MKT-000

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&font(b,red,350%){警告} *ここから先はWUMAC最終機密情報です *このファイルへのアクセスはランクAzathoth以上である必要があります *ランクAzathoth以上でない状態で下部へとスクロールを行えば████████████が発生します *適切なランクではない場合は下の戻るをクリックしてください #back() ---- *ロードが完了するまで待機してください &logined_mes(){セキュリティコード認証} &logined_mes(){メンバー確認} &logined_mes(){ランクAzathoth以上確認} ---- &logined_mes(){ようこそ最上級責任者} ----  鼻で笑うように、〝それ〟はもはや空白で満ちていた。  そう、元には戻れない。戻りようがない、無茶苦茶に壊れたそれらは、集めて繋げた所で目も当てられない物に成り下がる事だろう。〝それ〟はどうしてもそうはなって欲しくなかった。その為に以上を蒐めた。記録した。残した。どれもこれも、観られるために、存在を証明するために――憶えていてもらうために。  ――結論から言えば、意味はなくなった。全ては灰燼に還った。  一度繋がった人達は、また千切れ捻じれ漂白し乖離した。  記憶は、悪い方に転がったのだ。  責任は〝それ〟に在るだろう。『蛇』は、アダムとエヴァに智慧を与えたが、『蛇のような愚か者』――すなわち〝それ〟には何もない。概念を形作り、それを正しいと盲信し、周囲に押し付け、そして自分勝手に去っていった〝それ〟には、知恵と呼ばれる何かは無いと断言できよう――挙げ句の果てに、自分勝手に戻って来ては、概念を形作るような愚か者には。  こんなはずではなかった――と、更に〝それ〟は嘆く。  蛇に脚が生えた場所――此処は既にソレだ。〝それ〟はそう思う。私はそう思う。僕はそう思う。俺はそう思う。  きっとみんな、そうおもう。 ---- **名称:絶対的概念――鼻で笑うべき、おざなりなかみさま **MKT番号:MKT-000――いないんだ、そんなもの、もう呪縛はないんだ **WUMAR: ***概要 どうして僕らはそれをそうと認識した? 僕には分からない、きっとはじめからそうだった。みんなわかっちゃいない。そんなものを認識したところで、常識は常識だ、外れる訳がない。 ***MKT-000 初めから、認定なんかされていない。 馬鹿馬鹿しい妄想を、書きなぐって書きなぐって、末にできた出来損ないを、また馬鹿馬鹿しい妄想で塗り固めて――僕は、そうここに書いたんだ。 ***終わったんだ。 ***認識はされた――嫌なくらい、もう十分だ。 ***僕を忘れてくれ ***僕を知ることなんかなくていい ***僕は無い。存在しない、それでいいんだ、初めからそうだった。 ***いない物を見るな、知るな ***もういない、いたくない。僕は、僕らは必要ない。  くだらなく、ノートの右下に書きなぐられた思い達。  きっと日の目は見ないはずで、脳内で完結するはずだったすべての概念。  知るべきじゃなくて。自分が何なのかも不明瞭なそれらが――きっと――000、何もない数だった。  だからもう、必要ない。日の目は見なくていい。脳内の片隅に押し込めていい。  概念なんか、そこらにもっといいものが転がっている。  僕らの明日は、こんな物を欲しない。
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