まず、ロボトレース競技のルールを熟読しましょう。
ここで大きくポイントになると思われるルールを解説していきます。
1-3 ロボトレーサの大きさは全長25cm、全幅25cm、全高20cm以内でなければならない

サイズ制限です。
これ以上のサイズで作ると出場することが出来ません。


{2-5 スタートライン及びゴールラインは周回コース直線部分に存在し、ゴールラインはスタートラインの後方1mとする。コースの進行方向右側のスタートライン及びゴールライン上にはスタートマーカー及びゴールマーカーが貼付されている。スタートライン及びゴールライン上にはスタートゲート及びゴールゲートが置かれている。各ゲートの内のりは幅40cm、高さ25cmとする。ゲート間をスタート・ゴールエリアと呼ぶ。(図4.5.6.参照)
2-6 スタートライン、ゴールラインおよび交差点の前後25cmは、コースは直線とする。 }

スタートの区間は必ず直線であり、スタート、ゴールマーカーとゲートがあると言うことです。
この意味は後で触れます。


-2-7 コースの曲率が変化する地点には、進行方向左側の定められた位置(図7参照)にコーナーマーカーが貼付されている。

カーブに差し掛かる前にしるしがあると言うことです。
コレを活用することで、コーナー前での減速や、コースの記憶に役立ちます。


3-4 ロボトレーサは、3分間の持ち時間を有し、この間3回までの走行をすることができる。

つまり、1回目は無難に、2回目は普通に、3回目はリスキーに走ることが出来ます。
勿論、3回ともリスクの高い走りでも、無難な走りでも、大丈夫です。

3-6 ロボトレーサは周回走行後、スタート・ゴールエリア内に自動停止し、かつ2秒以上停止しなければならない。

恐らく最大のポイントでしょう。
停止しなければ記録になりません。
競技規定にある図を見れば判りますがスタート、ゴール地点には右手にコースと直角になるようなマーカーがあります。
これを検出したらストップする方法が正当な方法です。
あと、少し変わった方法があり、2-5にあるようにスタート、ゴールにはゲートがあります。
このゲートを読み取ると言うのも手です。(実際こちらのタイプのが多いかもしれません)


3-9 走行中のロボトレーサ本体がライン上から完全に離れた場合コースアウトとみなす。

つまり、正確にトレースしなければ失格です。


3-10 競技場の照明、温度、湿度は通常の室内環境とする。照明の調整に関する申し出は受け付けられない。

これは、環境が違うと言うことです。
照明がきついと、光で線を読み取っているライントレーサは誤作動する可能性がある事は判ると思います。
また、照明にも、ハロゲンランプや蛍光灯など色々な種類があり照度は勿論
スペクトル(色の分布)も違うので対策が必要になります。
対策の方法としてはハイパスフィルタを使うか、遮光してしまうかのどちらかがいいと思います。
詳しくは別ページで触れます。

最後に、車高は少し余裕を持たせたほうが賢いと思われます。最低3mm位はあったほうが良いかと…
最終更新:2008年08月03日 23:11