猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

嘘つき兎が召使いの物語§2

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嘘つき兎が召使いの物語 第2話



お父さん……お母さん……いまごろどうしてるのかな。

僕がこっちの世界に落ちてきて、もうすぐ3ヶ月。
そのあいだ売られたり買われたり調教されたり……けど、やっと腰を落ち着けることができました。
今の僕のご主人さまは、ウサギの国に住むウサギのお嬢さまです。

「ご主人! えっちしよっ! おま○こっ! おま○こしよっ! おま○こしてあげるっ!」

……の筈なのに、なぜか僕のほうがご主人さまになっちゃいました。
手続き上の手違いらしいです。
訂正にも時間がかかるとかで、今はそのまま僕が主人のまねごとをしています。

「あっ……もしかして今日は、おま○こじゃなくて、おくちのほうがいいのかな?
 じゃあ、私のおくちま○こ、いっぱい味あわせてあげるね」

兎も角そんなアクシデントはあったけど、お嬢さまはとても可愛いし、
周りの人も優しいし、今は何とかやっていけてます。

だから……心配しないでね。
そっちに帰る方法見つけるまで時間がかかるかもしれないけど、いつか……。


午前14時。マシロ邸。
昼ごはんを食べて一息ついた頃、決まって行う日課のようなものがマシロにはあった。

「んっ、んっ、んっ、んっ……んふっ」

マシロのくぐもった吐息が、部屋の中を支配している。
ベッドに横になったユーヤ少年のペニスをマシロが咥えこみ、吸茎を繰り返しているのだ。
一心不乱に頭を前後に振り、陰茎に快感を与え続けている。
ユーヤはその感覚に翻弄されるまま、シーツをぎゅっと掴んで必死に射精を堪えていた。

「んっ、ん……ん゛んっ、ん……」

マシロが一瞬うなるような声を出した。
同時にシーツを掴むユーヤの手に力が篭もり、シーツに深いしわが付いた。
耐え切れなかったユーヤの先端から精液が噴き出し、マシロの小さな口へと注がれていく。
それを嫌な顔ひとつせずに吸い上げ、飲み下していく淫乱ウサギ。
嫌がるどころか舌の上でザーメンを転がすように味わっているのだ。
マシロは、頬を上気させた艶やかな笑みを少年に向けながら呟いた。

「4発目。ご主人、気持ちよかった?」

少年の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
誘われるままベッドに寝かされると、ズボンを脱がされて吸い付かれ、瞬く間に4回もの絶頂を極めさせられてしまった。
ユーヤは快感と恥辱が織り交じった複雑な心境のまま、ペニスに吸い付き5回目を行おうとしていたウサギを制止させる。

ユーヤがマシロ邸にやってきて数日、これがほぼ毎日繰り返されている日課だった。
朝から晩まで引っ切り無しに繰り返される性的奉仕。
文字通りペニスの乾く暇も与えぬ猛攻撃に曝されて、少年の身体にも疲労が溜まりつつあった。

「ご主人、おつかれさまっ。またいつでもしてあげるからね」

マシロが主人の身体を労るように、幼い半裸の身体を少年へと摺り寄せていく。
……しかし騙されてはいけない。マシロは早くも次なる行為を期待しているのだ。
柔らかい女の身体を摺り寄せ、少年の本能に訴えかけ誘惑していく。
人間、疲れていようがいまいが、勃起するときには勃起してしまうのだ。

「あはっ。ご主人、またシたくなっちゃったのかぁ……しょうがないなぁ」

ユーヤの身体が、マシロの華奢で幼い身体を生殖対象として認識し始めていた。
マシロはそんなユーヤの様子を、目を輝かせて見つめている。

「お……お嬢さま、少し休ませてください……」

ついに少年は休憩を要望した。
しかし、その言葉に何やら不満そうな表情になる淫女。

「む~。私だってシたいのに。それに『お嬢さま』じゃなくて『メス便器』とかでいいのに……」
「そういうわけにはいきませんよ……。お嬢さまって呼ばせてください」

何か越えたくない一線があるのか、マシロの言葉をユーヤは断った。
そんな少年の胸中を粉砕してしまおうと、眉間にしわを寄せながらマシロが色々と思案を巡らせ始めた。
細い指が少年の胸板に“の”の字を描いていく。
ちょうどユーヤの乳首がある箇所。くすぐったさに思わず身を捩ると、寄り添っていたマシロの身体も揺れ動いた。

