差金・現物の余力について
全額売買とすると(→は買って売りの意味とする)
● A→B→A買えない×
● A→B→C→D→E→∞無限ループOK
● 持ち越し株A売り―A買い―×A売れない
余力内はOK
例: A5万→B10→A5万OK
例2: A10万買い20万で売れる―B20万買いOK
Q.差金してないのに注文エラーが出る・あるはずの余力がない・売れない
A.取り消しを忘れた注文がありませんか?(SBIでありがち)
A.成り買いすると、ストップ高の値段まで余力がいる。
A.マーケットメイクは成り行き注文できない
A.信用取引のエラー:50単位規制・アップティックルールにひっかかっている
配当落ち日に、その月の決算銘柄を売買すると
余力が戻るのは次の営業日となる
(権利日ではなく落ち日である事に注意)
Q.保有株を売却したのに購入余力が増えないんだけど?
A.売却した銘柄は決算の権利落ち日ではありませんか
権利落ち日の銘柄を売却した場合受け渡しが5営業日目になります。
ほかにも臨時の株主総会を実施予定だったり、分割等の権利日で
権利落ち日が発生します。
権利落ち日の銘柄を売った場合、余力が回復するのは権利落ち日の
夕方で明日の注文が出せる時間になります。
証券会社に問い合わせるか、会社のHPでIRを確認して下さい。
丸三証券で決算銘柄を「権利落ち日」・「その次の日」と連続で同じ銘柄の売買すると入金を促されているケースがあるようです
○同日に同一銘柄を回転売買させると資金が拘束されるが翌営業日には回復。
○即金規制(即日現金預託)中
即金規制というのは文字通り手元にお金がないと買うことが出来ない状態です。
例えば信用取引の担保になっていたり、株式として持っていたりすると、
それらを売って買おうとしてもお金が戻ってくるのは3営業日後なので買えません。
信用取引
信用取引は余力額分を1日1回消費したら終わりです
(SBIの例)
建て余力200万
- 持ち越し玉A売り返済―新しくA買い建て200万―A売り返済―もう余力なし
信用取引の現引・現渡を行った場合は、当該現引・現渡に係る余力の回復は通常翌々営業日
- 現物取引の場合はネット証券の場合は基本的にどこでも日計り(デイトレ)可能、
乗り換え売買(ループトレード、サーフィントレード)が可能ですが
信用取引の場合は各社によって余力計算の方法がだいぶ違います
個人の場合は50単位以内ならこのルールは関係ナシですが
各証券会社でシステム上、50以上でやってしまわないために
独自ルールで規制をしている場合があります。
短い時間で50以下を繰り返すと疑われて注意が来ます
◇あと余力と関係ない話ですが
- 0.25%以上でかつ「50単位を超えると」報告義務。
- 日計りでも提出の必要があり。
- 個人の住所は市区町村まで公開
が必要となりました
翌々営業日の午前10時までに証券会社を通じて取引所に報告する。(外れた時もする)
先物
先物・OPは差金決済可能なので
1日何回でも売買を繰り返せます。
ただし取引最終日に持ち越しした場合、清算のためにSQ算出日中は拘束されます。
清算後の余力の回復は夕場を取り扱い会社だと夕場前、それ以外は朝の場合もあります。
備考
余力の戻り
国内株式・カバードワラント 3営業日後(売った日含め4営業日)
国内株式(権利落ち日)4営業日後 (売った日含め5営業日)
信用の日ばかりの余力回復は次の日です。持ち越し玉の時は、反対売買当日戻る
(現物担保を動かしてない場合。一部の会社では可)
○証券会社によって多少違います
- ほとんどのネット証券では乗り換え売買(ループトレード・サーフィントレード)可能
- 店頭証券会社は不可能(例:野村)
- 余力の戻りは各証券会社値洗いの時間が違うと思われます
- カブドットは余力以上に買える場合があります参考リンク
間違いありましたら訂正宜しくお願いします・各社情報用コメント欄
最終更新:2009年07月01日 12:14