Javaでプログラミングを行うためにはJava開発環境(JDK)をインストールする必要があります。
JDKをインストールするとJava実行環境(JRE)も同時にインストールされます.
エディション
Java PlatformのエディションはJava SE, Java EE, JavaMEの3つがありました.今回は一般のクライアントPC向けとしてJava SE(Standard Edition)をインストールします。
JDKのバージョンについて
現在(2008年4月),出回っているのは主に1.4, 1.5, 1.6の3つのバージョンです.最新のバージョンは1.6です.JDKのバージョンが異なると,若干の仕様の違いが出てきます.例えば,バージョン1.4ではエラーもなくコンパイルできていたJavaのソースを,バージョン1.5の環境に持ってきてコンパイルするとエラーになったりすることがあります.
またJDKバージョン1.6でコンパイルしたバイトコード(classファイル)を,Java実行環境(JRE)バージョン1.4や1.5などの古いバージョンで実行しようとするとエラーとなります.逆に古いバージョンのJDK1.4, 1.5でコンパイルしたバイトコードは,新しいバージョンのJRE1.6で実行することができます.
つまり,JDKのバージョンとJREのバージョンには注意する必要があります.安全にJavaプログラムを動作させたい場合は,JREのバージョンを最新にし,JDKのバージョンは古いものを使っていれば良いと思います.
当wikiサイトではJDKのバージョンを1.5, JREのバージョンを1.6とします.
JDKのダウンロード
上記のリンク先へ飛んだときダウンロードできるものがたくさんあるため,どれをダウンロードしていいか迷ってしまった経験は誰しも最初はあったと思います.そこで簡単に整理しておきます.
これだけあればJava開発環境が整います.まさに求めているJ2SE 1.5のJDKです.
- JDK 5.0 Update 9 with Java EE
これはJ2EEです.サーバで使う機能も一緒にダウンロードできます.ここでは必要ありません.
- JDK 5.0 Update 15 with NetBeans IDE 6.0.1
これはJ2SE 1.5と一緒に統合開発環境NetBeansもダウンロードできます.NetBeansは無償で利用可能なIDEで,Eclipseと同じようなものです.Eclipseと違い,プラグインを必要としない完全日本語対応のツールです.NetBeansは使ったことがないので詳しいことはよくわかりません.
- Java Runtime Environment(JRE) 5.0 Update 15
これは実行環境だけです.Javaを実行できるようにはなりますが,開発することはできません.
Javaはオープンソースなのでソースが公開されています.
APIドキュメントです.
ということで,JDK 5.0 Update 15のダウンロードページにいきます.
まずはプラットフォームと言語を選択します.x64とかは64ビットマイクロプロセッサを指します.高性能なサーバ用のCPUのことなので,一般的なPCを使用している場合はx64がついてないプラットフォームを選択します.
言語はmulti-languageでいいと思います(選択できない).そしてライセンス契約書に同意のチェックを付けてContinueをクリックします.
するとインストーラのダウンロードページに遷移します.
オフラインインストール(インストーラをダウンロードする)とオンラインインストール(インストーラをダウンロードしない)を選択できます.オフラインインストールの場合はデスクトップにでもインストーラをダウンロードしましょう.
最終更新:2008年04月13日 12:32