「ね、ね。ちょっとだけでいいから、私のことを『メス便器』って呼んでみてよ」

仰向けに寝る少年の顔を覗きこむように、赤く染まった雌ウサギの顔が迫ってくる。
ユーヤは少しだけ躊躇ったが、遊び半分なら……と納得し、

「それじゃ、ちょっとだけですよ。『メス便器』のお嬢さま?」
「はうっ!」

その単語をユーヤが口に出した瞬間、マシロの身体が小さく跳ねた。
顔が紅潮し、ウサギの耳も垂れ下がり、目にはうっすらと涙が滲んでいた。
明らかに様子の異なった少女の姿に、その単語を口に出した当人も困惑してしまう。

「あの、大丈夫ですか?」
「う、うん。大丈夫。……今度は『ま○こ人形』って呼んでみてよ」
「……しょうがないですね。『おま○んこ人形』さん、大丈夫ですか?」
「んみっ!」

またしても、マシロの身体がぶるっと震えた。
息が荒くなり、少年の胸板にぺたっと頬を乗せてしまう。

「『おま○こ人形』のお嬢さま……本当に本当に大丈夫なんですか?」
「う……うん……はぁ……はぁ……。じゃあ、さ……さいごに、
 『街中の人から視姦されているなか公開オナニーして潮まで吹いたあげく見ず知らずの人に穴という穴を犯されて精液注ぎ込まれて失神してからも悦がり続けた露出狂で変態で皆の公衆便所な淫乱メス穴ウサギさん』
 って呼んでみて……」
「え、ぁ……お、覚えきれません」
「しょぼーん……」
「といいますか、そんなことやっていたんですか……」

断じてやってません。お嬢さまの妄言です。

「それじゃあ、本当にメス穴ウサギさんじゃないですか」
「っ……!!」

ユーヤがマシロの頭を哀れむように優しく撫でていくが、マシロはまたしても身体をぴくぴくっと震わせていた。
身体をもじもじさせて、せわしなく落ち着きが無い感じで、顔を真っ赤にして俯いている。
ぎゅっと少年の身体を抱きしめながら、マシロはどことなく悔しそうに、ぽつぽつと言葉を紡いでいった。

「うう。言霊を使えるヒトっているんだ。知らなかった……」
「え?」
「ことだま。魔法の基本で、言葉に魔力を乗せるの。言霊だけでもうま~く使うと暗示とか命令とかに応用できるよ」
「……もしかして、さっきから身体を震わせてたのは……」
「うん。ご主人の言葉、軽い暗示みたいになってる。ご主人の言葉を聴くたびに、背中がぞくっとするもん……」

それは単にマシロお嬢さまがドMだからです。間違ってもユーヤさんが魔法を使えるなんてことではありません。
と突っ込みを入れることのできる人物は、不幸にも今この場には居なかったのです。
お嬢さま。仮にも魔女なのですから、こういう初歩的なところで勘違いしないでくださいませ……。


マシロの部屋のちょっと狂いかけの暖房魔法式も、今日は機嫌が良いようだった。
一糸纏わぬマシロの褐色の乳房を、ユーヤの両手が包み込み円を描くように揉みしだいていく。
マシロはくすぐったさに身を捩るが、その動きを遮るように手枷足枷が音を立てた。

「はぁん……ぁん……っ!」

少女の両手首を拘束しているのは皮製のバンド。
バンドからベッドへは無機質な鎖が伸ばされ、手を頭の上で組ませた状態で動かないよう押さえつけている。
両膝にも同じ皮のバンドが巻かれていて、そしてそれは固い棒の各端に接着されている。
足枷に阻まれ、マシロは両足を閉じることが出来ないでいた。
隠すことのできない幼い割れ目は刺激を求めひくひく動き、愛液を撒き散らしながらベッドを汚していた。
手足のバンドの肌に触れる部分は柔らかな毛で覆われていて、
いかにも相手を傷つけることを嫌うウサギらしいSMプレイ用拘束具だ。

