水銀燈の憂鬱・後半 前編・水銀燈の憂鬱
一体水銀燈を追う人間は誰なのか。それは何とあのめぐであった。
周知の通り、めぐは水銀燈のことが好きだ。いや、最早愛していると言っても過言ではないだろう。
しかしそのせいかめぐは水銀燈にかまってもらえないと非常に欲求不満が溜まるようになってしまった。
そして最近水銀燈の仕事が多く、めぐにかまってやれなかったことが原因で、その不満が爆発したのである。
周知の通り、めぐは水銀燈のことが好きだ。いや、最早愛していると言っても過言ではないだろう。
しかしそのせいかめぐは水銀燈にかまってもらえないと非常に欲求不満が溜まるようになってしまった。
そして最近水銀燈の仕事が多く、めぐにかまってやれなかったことが原因で、その不満が爆発したのである。
ということで施錠のため最後まで残っていた水銀燈を追いかけている、ということだ。
しかしここで疑問が一つ。水銀燈には相手がめぐだと分かっているはず、何故逃げるのか?
・・・それには現在の状況とめぐの容姿が大いに関係していた。
まず、ここは夜の学校である。それがいかに不気味かはお分かりであろう。
さらに問題だったのがめぐの容姿だ。めぐは色白で長髪である。
さらに問題だったのがめぐの容姿だ。めぐは色白で長髪である。
・・・つまり、暗闇の中から青白い少女が髪を振り乱しながら物凄い形相で追ってくるのである!コレは怖い!
怖いものが苦手な蒼星石あたりなら泣いて逃げるだろう。無論私も逃げるorz
流石の水銀燈もこの恐怖には耐え切れずすたこらさっさと逃げ出したというわけなのだ。
ダダダダダダ・・・・・・
静かな夜の学校に二人の足音が響く。
静かな夜の学校に二人の足音が響く。
必死に逃げ出そうとする水銀燈。
何処からそんな力が出ているのかと思わせるスピードでそれを追うめぐ。
二人はかなり長い時間追いかけっこを続けていたが、ついに水銀燈がめぐをまくのに成功した。
水「はぁ、はぁ、はぁ・・・何なのよ今日のめぐは・・・」
疲れと安堵から座り込む水銀燈。しかし背後から迫る影が・・・
水「ひッ!」
め「捕まえた・・・」
水「め、めぐ?何かの冗談よね?目がやばいわよ・・・まさか!」
そして、
水「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!くぁwせdrftgyふじこlp;」
広大な有栖学園に水銀燈の悲鳴?が響き渡った。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
そして翌朝登校してきた真紅たちが見たものとは・・・
・・・泡を吹いて気絶している水銀燈と、水銀燈に腕枕してもらいながら幸せそうな顔で寝ているめぐの姿であった・・・
おそまつ。