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春眠暁を覚えず

[2003-03-10][2006-01-18]修正

と言えば、孟浩然の「春暁」春眠不覺曉 處處聞啼鳥・・・ですが、
「暖かくなり始めた春の朝は気持ちがいいので、なかなか起きられない。」
「ついつい、お布団の中でグズグズしてしまう。」と言うような意味で使われる
ことが多いと思います。
私も、夢うつつ、ボーっとしているのが気持ちよくて、スッキリ目覚める事が
できません。

なんだか意志薄弱な怠け者みたいで、自嘲気味な意味合いを込めて、
「春眠暁を覚えず、だから・・・」なんていうのが一般的だと思うのですが、
生理学的にはちっとも恥ずかしい事じゃなくて、誰にでも起こることなんです。

地球の自転は1日24時間周期であるのに、人間の生物学的リズム(体内時計)
は25時間周期、人間はそのずれを、網膜が受ける太陽の光を信号として修正
しているのです。そして時計が修正されると、そのおよそ14時間後に、睡眠誘発
や体温低下など睡眠覚醒リズムの調節機能を持つメラトニンというホルモンを
分泌します。そして翌朝目覚めを促すホルモン、コルチゾールが分泌がされ、
活動可能なように体温も上昇してゆきます。

さて、二十四節気(太陽の黄道上の位置によって決められた季節区分)によれば、
立春(2月4日ごろ)を春の気配が現れてくる日としています。が、これより前、
冬至(太陽が最も南から射し北半球で最も昼が短い日。12月22日ごろ)を
過ぎると徐々に日の入時刻が遅くなり、日の出の時刻も大寒(1月20日ごろ)の
頃から早くなり始め、立春の前あたりからはその変化は急激になってきます。

この急激な変化に体内時計の修正が追いつかず、メラトニンなどのホルモン分泌
のリズムがずれてしまうことから「春の目覚めは悪い」という現象が起きるのです。

私が「春眠暁を覚えず」の症状を自覚するのは、毎年一月中旬ごろ、
もうすぐ春です。


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