「あぁん……ご主人……ご主人……おま○こぉ……おま○こも弄ってよぉ……」

満足に動かすことのできない身体をもじもじと揺らしながら、マシロが甘い声でおねだりをしている。
ユーヤの手は、先ほどからずっとマシロの褐色の肌を滑るように撫でているだけだった。
起伏の少ない身体を、少年の指がツツツっと移動していく。けして秘所へと向かうことなく上半身のみを。

「ああっ! やぁん! おま○こぉ……ぐちゅぐちゅしてよぉ……おま○こぉ……」

焦らされるマシロは、腰をかくかくと前後にゆすり始めた。柔らかいベッドの上でマシロの身体が小さくバウンドする。
ユーヤがマシロの家にやってきてからの数日で、ユーヤが理解したことは3つあった。
1つ目は、マシロはじっくり前戯を行うと可愛らしい声で鳴くということ。
2つ目は、じっくり前戯を行って体力を消費させておかないと、ヒトはウサギと同じ土俵に立つことすらできないということ。
最後の1つは、そんな小細工をしてもなお、ヒトはウサギに敵わないということだ。

「あっ! んっ! あっ! あんっ! んっ!」

お尻を擦るシーツのくすぐったさと、無毛の秘所を撫でるそよ風の感触にすらも、マシロは感じてしまう変態さんだった。
このまま腰を揺すり続けられていれば、ユーヤが何もしなくてもマシロは絶頂に達することができるのだろう。
……それは何となく面白くなかった。マシロの股座を、ユーヤの手が擦り始める。

「気持ち、いいですか?」
「あっ! ご主人っ! ごしゅじん……っ」

思わずマシロは足を閉じようとするが、それは膝に付けられた足枷によって阻まれてしまう。
手で少年の腕を掴もうとしても、手枷の鎖がガチャリと音を立てるだけだ。
少女は自分の秘所を擦ってくる少年の手を押さえることができない。

「ふ……んんっ……は……ぁ……はぁ……っ!」

ゆったりとした動きで、ユーヤの手のひらがマシロの股間を撫で回している。
ユーヤの唇がマシロの首筋に当てられた。舌を這わされてマシロの身体も震える。
抱き寄せようとしても、突き飛ばそうとしても、無機質な金属音を立てる枷に遮られて動くことはできない。
ましてや膣に潜り込んでくる中指を、どうやって止められようか。
男にしては華奢なユーヤの指が、淫蜜を湛えるマシロの中をくにくにと捏ね回し始めた。

「ふぁああっ! っふぁあああっ! おま○こイくううっ! いっちゃあああっっ!!」

柔らかな肉を捏ね回すと膣壁が指を締め付けてくる。
そこで指を出し入れするとヒダヒダが擦られ、その指の動きに合わせてマシロの身体もひくひくしていた。
秘所から愛液が溢れ出してユーヤの手のひらにべっとりと引っ付いている。

「お嬢さま、ここも弱いんですよね? クローディアさんから聞きましたよ」
「ひっ! あああっっ!! そこだめっ!! いっ、あああああ……!」

ユーヤがにやりと笑みを浮かべる。マシロは一瞬、嫌な予感に鳥肌が立った。
少女の身体とベッドのあいだに潜り込んだユーヤの手のひらが、少女のおしりの上あたりに狙いを付けた。
ちょこんと身体にくっついているマシロお嬢さまの『うさぎのしっぽ』を、ユーヤの手がまさぐり始める。
秘所と尻尾を同時に愛されてしまい、耐えかねたマシロはついに理性を手放してしまう。

「ああっ! ああああああ……っっっっ!!」

吹き出された潮があたりに飛び散る。少女は震える声で絶叫し、身体を痙攣させた。
幼く狭い膣が、中に入れられた少年の指を咥え込んで離すまいと強く締め付けてきた。
その締め付けにも関わらず、ユーヤは指の動きを止めない。
マシロの暴れる手足は、しかし頑丈な枷によって拘束されたまま。
ガチャガチャと鎖が音を立てるだけで、その動きを完璧に封じていた。

