翠星石「もしもし?金糸雀?奴らジャングルを移動中らしいですよ?もしもし?聞こえてるんですか金糸雀?クソッ!」
携帯電話を握りながら翠星石は苛立っていた。
翠星石「水銀燈達を探し出すため根掘り葉掘り聞き回る…の
この『根掘り葉掘り』って言葉…根を掘るってのは良く分かるです…
スゲー良く分かるです…根っこは地面に埋まってるですからね…
ですが…この葉掘りって部分はどういう事ですかぁーーーッ!葉っぱが掘れるとでもいうのですかぁーー!
ナメくさりやがってこの言葉ッ!超イラつくですぅーッ!
葉っぱ掘ったら破れちまうじゃねーですかぁー!掘れるもんなら掘ってみろってんです!
チクショーッ!どういう事です!クソッ!クソッ!」
ガスッ ガスッ
現地調達した自動車のダッシュボードをどつきまくる翠星石。
翠星石「チッ…クソッ!どうやら既に金糸雀はやられてたみたいですね…
となればこの翠星石の出番ですか…」
自動車を急発進させる翠星石。かなり乱暴な運転だ。
翠星石「必ず奴らを連れて帰るです!待ってろです!水銀燈!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
携帯電話を握りながら翠星石は苛立っていた。
翠星石「水銀燈達を探し出すため根掘り葉掘り聞き回る…の
この『根掘り葉掘り』って言葉…根を掘るってのは良く分かるです…
スゲー良く分かるです…根っこは地面に埋まってるですからね…
ですが…この葉掘りって部分はどういう事ですかぁーーーッ!葉っぱが掘れるとでもいうのですかぁーー!
ナメくさりやがってこの言葉ッ!超イラつくですぅーッ!
葉っぱ掘ったら破れちまうじゃねーですかぁー!掘れるもんなら掘ってみろってんです!
チクショーッ!どういう事です!クソッ!クソッ!」
ガスッ ガスッ
現地調達した自動車のダッシュボードをどつきまくる翠星石。
翠星石「チッ…クソッ!どうやら既に金糸雀はやられてたみたいですね…
となればこの翠星石の出番ですか…」
自動車を急発進させる翠星石。かなり乱暴な運転だ。
翠星石「必ず奴らを連れて帰るです!待ってろです!水銀燈!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
一方水銀燈達は…
水銀燈「この森を越えれば国境ね…」
ジャングルに来ていた。
めぐ「すごーい、大自然って感じですね。私こういう所来た事無いんですよ。」
めぐは産まれてから10年以上病院を出た事がなかった。心臓病と診断され病院から外に出る事ができなかったのだ。
めぐにとって、大自然のジャングルに入る事は初めてだったのだ。
めぐ「わくわくしちゃいますね。ね?天使さん♪」
水銀燈「…?天使?」
めぐ「そう、水銀燈先生は私の天使さんです!」
水銀燈「何よ急に…」
めぐ「だって、翼が生えてるじゃないですか。飛んでいるとき、綺麗でしたよ。
まるで天使みたいに。」
水銀燈「な、なによ…///」
めぐ「あ、照れてる照れてる~♪」
水銀燈「う、うるさいわね!」
水銀燈「この森を越えれば国境ね…」
ジャングルに来ていた。
めぐ「すごーい、大自然って感じですね。私こういう所来た事無いんですよ。」
めぐは産まれてから10年以上病院を出た事がなかった。心臓病と診断され病院から外に出る事ができなかったのだ。
めぐにとって、大自然のジャングルに入る事は初めてだったのだ。
めぐ「わくわくしちゃいますね。ね?天使さん♪」
水銀燈「…?天使?」
めぐ「そう、水銀燈先生は私の天使さんです!」
水銀燈「何よ急に…」
めぐ「だって、翼が生えてるじゃないですか。飛んでいるとき、綺麗でしたよ。
まるで天使みたいに。」
水銀燈「な、なによ…///」
めぐ「あ、照れてる照れてる~♪」
水銀燈「う、うるさいわね!」
翠星石「ひっひっひ…やっと見つけたですよ…待ち伏せした甲斐があったです…」
水銀燈を見つけた翠星石。木の影から水銀燈達を覗く。
早速スィードリームを出す。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
翠星石「スィードリーム!」
するとスィードリームは如雨露に変身し翠星石の手に握られた。
翠星石「翠星石の能力は一味違うですよ!食らうです!」
バシャァァァ
そう言うと如雨露の水を地面に撒いた。
すると地面から木が生えて蔓が水銀燈の方に伸びていった。
水銀燈「あ!何よこれぇ!」
水銀燈に巻き付く蔓。すぐに手と足の自由を奪う。
