猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

イノシシの国05b

最終更新:

jointcontrol

- view
だれでも歓迎! 編集

イノシシの国 ヒト編パート5

 

 


「儂は出かける」
 そう、ご主人様が言い放ったのは、秋も深まる頃だった。
 茸や秋の味覚が山には溢れ、斎の回数もそれに合わせて減っていた。
 一番最後の斎は、確か栗ごはんの握り飯だったか。ご主人様と奪い合いしたのを覚えている。
 茸汁とか、焼き茸とか食べたいんだが、山では火が使えない。
 俺は、日に日に増して行く朝晩の寒さに、凍えるようにして藁布の間にくるまっていた。
 それを見かねたのか、ある日、唐突にご主人様は言ったのだ。
「……俺は?」
「里長の館に行け。一週間ぐらいなら預かってくれる。それ以上は『冬』が来るだろう。儂もその頃には戻る」
 かなりの遠出をするようだ。
 大体、ご主人様は健脚で、周囲六山くらいなら一日で戻ってくる。
 もっとも、それ以上離れたところに行ったことは、俺が来てからは無い。
 だからこそ、俺はご主人様がいなくなることに若干の不安を覚えた。
 何よりも、この寒い夜を、すきま風の入り込む社で過ごすのに、ご主人様の高い体温と、汗ばむ膚はかかせない。
 むっちりとした乳房にしゃぶりついて、少し硬い毛の生えた背中から腰に手を這わせながら、眠るのはまた格別だ。
 つんと口の中で勃ってきた乳首に顔を上げると、黒目が物欲しげにこちらを見下ろしている時なんかたまらない。
 闇の中でも光る眼って言うのは、誘ってくる時に便利だ。暗闇でくっついて撫でくり回しながら覆い被さるのも、燃えてくる。
 薄寒く感じる夜明けにぴったりくっついて、尻尾や耳を弄くり倒しながら目覚めるのもいい。寝起きは大概蹴飛ばされるが。
「手ぶらで行くのもなんだし、土産探し、付き合ってくださいませんか」
 俺は名残惜し気に、頼んでみた。
 無言でうずたかく積まれた茸や木の実で満杯のザルを突き出される。
 ……相変わらず、言い出した時は、もう決定事項なんだよな。
 俺は、ザルの中身を背負子に移し替え、出かけるご主人様を見送って、山を下りた。
 頭上には高く青い空が広がっている。
 街道に降りると、涼しい風が通り抜けて行く。
 俺の背より高い枯れ草が風に揺れて、靡いた。
 程なく、ミクルの茶屋が見えてくる。
 あー、どう声かけるかな。
 悩む俺の脇を、軽やかな足音が走り抜けた。
 角の生えた男だ。どこかで見たことある角なんだが、それ以外は普通に人間の姿をしていたことに俺は驚いて、咄嗟に思い出せなかった。
 そのまま、男は茶屋の前で速度を落とすと、声をかけて中へ入って行く。
 俺は足を止めて、木陰から様子をうかがった。
 少し間があって、男とともに奥から赤毛の少女が出てきた。
 ミクルだ。相も変わらずぽっちゃりして餅肌だな。
 若干顎のラインが脹らんだ気もしないでもない。食欲の秋だもんなあ。
 ああ、でも胸も増量って言うのはいいな。腹が増量してなきゃ。どっちもつまめそうだ。
 角の生えた男はミクルに何かを手渡すと、ミクルから判子を押してもらい、満足げに一瞬笑んだ。
 すぐにがま口トートの口を締め、一礼すると、里の方角へ立ち去って行く。
 俺には最初から最後まで眼もくれなかった。
 ミクルは受け取った物の裏を見て、溜息をついた。
 手紙だろうか。
 ミクルはそのまま首を振って何気なく周囲を見回し、踵を返そうとする。
 その時、俺とばっちり目が合った。
「よお」
 ぎこちなく右手を軽く上げ、そんな声をかけたのは、数ヶ月ぶりだった。
 あ、さっきのって鹿か。
 そんなことが頭をかすめる。
 ミクルは無言で俺を睨んでいた。