「『おま○こ人形』のお嬢さま、気持ち良いですか? ビクビクしちゃって、いっちゃっているんですよね?」
「あ……ああ……言わないで……言わないで……!」

いまだ絶頂を味わい続けるマシロに、言葉攻めを軽く行う。
柔肉が指をきゅっと締め付けてくる。それに合わせて指をくるっと回して中を擦るとマシロの身体が跳ねた。
少女の愛液ががユーヤの手を汚す。指を締め付けてくる肉の柔らかさに、思わずユーヤは唾を飲み込んだ。

「……お嬢さま。その……入れても良いですか?」

少女の中を指の腹で擦りながら、少年は呟いた。
マシロは、赤い顔をこくりと縦に振る。
その返事を確認してユーヤは指を引き抜くと、マシロの脚を高く上げさせた。
膝を枷で固定されたまま上げられ、マシロの脚はM字形に固められてしまう。
その中心に位置する、熱い蜜壷の入り口。
ユーヤの身体がマシロを求めているのと同じように、マシロの身体もユーヤを求めていた。

「うん……来て、ご主人……。私のおま○こ、おち○ちん入れて……欲しいの……。欲しいよ……」

小さく甘い声でおねだりするように呟いた。もじもじと身体を動かすと、陰唇もつられるように蠢いた。
少女の愛液は女の入り口を汚し、おしりを伝って滴り落ちている。雌の臭いがあたりに立ち込めていた。
ユーヤは硬くなった自分をマシロの女の入り口に軽く触れさせた。マシロがぴくんと反応する。
触れ合う先端から少女の体温が伝わってくる。

「あぁ……んんんんっ!」

ゆっくり腰を前に出すと、マシロの秘所が剛直をぬるりと飲み込んでいく。
一度達したからなのか、今日も膣は熱く震えていて、異物に貪欲に噛み付いてきた。
雄から精液を搾り出すために雌に備わった身体の機能。膣壁の収縮。膣襞のざわめき。

「っ……! お嬢さま、今日も気持ち良い……」
「ご主人……。あっ! んっ! っ! っ! んっ!」

せっぱ詰まったような少年の声。
マシロはビクッと手足を震わせるが、やはり手枷と足枷が邪魔し、金属音が鳴り響くだけだ。

「うぅん……やっぱりこのおもちゃ嫌い……ご主人に抱きつけないよぉ……」

涙まじりに言葉を発する少女。
いつもの正常位ならば決まって抱きついているはずなのに、今日は拘束され手足を絡めることもできないでいる。
そのかわり、いつもより少しだけ強い締め付けに、ユーヤの身体に快感が迸っていく。

「んっ……んぅ……はぁあ……」

ユーヤが腰をゆったりと前後させていくと、マシロの口から甘い息が漏れていく。
拘束され動くこともままならない、いたいけな少女を蹂躙していく背徳感。
しかし蹂躙する少年もまた、精液を搾り取ろうとする少女から攻め立てられる立場にあった。
マシロの震える膣襞が、ユーヤの男根を包み込み扱き上げていく。

「ふっ……ああっ! あ゛あっ! あ゛あっ!」

ユーヤはマシロの脚を抱えながら、膣内を掬い上げるような突き入れへと攻め手を変えた。
擦られる箇所が変わり、膣内のまた新しい場所が新鮮な快感を生み出し、少女に襲い掛かってくる。
膣が収縮し痙攣し、ペニスが淫蜜を湛えた雌肉でもみくちゃにされていく。

「あぁんっ! そこっ! おま○こっ! おま○こイイよおっ!」

快楽に夢中になったマシロが、僅かに動く腰を左右に捩って悶えている。
その不規則な動きにペニスが扱き上げられる。今度はユーヤが悲鳴をあげる番だった。

「ご主人っ! 私をっ! 雌奴隷のマシロの身体を、いっぱい使って気持ちよくなってっ!」
「はぅあっ……お嬢さま……出る……っ!」

少年の側が先に限界を迎えてしまった。
ユーヤはマシロの身体を抱きしめながら、その幼い身体に精液を注ぎ込んでいく。
腰を掴み、一滴も外に零すまいと腰を押し付け、少女の子宮へと熱い子種を染み渡らせていく。
その顔は雌の身体に種付けできたことの快感に蕩けていた。