めぐ「先生!」
水銀燈「な、この植物…!メイメイ!」
ズ ズ ズ ズ ズ
メイメイで蔓を触った。しかし
水銀燈「…この植物!生命エネルギーを吸い取っても枯れないわ!」
吸い取っても吸い取っても枯れない。
それもそのはず。蔓は通常の植物では考えられない速度で成長しているのだ。
吸い取っても成長に使われるエネルギーが削られるだけだった。
水銀燈を見つけた翠星石。木の影から水銀燈達を覗く。
早速スィードリームを出す。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
翠星石「スィードリーム!」
するとスィードリームは如雨露に変身し翠星石の手に握られた。
翠星石「翠星石の能力は一味違うですよ!食らうです!」
バシャァァァ
そう言うと如雨露の水を地面に撒いた。
すると地面から木が生えて蔓が水銀燈の方に伸びていった。
水銀燈「あ!何よこれぇ!」
水銀燈に巻き付く蔓。すぐに手と足の自由を奪う。
めぐ「先生!」
水銀燈「な、この植物…!メイメイ!」
ズ ズ ズ ズ ズ
メイメイで蔓を触った。しかし
水銀燈「…この植物!生命エネルギーを吸い取っても枯れないわ!」
吸い取っても吸い取っても枯れない。
それもそのはず。蔓は通常の植物では考えられない速度で成長しているのだ。
吸い取っても成長に使われるエネルギーが削られるだけだった。
水銀燈「く、でも引き千切るだけの力は溜ったわ!」
バリバリバリ!
翼の力で無理矢理蔓を千切る。
水銀燈「敵は?!敵の本体は?」
ガサッ
そのとき、草木の影が揺れた。
めぐ「あそこです!」
水銀燈「覚悟しなさい!」
メイメイを出してそこに接近する水銀燈。
翠星石「っう!」
水銀燈「翠星石!お前かぁ!」
ズ ズ ズ ズ ズ
メイメイで腹に手を触れ力を吸収する。
翠星石は力尽きその場に倒れた。
水銀燈「ふう…めぐ、行くわよ。」
バリバリバリ!
翼の力で無理矢理蔓を千切る。
水銀燈「敵は?!敵の本体は?」
ガサッ
そのとき、草木の影が揺れた。
めぐ「あそこです!」
水銀燈「覚悟しなさい!」
メイメイを出してそこに接近する水銀燈。
翠星石「っう!」
水銀燈「翠星石!お前かぁ!」
ズ ズ ズ ズ ズ
メイメイで腹に手を触れ力を吸収する。
翠星石は力尽きその場に倒れた。
水銀燈「ふう…めぐ、行くわよ。」
翠星石「まだ、終わってないです…」
驚く水銀燈。もう体力は残ってないはずなのに…
見ると翠星石は如雨露の水をかぶっていた。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
翠星石「ここの熱帯雨林はですね…『ジャングル』って呼ぶです…
そして南米ブラジルの熱帯雨林は『アマゾン』って名前が付いてるです…
ですが…たまに『南米のジャングル』って言う奴がいるです!
『ジャングル』は東南アジアの現地語です!南米のジャングルで納得いくですか…
この翠星石は納得しないです!南米と東南アジアだと生えてる植物も違うです!
なめてるですか!この翠星石を!クソッ!
間違えるんじゃねーです!チクショー、ムカつくですッ!
コケにしやがってです!ボケがッ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
スィードリームの能力で回復した翠星石。
そしてめぐの手のひらに尖った枝を突き刺し木に磔にした。
めぐ「ああッ!い、痛い!」
水銀燈「くっ!めぐに、何をするのよ!」
メイメイで再び力を吸い取ろうとする水銀燈。
翠星石「あまいです!」
メイメイが触れたのはスィードリームの蔓だった。翠星石の体にどんどん巻き付いていく。
翠星石「蔓で作った鎧ですぅ!これでてめえらの攻撃は通用しないです!」
驚く水銀燈。もう体力は残ってないはずなのに…
見ると翠星石は如雨露の水をかぶっていた。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
翠星石「ここの熱帯雨林はですね…『ジャングル』って呼ぶです…
そして南米ブラジルの熱帯雨林は『アマゾン』って名前が付いてるです…
ですが…たまに『南米のジャングル』って言う奴がいるです!
『ジャングル』は東南アジアの現地語です!南米のジャングルで納得いくですか…
この翠星石は納得しないです!南米と東南アジアだと生えてる植物も違うです!
なめてるですか!この翠星石を!クソッ!
間違えるんじゃねーです!チクショー、ムカつくですッ!
