ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

金糸雀と卓球

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
女子A「へぇ~、ここが卓球部か~」
  今年入学してきた彼女は前日の部紹介で卓球部を見て興味を持ったので見学にきたのだ。
 女子A「なんかみんな張り切ってるな~。」
  部員達はキュッキュッとシューズから音を発しながら左右に動いて球を打っていた。
  カコンカコンと球が卓球台に当たる音が心地よく響いていた
  そうして、しばらく部員の打つ球を目で追いかけていた。すると…
 ?「あ!もしかして見学者かしらー?」
 女子A「あ、はい。そうですが…」
     後ろから話し掛けられて振り返って見ると、自分より身長が低い見知らぬ少女が立っていた。
 金糸雀「やっぱりそうだったかしらー。私は卓球部の顧問の金糸雀かしらー。よろしくかしらー」
 女子A「(先生だったんだ…)あ、一年○組のAと言います。」
  金糸雀の外見から大人だと気が付くのは容易ではないだろう。
  ましてや、部員達とほぼ同じ格好をしているのだから間違えるのも無理はない。
 金糸雀「Aさんは卓球に興味はあるかしら?」
 女子A「はい。何かおもしろそーだなーって。」
 金糸雀「それなら一度私とやってみるかしら?
     (部員を増やすチャンスかしらー!)」
  どうせ見学にきたのならやってみるのもいいだろうと思い
 女子A「はい!初心者ですがよろしくお願いします。」



金糸雀「じゃあ、軽くサーブするから、打ち返してみるかしらー」
女子A「はい!金糸雀先生」
金糸雀「それじゃ、いくかしらー」 
    カコン さほど速くない球が金糸雀のコートで跳ねAのコートへと向かっていく
女子A「えいっ」
    カコン ボールは金糸雀のコートへと帰っていく
金糸雀「おっ!Aさんは中々筋が良いのかしらー」
    カコン そう言って球を返す
女子A「あ、ありがとうございます。」
    そうしてしばらく緩やかなラリーが続いた
金糸雀「だんだん慣れてきたみたいだから、強く打ってみるかしら」
女子A「はい。わかりました。」
金糸雀「(この調子で引き込むかしらー)…あっ」
    考え事をしている内に球を高く浮かせてしまう
     でもまぁ、初心者だからいいか、と思っていたが…
女子A「せいっ!」  
    ビシッ!!
金糸雀「!!!」
    想像以上に鋭い球が返って来たのでしばらく放心状態だった
金糸雀「(全く見えなかったかしら…ってか本当に初心者!?)」
女子A「先生?」         
金糸雀「な、何でもないかしらー。(で、でも彼女を部員に引き込めば楽してズルして
    卓球部の成績UPすれば部費もUPかしらー)それよりAさんは才能があるのかしらー
    ぜひ卓球部に入ってほしいかしら~」
    そう言ってガッシリとAの手を掴む金糸雀
    しばらく悩むAだったが、目を輝かせる金糸雀を前に断れるはずが無かった
女子A「わかりました。入ります!卓球部に!」
金糸雀「ありがとうかしら~これで私の将来…じゃなくて卓球部の将来は安泰かしらー」
女子A「?」

     二週間後Aは凄まじい才能で発揮して早くもレギュラー入りし、その後有栖学園卓球部を全国に導いたのであった。
キャプテン「いやー金糸雀先生があんな逸材を連れてくるなんて凄いですねー」
金糸雀「こ、この有栖学園一の眼力を持つ金糸雀にかかれば当然かし…」
     その時誰かに肩をポンと叩かれ振り向いて見ると…
ラプラス「金糸雀先生~(満面の笑み)、最近部費の消費量が激しいですね~。
     卓球台を何台も購入したわけでもないようですしねぇ~」
金糸雀「よ、用事を思い出したかしらー。教頭先生また明日~かしらー」
     ガシッ!(肩を掴む音)
ラプラス「カエスモンカエシテカラカエロウカ・・・」
金糸雀「ひいいぃぃぃぃぃぃぃーーーー!!!」
     その後金糸雀が最近買った車や家にある高級家具といった物は全て押収され、
     更に2ヶ月の減給となった。
     しかし、有栖学園卓球部の名は全国へと轟かせていったとさ 

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