「あぁん! いくっ! おま○こイくっ! ふぁあああああぁぁぁあああ!!」

種付けの快楽に誘発され、遅れて少女も絶頂に達した。少年の下で背筋を反らし、射精を感じて身を振るわせる。
上に乗った少年の身体がときどき震えているのは、少女の膣が痙攣し精液を搾り取っているからだ。
今だ入りっぱなしの少年のペニスを咥え込み、精液を一滴でも逃すまいと膣ひだがペニスを捏ね回している。
達してなおペニスを刺激してくる雌肉に、ヒトである少年はついに根気負けしてしまった。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

荒い息の少年が、少女から男根を抜き去り、少女の横に大の字に寝転がった。

「……ぁ、あれ? ご主人……?」

そんな少年の姿を見て、マシロは頭のうえに疑問符を浮かべた。
褐色の肌も上気し赤みを帯びている。潤む瞳に滲む唾液。
はぁはぁと荒い息を付きながら蕩けた笑顔を浮かべる様は、まるで「もっとして!」と語りかけているようで……
……否、語りかけているようなのではない。現に語りかけているのだ。

「すみません……ちょっと休ませてください。昨日も殆ど眠れなくて、体力が……」
「あう……しょぼーん……。おま○こぉ……」

残念そうなマシロは、柔らかな布団にぐでっと仰向けに身体を投げ出した。
拘束具ががちゃりと無機質な音を立てる。

「じゃあ……せめて、おもちゃを入れてほしいなぁ……」
「……は~い」

少女のおねだりに、少年はサイドテーブルに置かれたバイブの1本を手に取った。
可愛らしいピンク色の竿にグロテスクな無数のイボが付いている、マシロお嬢さまお気に入りのうちの1本だ。
魔力ではなく魔洸で動くその玩具は猫の国からの輸入品。
マシロ曰く「兎国よりずっとエッチな国」らしいが、さてはて……。

「んっ! あはぁ!」

動けない少女に変わって、その秘所に極太のバイブを沈めてあげる。
スイッチを入れると、マシロは可愛らしい嬌声をあげた。
中で激しく動いているのか、あひあひ声が止まらない。

「ごしゅじん……抱きしめてほしいな……」

2個目のおねだりにも、少年は素直に頷いた。
マシロには拘束具が付いたままだが、そんな幼い身体を優しく抱きしめていく。

「はぁあ、はぁあ、はぁあ……。こうしていると……っ、ご主人に犯されてるみたい……」

目を瞑って、ユーヤの温かさと優しさを感じながら、玩具に与えられる快楽に夢中になっていく。

「はああんっ! ご主人、いくっ! おま○こイくよっ! イクイクっ! いくうっ!」

ユーヤはバイブを手に、優しくズコズコと抜き差ししていく。
引きつったような声をあげながらも、恍惚とした笑みを浮かべながらマシロは幾度めかの絶頂に達した。
暴れる少女の身体をがちゃがちゃと音を立てる鎖が押さえつけている。その身体を更に少年が抱きしめている。
派手に潮を吹きながら、存分に玩具の感覚を味わい、そして淫らに狂っていった。


数刻の後、マシロの部屋からユーヤが出てくる。
ドアの隙間から一度中を窺い、そしてドアを静かに閉める。
そんなユーヤに、リビングで仕事をしていたクローディアが話しかけた。

「ユーヤさん。お嬢さまはお休みですか?」
「はい。イき疲れたようで眠ってしまって……」
「何回くらいですか?」
「う~ん。5回くらい?」
「あら、意外と少なかったのですね。よほど深く感じたのでしょうか……」
「あはは……」

何となくツッコミを入れたくなったユーヤだが、ここは乾いた笑い声だけで我慢する。
簡単に5回とは言ったが、少女の身体が痙攣し声が震え、秘所から愛液を噴き出しながら悶える姿は
たぶん何も知らない子供が見たら泣き出してしまうかもしれない。それが5回もだ。

「それで、お嬢さまはいま、どんなご様子で?」
「あ、えっと、手足の枷はそのままに、バイブを弱で動かしていて、
 それを抜けないようにバンドで固定してあります」
「抜かりはありませんね。上出来です」

うんうん頷くクローディア。ユーヤは再び乾いた笑い声。
ツッコミを入れたら負けだ。ここは異世界、ヒトの常識が通用しない世界なのだから……。
(注:ウサギの国だけが非常識という説もある)

