ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

水銀燈の奇妙な逃亡 第四話

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匿名ユーザー

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翠星石「もしもし?金糸雀?奴らジャングルを移動中らしいですよ?もしもし?聞こえてるんですか金糸雀?クソッ!」
携帯電話を握りながら翠星石は苛立っていた。
翠星石「水銀燈達を探し出すため根掘り葉掘り聞き回る…の
この『根掘り葉掘り』って言葉…根を掘るってのは良く分かるです…
スゲー良く分かるです…根っこは地面に埋まってるですからね…
ですが…この葉掘りって部分はどういう事ですかぁーーーッ!葉っぱが掘れるとでもいうのですかぁーー!
ナメくさりやがってこの言葉ッ!超イラつくですぅーッ!
葉っぱ掘ったら破れちまうじゃねーですかぁー!掘れるもんなら掘ってみろってんです!
チクショーッ!どういう事です!クソッ!クソッ!」
ガスッ ガスッ
現地調達した自動車のダッシュボードをどつきまくる翠星石。
翠星石「チッ…クソッ!どうやら既に金糸雀はやられてたみたいですね…
となればこの翠星石の出番ですか…」
自動車を急発進させる翠星石。かなり乱暴な運転だ。
翠星石「必ず奴らを連れて帰るです!待ってろです!水銀燈!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

一方水銀燈達は…
水銀燈「この森を越えれば国境ね…」
ジャングルに来ていた。
めぐ「すごーい、大自然って感じですね。私こういう所来た事無いんですよ。」
めぐは産まれてから10年以上病院を出た事がなかった。心臓病と診断され病院から外に出る事ができなかったのだ。
めぐにとって、大自然のジャングルに入る事は初めてだったのだ。
めぐ「わくわくしちゃいますね。ね?天使さん♪」
水銀燈「…?天使?」
めぐ「そう、水銀燈先生は私の天使さんです!」
水銀燈「何よ急に…」
めぐ「だって、翼が生えてるじゃないですか。飛んでいるとき、綺麗でしたよ。
まるで天使みたいに。」
水銀燈「な、なによ…///」
めぐ「あ、照れてる照れてる~♪」
水銀燈「う、うるさいわね!」

翠星石「ひっひっひ…やっと見つけたですよ…待ち伏せした甲斐があったです…」
水銀燈を見つけた翠星石。木の影から水銀燈達を覗く。
早速スィードリームを出す。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
翠星石「スィードリーム!」
するとスィードリームは如雨露に変身し翠星石の手に握られた。
翠星石「翠星石の能力は一味違うですよ!食らうです!」
バシャァァァ
そう言うと如雨露の水を地面に撒いた。
すると地面から木が生えて蔓が水銀燈の方に伸びていった。
水銀燈「あ!何よこれぇ!」
水銀燈に巻き付く蔓。すぐに手と足の自由を奪う。
めぐ「先生!」
水銀燈「な、この植物…!メイメイ!」
ズ ズ ズ ズ ズ
メイメイで蔓を触った。しかし
水銀燈「…この植物!生命エネルギーを吸い取っても枯れないわ!」
吸い取っても吸い取っても枯れない。
それもそのはず。蔓は通常の植物では考えられない速度で成長しているのだ。
吸い取っても成長に使われるエネルギーが削られるだけだった。

水銀燈「く、でも引き千切るだけの力は溜ったわ!」
バリバリバリ!
翼の力で無理矢理蔓を千切る。
水銀燈「敵は?!敵の本体は?」
ガサッ
そのとき、草木の影が揺れた。
めぐ「あそこです!」
水銀燈「覚悟しなさい!」
メイメイを出してそこに接近する水銀燈。
翠星石「っう!」
水銀燈「翠星石!お前かぁ!」
ズ ズ ズ ズ ズ
メイメイで腹に手を触れ力を吸収する。
翠星石は力尽きその場に倒れた。
水銀燈「ふう…めぐ、行くわよ。」

翠星石「まだ、終わってないです…」
驚く水銀燈。もう体力は残ってないはずなのに…
見ると翠星石は如雨露の水をかぶっていた。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
翠星石「ここの熱帯雨林はですね…『ジャングル』って呼ぶです…
そして南米ブラジルの熱帯雨林は『アマゾン』って名前が付いてるです…
ですが…たまに『南米のジャングル』って言う奴がいるです!
『ジャングル』は東南アジアの現地語です!南米のジャングルで納得いくですか…
この翠星石は納得しないです!南米と東南アジアだと生えてる植物も違うです!
なめてるですか!この翠星石を!クソッ!
間違えるんじゃねーです!チクショー、ムカつくですッ!
コケにしやがってです!ボケがッ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
スィードリームの能力で回復した翠星石。
そしてめぐの手のひらに尖った枝を突き刺し木に磔にした。
めぐ「ああッ!い、痛い!」
水銀燈「くっ!めぐに、何をするのよ!」
メイメイで再び力を吸い取ろうとする水銀燈。
翠星石「あまいです!」
メイメイが触れたのはスィードリームの蔓だった。翠星石の体にどんどん巻き付いていく。
翠星石「蔓で作った鎧ですぅ!これでてめえらの攻撃は通用しないです!」

水銀燈「…顔の部分ががら空きよ!」
翠星石の顔に向けて羽を発射する水銀燈。
翠星石「無駄です!」
翠星石は発射された羽を蔓で掴み取った。
水銀燈の体に蔓を巻き付ける。そしてめぐの首に鋭く尖った枝が突きつけられた。
翠星石「さぁ、学園に帰るです!めぐがどうなってもいいですか!」
水銀燈「ッ?!…めぐは…めぐだけは…」
めぐ「駄目です!水銀燈先生!」
水銀燈「…めぐ…私は…」
翠星石「チクショー!イラつくです!さっさと帰るです!もう我慢ならんですッ!」
そして次の瞬間
ドスッ!

翠星石「あぼ!」
翠星石の背中に尖った幹が刺さった。しかし蔓の鎧のおかげで深くは入らなかったようだ。
そして勢いで翠星石が持ち上がり地面から足が離れる。翠星石は身動きが取れない状態になった。
翠星石「イデ!痛ぇぇぇですぅぅぅ!な、な、ナマッ、ナマ暖かい物が!翠星石の背中にッ!
血かッ!血だというのですかッ!この木は一体?!」
手足をばたつかせる翠星石。
めぐ「私の能力は…相手の能力をディスクにして複製する能力!」
翠星石の目の前に数本の枝が迫る。翠星石を押し込む気だ。
しかし幹の方からも数本の枝が生えてきた。そして翠星石を支える。
翠星石「これでちゃちな枝じゃこれ以上深く突き刺さらないです!」
めぐの枝が翠星石を叩き始める。しかし枝に支えられた翠星石には効果が無い。
翠星石「所詮力は数が多い方が勝つです!そんな本数の枝じゃ押し込めねぇですッ!」

観念したのか枝その場をどく。すると後ろから翼で蔓から脱出した水銀燈が出てきた。
水銀燈「よくもめぐに傷を付けてくれたわね!」
翠星石「なんですってェェェェエエエエ!」
水銀燈「メイメイ!オラオラオラオラオラオラオラオラ!」
ドカドカドカドカドカドカドカドカ!
メイメイのキックが炸裂する。
翠星石「うぐぇぇえ!」


水銀燈vs翠星石
水銀燈の勝利

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