 流れるちぎれ雲。
 枯れ草のさざめく音と、鳥の鳴き声。
 茶屋の軒先の竹縁台に腰掛けて、景色を眺めているのにもさすがに飽きてきた。
 出してくれたお茶も、もうすっかり無い。
 どことなく息苦しい沈黙に、頬をかきながら、少し離れた違う竹縁台に座るミクルを見やる。
 お盆を胸に抱えて、割烹着をつけたミクルは、そっぽを向いて無言で山を眺めていた。
 背負子の中身を受け取って、お茶をいれてくれた、まではいいけどさ。
「……あのさ、俺、これから里長の世話になりに行くんだけど」
 ミクルが無言でこちらを見た。ああ、つり目だな。ぽっちゃり顔のくせに。
「これから『冬』ってこと分かってるんでしょうね」
 『冬』か。
 いまいち『冬』っていうのが理解出来ない。
 というか、皆分かりきってることなのか、俺にはきちんと説明されたことが無い。
「だから、その『冬』までいろっていうんだから、仕方ないだろ。山の上は寒いし」
 わざとらしく首をすくめてみせると、ミクルの眉が吊り上がった。
「ここら辺は雪なんか滅多に降らないんだから、綿入れでも被って我慢しなさいよ」
「そんなものあるか!」
 思わず、立ち上がりかけて、声が大きくなる。
 一瞬間が空く。
 ミクルの視線がふいとずれて、また山を眺める姿勢に戻った。
 俺は中途半端に立っていたが、次第に間が持たなくなって、竹縁台の端へ仕方なく座る。
 なんか、気まずい。
「綿入れを里長にねだりに行くの?」
 ミクルがそっぽを向いたまま、呟くように尋ねた。
「知らねえよ」
 俺も顔を背けたまま答える。
「……そういえば、蜂蜜酒、力になれなくて悪かったな」
 ついでに、ぼそりと呟いた。
「あれから、一匙、頂いたわ」
 俺は驚いて、ミクルに向き直る。
「いつ」
「あの子が亡くなって、すぐよ」
 ミクルの赤い髪が揺れた。
「そっか」
 俺は、風に揺れる樹々を眺めた。
 なんか、涼しいって言うより寒いな。
「そろそろ、行くわ」
「待って」
 ミクルは盆を竹縁台に置くと、奥へ入って行った。
「これ」
 背負子ではなく、包みを差し出す。
「なんだ? これ」
「手みやげが必要なんでしょう? 山の幸はたっぷり頂いたから持ってきなさいよ。栗入り蒸しまんじゅう。あそこの双子の大好物よ」
 俺は有り難く受け取って、茶屋を後にした。