「それではユーヤさん、今度は私を愛してくださいますか?」
「……はい?」
「いえ、ユーヤさんはこの家に着てから、お嬢さまばかり相手にしてきたでしょう?
 ですから、そろそろ私が愛されてしまう番かと思いまして……」
「……遠慮しておきます」

正直なところ、マシロの後半は玩具が担当していて、ユーヤ自身は既に臨戦態勢が整っていた。
だが、マシロ戦“夕方の部”“夜の部”“深夜の部”の3連戦が後に控えているのだ。
ここで余計な体力を使ってしまっては……文字通り死んでしまう可能性すらある。
誘いを断られてしまってクローディアは残念そうに微笑んだ。

「私も女ですから、その言葉は傷つきますよ。……後で、お相手してくださいね」
「えっ? あ……ごめんなさい」

ユーヤは思わず謝るが、これでクローディア戦が確約されてしまったことにユーヤが気づくのは
少し後のことである。


「ところで……あのことはもうお嬢さまには伝えたのですか?」
「あのこと?」
「はい。ユーヤさんがこの国に来られた理由を、奴隷商人のかたから伺いまして」

仕事もだいたい一段落したのだろうか。
クローディアは書類を揃え、バッグに片付けながらユーヤに問いかけた。
ユーヤは僅かな時間だけ、心当たりを考えて……。

「……ウサギの魔女ならば、僕が元の世界に帰る方法を知っているかも、という話ですか」
「はい。お嬢さまは魔女ですから、もう相談してあるのかと思いまして……。
 私としては、金銭的にも心象的にも、ユーヤさんには居なくなってほしくはありませんけどね」

金銭的……ユーヤはマシロに買われた性奴隷だ。その奴隷が勝手に居なくなるというのは問題だという話だろう。
心象的とは……親しい間柄との別れは辛い、ということだろうか。こちらなら悪い気はしないとユーヤは思った。

「うーん……。帰りたい気持ちが無くなったわけじゃないですけど……今はまだ相談していません。
 えっと、なんか僕、妙に懐かれちゃいましたし……」
「ふふ。確かによく懐かれてますね」

ユーヤが恥ずかしそうに笑う。クローディアも笑みを浮かべた。
少年が元の世界へと戻るのは……そもそも、元の世界に戻れるのかの話は、今はまだ時期尚早なのだろう。
どれだけ精液を搾り取られても、自身に懐いてくる少女を振りほどいてまで去っていく心は、
ユーヤは持ち合わせていないのだった。


時は流れ、夕刻。

「お嬢さま。注文した品物が届きましたよ」
「ふえ?」

来客に対応していたクローディアが、小包を持ってリビングに現れた。
どうやら通信販売か何かの運送やさんがやってきていたらしい。
マシロは雑誌を読む手を止めて、クローディアの側へと駆け寄っていった。

「あ、これかぁ。けっこう来るの早かったね」
「はい。さっそく着けますか?」
「うん!」

嬉しそうな笑みを浮かべて包装を剥がしていくマシロ。
中から現れたのは銀色に輝く首輪。表面には「性奴隷 マシロ」の文字が大陸共通語で刻まれていた。

「あれ? お嬢さま、どうしたんですか?」

お手洗いから戻ってきたユーヤが、小包を囲む二人に気付いて声をかけた。

「あ、ご主人、いいところに!」
「お嬢さまが注文していた、ヒト奴隷用の首輪が届いたんです」
「というと、僕の首輪ですか」
「いいえ。お嬢さまの首輪ですよ」
「私が着けるんだよ」

一応、書面上はマシロがユーヤの性奴隷となっているはずだ。
そのマシロがヒト奴隷用の首輪を着けることは、理にかなっているのだろうか。

「これで、名実ともにお嬢さまが性奴隷になりますね」
「うんっ!」

微笑みながらマシロの頭を撫でるクローディア。マシロも嬉しそうに目を細めて笑顔を浮かべた。
一方、ユーヤは若干の眩暈がしたようだ。一瞬だけよろけていた。

「さっそく着けましょうね」

首輪は金属製で、手錠のように開く構造になっていた。
クローディアはマシロの首に手を這わせ、首輪を着けていく。
首を絞めてしまわないように指が入る程度の余裕を持たせて、マシロの首に金属の輪が取り付けられた。
続いて、クローディアは首輪の入っていた小箱から名刺大の紙切れを取り出した。

