
とは言え現状問題なのは上に被る物が取られたという事で、何とか腕を伸ばして隣のベッドのシーツを引っぺがしてグルグルと自分から巻かれる。
素肌に冷たくて滑らかな布の感触が気持ちいい。
お風呂、入りたいけど体動かないし、体もギシギシ言ってるしでもういいや。寝よう。

「おやすみ、ご主人。明日の夜はもうちょっとお手柔らかに」

そ、と体を寄せて目を閉じる。
毛皮の匂いの中に自分の匂いが混ざっていて、どこかくすぐったいような安心するような妙な気分に包まれて眠りに落ちた。

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