コケにしやがってです!ボケがッ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
スィードリームの能力で回復した翠星石。
そしてめぐの手のひらに尖った枝を突き刺し木に磔にした。
めぐ「ああッ!い、痛い!」
水銀燈「くっ!めぐに、何をするのよ!」
メイメイで再び力を吸い取ろうとする水銀燈。
翠星石「あまいです!」
メイメイが触れたのはスィードリームの蔓だった。翠星石の体にどんどん巻き付いていく。
翠星石「蔓で作った鎧ですぅ!これでてめえらの攻撃は通用しないです!」
水銀燈「…顔の部分ががら空きよ!」
翠星石の顔に向けて羽を発射する水銀燈。
翠星石「無駄です!」
翠星石は発射された羽を蔓で掴み取った。
水銀燈の体に蔓を巻き付ける。そしてめぐの首に鋭く尖った枝が突きつけられた。
翠星石「さぁ、学園に帰るです!めぐがどうなってもいいですか!」
水銀燈「ッ?!…めぐは…めぐだけは…」
めぐ「駄目です!水銀燈先生!」
水銀燈「…めぐ…私は…」
翠星石「チクショー!イラつくです!さっさと帰るです!もう我慢ならんですッ!」
そして次の瞬間
ドスッ!
翠星石の顔に向けて羽を発射する水銀燈。
翠星石「無駄です!」
翠星石は発射された羽を蔓で掴み取った。
水銀燈の体に蔓を巻き付ける。そしてめぐの首に鋭く尖った枝が突きつけられた。
翠星石「さぁ、学園に帰るです!めぐがどうなってもいいですか!」
水銀燈「ッ?!…めぐは…めぐだけは…」
めぐ「駄目です!水銀燈先生!」
水銀燈「…めぐ…私は…」
翠星石「チクショー!イラつくです!さっさと帰るです!もう我慢ならんですッ!」
そして次の瞬間
ドスッ!
翠星石「あぼ!」
翠星石の背中に尖った幹が刺さった。しかし蔓の鎧のおかげで深くは入らなかったようだ。
そして勢いで翠星石が持ち上がり地面から足が離れる。翠星石は身動きが取れない状態になった。
翠星石「イデ!痛ぇぇぇですぅぅぅ!な、な、ナマッ、ナマ暖かい物が!翠星石の背中にッ!
血かッ!血だというのですかッ!この木は一体?!」
手足をばたつかせる翠星石。
めぐ「私の能力は…相手の能力をディスクにして複製する能力!」
翠星石の目の前に数本の枝が迫る。翠星石を押し込む気だ。
しかし幹の方からも数本の枝が生えてきた。そして翠星石を支える。
翠星石「これでちゃちな枝じゃこれ以上深く突き刺さらないです!」
めぐの枝が翠星石を叩き始める。しかし枝に支えられた翠星石には効果が無い。
翠星石「所詮力は数が多い方が勝つです!そんな本数の枝じゃ押し込めねぇですッ!」
翠星石の背中に尖った幹が刺さった。しかし蔓の鎧のおかげで深くは入らなかったようだ。
そして勢いで翠星石が持ち上がり地面から足が離れる。翠星石は身動きが取れない状態になった。
翠星石「イデ!痛ぇぇぇですぅぅぅ!な、な、ナマッ、ナマ暖かい物が!翠星石の背中にッ!
血かッ!血だというのですかッ!この木は一体?!」
手足をばたつかせる翠星石。
めぐ「私の能力は…相手の能力をディスクにして複製する能力!」
翠星石の目の前に数本の枝が迫る。翠星石を押し込む気だ。
しかし幹の方からも数本の枝が生えてきた。そして翠星石を支える。
翠星石「これでちゃちな枝じゃこれ以上深く突き刺さらないです!」
めぐの枝が翠星石を叩き始める。しかし枝に支えられた翠星石には効果が無い。
翠星石「所詮力は数が多い方が勝つです!そんな本数の枝じゃ押し込めねぇですッ!」
観念したのか枝その場をどく。すると後ろから翼で蔓から脱出した水銀燈が出てきた。
水銀燈「よくもめぐに傷を付けてくれたわね!」
翠星石「なんですってェェェェエエエエ!」
水銀燈「メイメイ!オラオラオラオラオラオラオラオラ!」
ドカドカドカドカドカドカドカドカ!
メイメイのキックが炸裂する。
翠星石「うぐぇぇえ!」
水銀燈「よくもめぐに傷を付けてくれたわね!」
翠星石「なんですってェェェェエエエエ!」
水銀燈「メイメイ!オラオラオラオラオラオラオラオラ!」
ドカドカドカドカドカドカドカドカ!
メイメイのキックが炸裂する。
翠星石「うぐぇぇえ!」
水銀燈vs翠星石
水銀燈の勝利
水銀燈の勝利