 久しぶりの里は、大方収穫も終わり、あちらこちらで穀物の束が、天日干しにされていた。
 軒先には干した野菜や果物が吊り下がり、冬支度を整え始めている。
 そんな風景を遠目に見て、俺はひときわ大きな屋敷にたどり着いた。
 子供の声は聞こえない。皆、うちにいるのだろう。
 俺の肩辺りまである高い生け垣は、常緑なのか、変わらない。
 ここに来ると、胸が痛む。
 子供達が、俺を迎えそうで。
 本当なら、一番来たくなかった。
 表玄関に足を踏み入れると、声をかける。
「ごめんください」
 ばたばたと足音がして、あの双子が現れた。
 今日は、それぞれ頭のてっぺんで髪をくくっている。左右違いにして、それで見分けがつくって訳か。ボンボンまで付けて、まあ。
 相変わらず、生意気そうだ。
「これ、土産。ミクルの栗蒸しまんじゅう」
 うわっ、ひったくっていったよ。
 ああ、喧嘩するなよ。
 そんなに旨いのかな。
「かかさま、ゴボウが来た」
「かかさま、栗蒸しまんじゅう!」
 本当、行動は子供そのものだな。
 でも、この前見たときと何か違っているような。
 なんだか、全てが間違い探しだ。
 上がりかまちに腰を下ろしてしばらく待つと、生け垣の向こうを大きな風呂敷包みを抱えた人影が通り過ぎて行くのが見えた。
 風呂敷包みが大きすぎて、何だか分からないが、足が蹄だったような気がする。
 俺は眉をしかめた。
 あれも、男なのかな。
 久々に男を一杯見ているような気がする。
「よう、久しいな。息災にしておったか?」
 後ろからかけられた声に、俺はあわてて立ち上がって、深々と礼をした。
「ご無沙汰してます。その節はご迷惑をおかけしました」
「よい、あれも自然のうちじゃ」
 里長は相変わらず着流し姿で俺を見下ろし、鷹揚に笑った。
 俺の胸が、またちくりと痛んだ。
 愛想笑いを浮かべて、ここに来た理由を説明する。
「一週間? また長いな」
 里長は腕組みをして、考え込むように首を傾げた。
「まあよい。この前とは違う用を申し付けよう」
 上がれ、と顎で指図する里長に、俺は従った。
 ご主人様の簡素な住まいと違い、屋敷はどこも、ぴかぴかに磨き上げられた黒い床板が続く。大広間には立派な大黒柱。天井の梁も太い。
 里長は、一段高くなった一畳くらいの畳の上に胡座をかいて座った。後ろには床の間がある。
 左右に双子がちょこんと控える。2人とも正座だ。大人しい。
 あ、そうだ、二人とも髪のメッシュが無くなってる。うりぼうじゃなくなったってことか?
 俺はそのまま、板間に座る。
 少し離れた次の間に、囲炉裏が見える。その周りには藁を編んだ円座がいくつか置かれていた。あっちが食事どころかな。
「先程まで小間物屋が来ておってな。『冬』の仕込みに追われておった」
 『冬』か。本当、『冬』って何なんだ?
「今年は案外『女』になる者が多くてな。うちの娘達も例外ではない」
 女、ですか。
 ……それって、あれか。その……こいつらがか。
 改めて双子に目をやると、睨み返してきた。大人しいのは、母親の前だけかよ。
 なんか、生意気そうでやりにくいんだよな。ミクルとは違った意味で。
「それでだ。一応全員分買い込んでおっての」
 里長が後ろ手に床近くの収納の引き戸を開けた。
 中から、大量の本が溢れ出してくる。
 黄色い表紙のそれにはなんだか、あられもない浮世絵が描かれていて……って、これ春画!

 思わず目を見開く俺。
「まあ、実践に越したことは無いのだがの。知識は付けておいた方がよかろうて」
 里長の淡々とした声の中、双子達は興味津々といったようすで、本を広げまくって見ている。
 見ている俺の方が恥ずかしい。
「それでだな。ゴボウよ。まあ、実践に付き合え」
「へ?」
 本を代わる代わる読みふけっていた双子達の視線が俺に突き刺さる。
 俺は、座ったまま、後ずさった。
 身の危険をひしひしと感じる。
 双子達が、にやりと笑って、這ったまま寄ってきた。
「いや、何を言い出すんですか、犯罪ですよ、里長様」
「ヒト風情が何を言う。イノシシの男共と違って安全ではないか」
 きょ、距離が縮まっているんですけど。
「いやいや、こんな小さな子とやるのは、それは、その」
 板間を後ろ手で後ずさる。
 畳の上の里長との距離がどんどん開いて行くのに、双子との距離がどんどん縮まっているんですけど。
「娘達は、今年で22ぞ。わたしが小さく生んでしまった故、少々発育が悪いがな」
 ……嘘だ。13ぐらいにしか、見えねえ。
「ミクルより随分年下じゃないすかっ」
 里長は悠長に顎に手をやる。
「はて、あの娘は幾つじゃったかの。30は越えていたとは思うがの」
 え。
 俺がぽかーんとした顔をした瞬間。
「ゴボウ~!」
「つかま~えた!」
 双子に、両足を捕獲される。
「いや、待て、こら、引きずるな!」
 俺は両足を掴まれて、隣の部屋まで引きずられて行った。
 悪魔だ。
 この双子は悪魔だ。
「逃げちゃ駄目だぞ」
「実験するんだからな」
 やっぱり中身もガキじゃないか。
 漆喰の壁まで引っ張られていって、回転させられる。
「起きろ」
「寄っかかれ」
 足を押さえたまま言う言葉ですか、それが。
 しかし、この双子、力が強い。
 俺が足を動かそうとしても、まったくびくともしやがらねえ。
「うちの娘達は、石女のわたしから生まれたせいか、人より成長が遅くての。ようやっと今年で成人よ。いや、めでたい、めでたい」
 脳天気な声が、俺が引きずられてきた方向の入口から響く。
 里長は全然助ける気が無いらしい。
「かかさま、これどう脱がすの?」
「かかさま、やっちゃっていい?」
 今日はズボンにベルトをしてきたからな。こいつらには手強いだろう。
 ははん、脱がせるものなら脱がしてみやがれ。
 と、言う暇もなく、シャツをめくられ、腹が出る。
 カチャカチャとベルトが鳴らされる。
 俺は、漆喰の壁にぴたりと背中を押し付けて、両足を大股開きにさせられた。
 空いた両手で双子を引き剥がそうとするが、うまくいかない。
 つうか、本当に力強過ぎ。
「邪魔するな。カヤノ、押さえてて」
 先程から俺の左足の上にまたがって、俺の股間に居座っている双子が、右足にまたがって抑え込んでいる双子に言う。並んでそれぞれ外側に頭の上のボンボンが向いている。
「ゴボウ、往生際悪い。トモリが先?」
 右の双子、カヤノが動いて、俺の手の動きを止めようと手を伸ばす。
「うわっ」
 そのまま左足の方、トモリがさっと腰を浮かせて俺を引き倒しやがった。

