ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki もしも小学校の教師だったら・・・金糸雀編

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金「今日一日、皆の担任をする事になった金糸雀かしら~。よろしくお願いかしら~」
黒板に自分の名前を書いて自己紹介を行う金糸雀だったが、小学4年生にそれを「かなりあ」と読ませるのは多少無理が有った。
金「これで『かなりあ』って読むかしら~。キンイトスズメって読んだら嫌かしら~」
教室内に笑いが起こる。つかみはOKと内心ガッツポーズの金糸雀。
金「それじゃあ出欠を取るかしら~」
名簿を開いて出欠確認と顔と名前を一致させていく。
金「では早速授業を始めていくかしら~」

1時間目、算数
金「まずはこれをやって欲しいのかしら~」
生徒達にプリントを配布する。百マス計算のプリントだった。
金「これを使って頭の体操をするかしら。5分間でできるだけやってみるかしら。・・・それじゃあスタートかしら~」
金糸雀の合図でプリントに取り掛かる生徒達。そしてやがて5分が経つ。
金「終わりなのかしら~。全部埋まらなかった人も焦る必要ないのかしら~、練習すれば必ず埋まるようになるかしら~」
その後解答用のプリントを配って答えあわせをさせる。
金「百マス計算のコツを教えるかしら~。例えば足し算だけれど、まずは一列ちゃんと計算するかしら。
   その次はその答えを使えば簡単に計算できるものを選んで計算するかしら。さっきのプリントだとこの列は8を足すけれど、
   この列は18を足せば良いかしら。これならこの答えに10を足せば良いだけだから簡単かしら」
そしてもう一枚の百マス計算のプリントを取り出す。
金「次は引き算かしら。今言った事を利用して頑張ってみるかしら」
再びプリントに取り掛かる生徒達。今回は先程と違って皆スラスラと書いているようだ。
金「・・・・・・はい、ストップかしら~。では答えあわせをするかしら」
解答の方も単純な計算間違え以外は問題なさそうだった。

金「じゃあ、そろそろ本題に入るかしら~。ええっと、今日は3方陣をやるかしら~」
3方陣・・・3×3のマスに1~9の数字を当てはめ、それが各列・各段の合計が全部同じになるようにする数字遊びである。
金「ゲームにもこういうのを集めた物が売ってるかしら。結構難しいけど、なかなか面白いのかしら」
まずは生徒達に独自にやらせてみる。流石に難しいのだろう、皆の手が止まっていた。
金(・・・やっぱり難しかったかしら~)
5分ほど経って、金糸雀は救いの手を差し伸べた。
金「黒板を見るかしら~。今ヒントを書くかしら」
黒板にマスを書き込み振り返る。
金「分かりやすい方法に平行移動法と斜進法というのが有るかしら~。これを使えば楽してズルして解けるかしら」
金糸雀は平行移動法を用いてヒントを教えた。
金「まずは上段真ん中のマスの上に1を書くかしら。そうしたら、今度はその左下に2を書くかしら。
   最後にその左下に3を書くかしら。これで左上のマスに2が入ったかしら。次に4,5,6だけどこれは右上の
   マスから左下のマスに入れれば良いかしら。最後に7,8,9だけどもう分かるかしら」
これでマスには左上から2、4、5、6、8が入り、外には1、3、7、9が残った。
金「あとはこれを組み合わせるだけでできるかしら。ヒントはここまでかしら~」
生徒達はヒントを元に残りの数字を埋めていく。流石にここまで出てくると後は確認しながら計算すれば良いので簡単だった。

金「もう一つの方法は、下段真ん中に1を書いて左下に2を書くけれど、マスが無いから左の列の一番上に書くかしら。
   次に3をその左下に書くけれど、無いから中段右のマスに3を書くかしら。4はその左下にと行きたいけれど、
   既に1があるかしら。こういう時は今書いたマスの1つ上に書き込むかしら。4,5,6はそのまま書けるかしら。
   7は4が有るから、6の上に書くかしら。8は下段右下、9は残った上段真ん中に書くかしら。これで完成かしら~」
黒板に3方陣が書かれる。左上から順に2、9、4、7、5、3、6、1、8と数字が並んだ。
金「この2つの方法を使えば簡単に書けるかしら~。それじゃあ、次は5方陣かしら~」
その後、5方陣、7方陣の奇数陣と4方陣、8方陣の偶数陣の作り方を教えた。

2時間目、社会
金「えぇと、今日は世界の国旗と国を勉強するかしら」
パソコンをプロジェクターにつなぎ、国旗を表示させる。
金「まずは基本かしらこの日の丸は・・・」
コンコンッ!コンコン!
突然ドアをノックする音が響き、全員がそちらの方に振り向く。
金「一体何かしら~?」
ドアを開くとそこに居たのは翠星石だった。
金「どうしたのかしら~?今授業中かし・・・」
翠「助けてほしいですぅ!」
翠星石は金糸雀の両肩を掴んでがくがくと揺さぶる。
金「と、とり、あえず、お、落ち着くかしら~。と、いうよりも、と、止めてほし、いのかしら~」
金糸雀の説得でようやく止まる翠星石。理由を尋ねるとおずおずと話し出す。
翠「翠星石に敬語を教えてほしいですぅ」
金「いきなり何を言うかしら~?!」
翠「今国語の時間なんですけど、敬語を教えなきゃいけないですぅ。でも良く分からないから助けてほしいですぅ」
金「なるほど、大体事情は飲み込めたかしら。でも、カナも今授業かしら」
翠「そこを何とか教えてほしいですぅ」
またがくがくと揺さぶられた。
金「わ、わ、かった、のかしら~。だ、から、やめてほし、いのかしら~」

