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ここでは、これまでに積み重ねられてきた研究の中から、『スーヤガダ』についての研究情報を、紹介します。


★「研究」と「翻訳」とを厳密に分けることは実はそれほどたやすいことではありません。今後分類方法について変更がある可能性もあります。

2008-06-04 12:37:05 (Wed)

Colette Caillat , Ahi.msaa ― cur et quomodo? Eine vierfache Antwort in einem alten Jaina-Text. in: Berliner Indologische Studien 18 (2007), pp.79-100.

→この論文は、ジャイナ教においてアヒンサーが何ゆえに、またどのようにして実践されるのかという問題について、専ら Suuyaga.daを 資料として議論したものです。ここで Caillat が vierfache Antwortというのは以下の通り:

(1) 世界は無数の生命体からなるという本質があり、我々はそれらをいともたやすく傷つけるために悪業を作ってしまう、ということ。
(2) 悪業は現世と来世の双方にとってよくない影響を及ぼすが、アヒンサーはそういう悪い影響に対してよき果報をもたらすということ。
(3) アヒンサーが道徳的に当然の義務になるという根拠は、他の生命体が我々自身と似ており、私たちと同様に苦痛を感じるからで、これゆえに暴力はなおさら非難すべきで馬鹿げた行為になる、ということ。
(4) 現実問題として我々が生きていく以上暴力は不可避である。しかし Suuyaga.da では、ka.saaya を抑制するなどの実践を行うことでアヒンサーを実現しうると考えていること。

茨田 通俊 「ジャイナ教聖典の外道思想 ― Suuyaga.da.mga 1-1-1 ―」in:『宗教研究』75-4 (2002), pp.184-185.

Colette Caillat , Le vrai brahmane, etre ``inoffensif'', maaha.ne avihannuu, Suuyaga.da 1.2.2.5. in: Mirja Juntunen et al. (ed.), Sauh.rdyama:ngalam: Studies in Honour of Siegfried Lienhard on his 70th Birthday, Stockholm, 1995, pp.71-80.

→Suuyaga.da 1.2.2.5に現れる難語 avihannuu について論じたもの。