「成功、成功」
 カヤノと呼ばれていた方が満足げに俺の顔に背を向けて、胸の上にのしかかる。
 短い着物の裾から太腿の付け根が見えた。……太腿は案外むっちり。いや、そうじゃなくて。
 双子は上下から俺の股間をまさぐっていた。
「外せた、かかさま」
 俺からは見えないトモリの方が、嬉し気な声を挙げると同時に、俺の股間が涼しくなる。
 いや、両の太腿と、胸の上にまたがっている双子の温もりが、なんていうか。押し付けられている股間の感触が薄い布越しに分かるっていうか。
 そこまで、感覚が鋭敏になってどうする。
「おまえら、いい加減にしろよ」
 ……その時。
 ぷにぷにした指の感触が、トランクスの中から一物を引きずり出した。
 ころころと掌で転がされる感触。
 反応するな、俺。
 反応したら負けだ。
「ねえ、かかさま。思ったより柔らかいよ」
「黄表紙より小さいよ」
 双子の声に、冷静な里長の声が重なる。
「ふむ……。まあ、イノシシの男の一物は大きいからのう。しかし、作りは似たようなものだ。いじくってみればよいのではないか?」
 里長に見られている!
 ……そっちの方に反応しました。
「あっ、かたくなった」
「ねえねえ、おっきくなったよ」
 無邪気な双子の声が響く。
「ふむ……ヌシ相手にもこのような、ふむ」
 板間に里長のごくりと唾を飲み込む音が響く。
 ああ、俺から里長の顔が見れないのが、惜しい。
 ていうか、寸胴体型で俺の腹に乗っかって、二人して弄くるな。
 痛いっての。
「……娘達よ、濡らしてやらねば、切れてしまうぞ」
「そうなの?」
「そうだって」
「じゃあ舐めちゃおうか」
「舐めちゃえ」
 上下から、ぬるりとした温かい感触が先端に触れる。
 かがんだカヤノの尻が目前に来る。
「くれぐれも牙に気をつけるのだぞ」
 二つの舌が、ぎこちない動きで俺の一物を舐めている。
 唾液が滴って濡れて行く。
 俺の顔に今にも腹這いに近い姿勢になったカヤノの尻が食い込みそうだ。
 着物がめくれ上がって、下着が丸見えだ。やはり下着は褌らしいが、どっちかっていうとサイドを紐で結ぶパンツに近い。
 ……今、夢中になって、俺の両手を解放してるな。
 それなら……。
「ひゃっ」
 目前の尻が急に持ち上がった。舌がひとつ離れる。
 ほれほれ。
 揉んでやる。
 まだ固い筋肉の発達した尻は、くびれもなく、ご主人様のみっちりした肉置きとは比べ物にならない。その固い尻を揉みほぐすように左右から揉む。股間には絶対に触れない。
「あ、カヤノに何をする!」
 もう一方の舌も離れた。
 俺の上でぷるぷると悶えているカヤノの向こうに怒ったトモリの顔が見える。
「おまえら、俺にこういうことしてるんだろうが」
「かかさま!」
 ……やべえ。
 見上げると、里長がこちらを立ったまま覗き込んでいるのが見えた。
「まあ、イノシシの男よりは紳士的ではないか。ほれ、おまえたちも反撃してみるといい」
 そういって、どっかりとあぐらを組んで座ってしまう。