「行きますよ。光りますから、目を瞑っていてくださいな」
「……ん」

マシロが目を閉じる。ユーヤも一緒に目を瞑った。
名刺大の紙切れが首輪に押し当てられる。『バチッ!』と大きな音がして、閃光が輝いた。
ユーヤが目を開けると、首輪の合わせ目があった箇所は綺麗に繋がっていて、切れ目の無い綺麗なリングとなっていた。
奴隷少女の首に嵌められた、取ることの出来ない金属の首輪。

「……いまの、魔法ですか?」
「うん。魔方陣を紙に刻んだものだよ。今の魔法で、首輪に刻んである『絶対に取れませんように』って魔法を有効にしたの」
「絶対に……って、それじゃこの首輪を取りたくなったらどうするんですか?」

ユーヤの疑問に、マシロは首をかしげた。

「首輪は取らないよ? だって奴隷だもん。取れちゃったらいろいろ困っちゃうよ……」
「まあ、ユーヤさん。一種の“ごっこ遊び”だと思ってください。かなり本格的ですが。
 それにお嬢さまは魔女ですから、いざとなったら掛けられた魔法を消してでも外せるでしょう?」
「……うっ!」

何かに詰まったような呻き声が飛び出た。マシロの口から。
ユーヤとクローディア、二人の視線がマシロへと集中する。

「……外せないのですか? てっきり外せるものとばかり思っていましたが……」
「あは……あはは……。ちょっと奮発しすぎて高い首輪を買っちゃったんだよね。魔法がけっこう強めのを」
「まさか一生このままということは……」
「う~ん、外れないことはないよ。一週間くらい徹夜すれば外せるかな。今は外す気は無いけどね」

なんとなく恥ずかしいのか、顔を赤くしてはにかむマシロお嬢さま。
クローディアは、時間がかかるものの首輪は外せると分かり、ほっと安堵の息を漏らしていた。
困惑した表情を浮かべているのは、ユーヤただ一人で……。

「お嬢さま、あの……その首輪を着けたままというのは、さすがにまずいのでは……?」
「うん? えへへ、だいじょうぶだいじょうぶ。そもそも私はご主人の性奴隷なんだから、何も変なことはないよ」

能天気に笑うマシロ。その姿を心配そうに見つめるユーヤに、クローディアはこっそり耳打ちする。

「ユーヤさん。万一何か困ったことになっても、私も、お嬢さま自身も、対処する方法は持ち合わせていますから」
「でも……」
「本人は本気のようですが、所詮ごっこ遊びでしょうし……お嬢さまの気が済むまで付き合ってあげてください」

どうにも心配な気持ちは抜けきらないが、クローディアが大丈夫と言っているのだから……
ユーヤにはクローディアを信用しない理由は持ち合わせていなかった。
彼女は、満足そうな笑みを浮かべ首輪をカチャカチャ弄る少女を眺めて、母親のように微笑んでいた。

「ご主人っ。これで私は、みんなからエッチな性奴隷だって言われちゃうね」
「うーん……あの、やっぱり、ちょっとやりすぎかと思うんですが……」
「ううん、いいの。好きでやってることだから。それよりご主人も、ちゃんと私を性奴隷として扱ってよ?」

首輪弄りを止めたマシロが、絨毯の上にぺたんと腰を下ろす。
スカートを手で捲り上げるとそこには下着は無く、愛液に濡れぼそる秘所が丸見えになってしまう。
はしたなく脚を広げると、羞恥を含んだ熱く震える声で誘いかける。

「ご主人……来て……。私のココ、ご主人が欲しい欲しいって疼いているの……」

男、つまりユーヤを求めてヒクヒクしているマシロの秘所を目の前に、悲しいかなユーヤの本能は正直だった。
少女の主人であるはずのユーヤには何故か選択権が無い、奇妙な状況。
対マシロ戦“夕方の部”のゴングが、今まさに打ち鳴らされた瞬間だった。


 嘘つきウサギが召使いの物語
                §2.ウサギの飼い方
 ~fin~

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