ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

実技試験の前のひととき

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匿名ユーザー

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 ふと、空を見上げる。
 あの頃とまったく代わりの無い空。
 私が教師になろうと、勉強にやっきになっていた時の空と
 私が教師になれたその時の空と
 私が教師見習いで、初めて授業をした時の空と
 私が
 はじめて
 自分の生徒を看取った
 あの時の空と…………

「水銀燈せんせーい!」
「あらぁ? ●●君なぁに?」
「いや、なぁにじゃないっすよ! 次の時間体育の実技試験っすよ?!」
 早めにやらないと、皆受けれないじゃないっすか。と、水銀燈の手をとって強引に引っ張っていく●●。
「わかったわよぅ~。じゃ、走るわよ」
「うぇ?!」
 ●●の手を優しく解いて、一気に走り出す水銀燈。
「ちょっ!? 先生?! おいてかないでくださいよ!」
 慌てて後を追う●●。

 空は、青く美しく綺麗に澄んでいた。

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