 ……性教育かよ。
「むう」
 向こう側のトモリがまた顔を埋めた。
 う。口に含んできやがった。ぎこちなく吸われると、柔らかい口の中が気持ちいい。
「あっ、トモリ、なんか変な気分になるよ」
 俺が激しく尻を揉みしだいているカヤノがうわずった声をあげる。必死に腹にしがみついているように、小さな手が俺の足の付け根辺りを這い回る。
 やばい。反応しそう。
 ……俺には、ヌシっていう、すごいイイ反応示す……。
 駄目だ、彼女のことを考えると、逆にたまらない気分になってくる。
 俺を置き去りにして、こんな双子の餌食にさせるような里長のところへ預けて。
 帰ってきたら、むしゃぶりついて……。
「んっ、やっ、トモリ、助けてっ」
 気付くと目の前の小振りな尻がぷるぷると震えていた。
 ぷっくりと脹らんだ丘の割れ目辺りが湿り気を帯びて、布地を濡らしている。
 布地をずらして、指で直接撫でると、少しぬるぬるしてきた小さな割れ目が、ひくついた。
 背をのけぞらせて、カヤノは小さな喘ぎを上げる。
 どれどれ、本当に大人にしてあげようかね。
 指先で入口を探り当てるようになで回すと、きゅっと、俺の一物を含む口が大きく吸い上げて、そのまま、ちゅぽっと勢い良く唇から外れ、柔らかな頬をかすった。
「カヤノをいじめるなっ」
 頬の感触、いいかも。
「俺の上からどけば、考えてもいいけど?」
 あくまでも入口には指を入れずに、ぱっくりと開いてくるまで、その周りを優しく指の腹で撫でまわし続けると、俺の上のカヤノは、ただ、俺の腹にしがみ続けるだけになった。
「俺の上から降りて、2人してそこに座れよ」
 最後に小さな芽をたっぷり濡れた指で擦り上げて、そう囁く。
 こてんと、カヤノの体が横に転がる。
「カヤノ?」
 心配そうにトモリがカヤノを抱きかかえる。
 俺は上半身を起こして、2人を見下ろした。
「ほら、2人してそこだとやりにくいだろ? 足の上からどけよ」
 トモリは飲まれたのか、言うままに、俺の太腿から退く。
 俺は膝立ちになって、固い一物を2人の眼前でしごいてみせた。
「さあ、2人ともほっぺたをくっつけて、そこに座りな」
 力の抜けたカヤノと寄り添うように、トモリが頬を寄せて、こちらを見上げた。
 その唇は、俺の一物を含んでいたせいか、唾液で濡れている。
 だが、俺は、十分濡らされた一物を、2人の頬の間にねじ込んだ。
 2人は驚いたように硬直したが、手を繋いで、真横の俺の一物に舌を這わせようと、唇を開いて、舌を突き出した。
 その扇情的な光景に俺は2人の頭を抑えて、数度抽送を繰り返すと、頬と頬の間で達した。
 勢い良く、白濁が双子の頬を汚す。
 そのまま俺が尻餅をつくと、服にも、耳にも、白濁が飛び散った。
 顔を汚された双子達は、ぺたりと座り込み、白濁がこびりついた頬をくっつけあったまま、首筋にとろりと流れ落ちていく白濁に汚されるまま、惚けていた。

(ヒト編 伍 了)

 

 

 

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー