猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

イノシシの国00

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だれでも歓迎! 編集

イノシシの国 イノシシっ子小ネタ

 
 
 畑荒しが出るというので、徹夜で見張っていた朝。
 
 カランカラン
 
 む、鳴子がなった。
 
 林から飛び出す黒い影。
 
「待てっ、ってご主人様?!」
「なんだ、こんなところにいたのか」
 
 土を掘り、おもむろに野菜を口にくわえながら喋るご主人様。
 
「見張りに行くっていったじゃないですか。ていうか、いくらご主人様でも、畑荒しはさせませんよ。食卓にあがってから召し上がって下さい」
「腹が減った」
 ああ、収穫前の小さいのまで掘り出して…。
「だめですってば」
 止めようとする俺を逆に押し倒すご主人様。
「腹が減った」
 って、なんで俺のズボン下げてんすか。
「朝立ちがもったいない」
 いや、さっきまでニンジン食ってた口で俺をくわえないで…。
 
 抵抗虚しく土の上で野菜と一緒にいただかれる俺。
 満足げに肌をつやつやさせるご主人様。
 
 家に帰って、朝ご飯はこれから。
 
 
 
 
 

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