ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 浴衣 -Yukata-

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突然だが学園にて、各クラスの生徒達が先生達に浴衣をプレゼントしてくれるというサプライズが発生した。
皆は生徒達の感謝を込めた贈り物に大喜び。放課後、早速職員室でそれを試着する彼女達の姿はとても嬉しそうだ。


「やはりこの紅は私に合わせてくれたのね……。ああ、しかもくんくん柄だなんて……幸せだわ」
真紅が鏡の前で、頬をこれまた紅く染めながらうっとりとしている。浴衣と生徒の思いと、くんくんにだ。

「振袖なのー! ピンク色なのー! うにゅーみたいな白丸も可愛いのー!」
雛苺はあたりを飛び跳ねるわ駆け回るわ、体でその喜びを表現していた。らしいと言えばらしい。

「あ、あいつらの割には良い物くれた方ですぅ……どうせだしお祭りがあった時にでも着てやるです!」
誰に言うでもなく宣言する翠星石。だがその翠の浴衣を着ている姿には、やはり嬉しさを感じさせる。

「凄いなぁ、綺麗な瑠璃色だ。嬉しいな……皆の思いが胸に広がってくるよ……」
生徒達がこんなにも自分のことを思ってくれているなんて……と蒼星石は微笑んでいた。喜びで胸はいっぱいだ。

「カナの名前に合わせてカナリア色なのねー! 意外に傘にも合ってるし、ナイスなのかしらー!」 
金糸雀は一人頷き、浴衣のその綺麗な色に見惚れていた。傘を差して、色々なポーズをとっている。

「薄紫……パステル、綺麗……似合う、かな……? ふふっ……」
薔薇水晶も鏡の前にいる。そして嬉しそうにターンをすると、ついつい笑みが零れた。

「さぁ、後は水銀燈と雪華綺晶ね」
水銀燈と雪華綺晶は、まだ着替えが終わっていないのかここにはいなかった。
しかし流石にもうそろそろ来るだろうと、着替え終了組は各々好きに待機していたのだった。
「でも、もうすぐ終わるんじゃないかな? 2人の浴衣も楽しみだね」
「ふっふーん、変なのだったら笑ってやるです!」

しばらくそんな事を話している6人。と、そこで遂にドアが開いた。
それはつまり、2人の着替えが終了したという事だ。皆の視線は、自然と一箇所に集まった。
「やっと来たのかしらー!」
「早く見せてなのー!」
皆がわくわくしながら職員室に現れた水銀燈と雪華綺晶の姿を見ると……。

少し、時が止まった。

「あらぁ驚いちゃったぁ? やっぱり銀色に輝く浴衣!なんてのは派手よねぇ。私は好きだけどぉ」
「迷彩……ドイツ軍……ふふ、ふふふ……サーイエス、サー……ふふふ……」

呆然とする6人を尻目にうっとりとしている2人。
なんと水銀燈は輝く銀色の浴衣に、そして雪華綺晶は迷彩柄の浴衣にうっとりとしていたのだった。

「眩しいわ……」
「流石戦車愛好家だ……」
「派手ですぅ……」
「浴衣かしら……?」
「深い……」
「水銀燈、ギラギラなのー……」

その「浴衣としてはあるまじき色彩」を拝んだ6人の呟きが……虚しく響いたのだった。

fin