授業を一時自習にして職員室に向かう二人。
金「これを貸すのかしら」
翠「これは?」
金「カナ特製の国語ノートかしら。これが有れば楽してズルして授業ができるかしら」
翠「まぁ!やっぱり持つべき者は友達ですぅ」
金「きゃあぁぁ、ほっぺが摩擦でまさちゅーせっちゅー!!」
喜んで自分の教室へ戻る翠星石。既にぐったりした様子で、教室へもどる金糸雀だった。

3時間目、理科
金「今日は実験を行うから理科室に移動するかしら」
ぞろぞろと理科室に移動する一同。実験用のテーブルには既に金糸雀特製の実験器具が置かれていた。
金「今日の実験は物が溶ける様子を観察するかしら。まずはカナがお手本を見せるかしら」
金糸雀は高等部での授業と同様に実験器具を組み立てていく。生徒達は特製の器具を興味深く見つめていた。
金「んしょ、んしょ・・・・・・ふぅ~組み立て完了かしら~。これで安全に実験できるかしら~」
生徒I「なんかスゲー機械みたいだぁ」
Iの言葉に皆がうなずく。金糸雀が実験を行う時はいつも安全かつ確実な結果を出すための実験器具の設計を行っている。
使うものは通常の実験器具の他に工作用紙やベニヤ板とかだが、おかげで教師一手先が器用になっていた。
金「後はビーカーに水を入れたり、砂糖や塩をここに入れたりするだけで、簡単に実験を行えるかしら」
ビーカーに水を入れ、投入口に溶かす物を入れる。
金「まずは砂糖を入れるかしら。ここのストッパーを外すとちゃんと10g出てくるかしら。この電子秤の数字を良く見るかしら」
ストッパーを外すと砂糖がビーカーの中へと入っていく。電子秤の数字もちゃんと10g増えた。
金「水に溶けた物は無くならないから、溶かす前の水と砂糖の重さの合計と変わらないかしら」
ストッパーを再びはめ込んで、次は一つ上のストッパーを外した。今度は20gの砂糖が投入される。
しかし、投入された砂糖のうち、一部は溶け切れずに残ってしまう。

金「水に溶ける物質にはそれぞれ溶解度と言うのが有るかしら。お化けの妖怪じゃないかしら。これはどれだけ水に溶ける事が
   できるかを表したものかしら~」
金糸雀は違うビーカーに水を入れ、違う投入口に食塩を入れる。
金「砂糖と塩は一見良く似てるけど、砂糖と違ってあまり溶けないのかしら」
そう言ってストッパーを外す。しかし、あっという間に溶けてしまった。
金「あれ?おかしいかしら?同じくらい溶けて・・・ああ!塩と砂糖を間違えたかしら~」
家庭科以外で砂糖と塩を間違えるという非常に稀な例がここに生まれた。

金「気を取り直して溶解度の事だけど、これは水の温度も関わってくるかしら」
金糸雀は器具のハンドルを回してアルコールランプに火を点ける。違うハンドルでアルコールランプがスライドし、
ビーカーの下に移動する。ビーカーの水は徐々に温度を上げ、砂糖は水に溶け始め、塩は殆ど変化が無かった。
金「このように水の温度によって溶ける量が変わることが有るかしら。塩は殆ど変わらないけれど、砂糖はよく溶けるかしら」
最後に全員を見渡す。
金「それじゃあ皆に実験と観察を行ってもらうかしら。まずは器具の組み立てから始めるかしら」
生徒達はそれぞれのテーブルに戻って、楽しそうに器具を組み立て始めた。
金糸雀も順に見て周り、組み立てや実験のアドバイスをしていく。
実験は成功で、生徒達も楽しく実験を行う事ができた。
金「皆良くできたかしら~。では、今日最後の実験をするかしら」
時間が多少余った事もあり、金糸雀は実験を追加した。
金「砂糖水をアルコールランプで沸騰させてみるかしら。その時の温度を調べてみるかしら」
生徒達は何でそんな事を?と思った。水が沸騰する温度は100度。これは常識である。それなのに測ってみろと言う。
半信半疑で砂糖水を沸騰させてみる。

R「あれ?100度を越えてる?!」
T「ホントだ!」
I「すげー!」
理科室のあちこちで驚きの声が上がる。自分達の常識が覆されたのだ、驚くのも無理は無い。
金「ふっふっふ・・・本当は高等部でお勉強する事なんだけれど、水に物を溶かすと沸騰する温度が上がるかしら。
   逆に凍る温度も0度よりも下になるかしら。分かりやすい例で、お味噌汁やアイスキャンディがあるかしら~」
金糸雀はしてやったりという表情で話して、理科の授業は終わった。

高等部に持って帰る実験器具を片付けて、教室に戻ると既に自分の分の給食が用意されていた。
金「ありがとうかしら~。あ、お味噌汁があるかしら。さっき言ったように沸騰したお味噌汁は沸騰したお湯よりも熱いかしら」
そう言って皆と一緒に給食を食べる。
金「とっても美味しいかしら~。高等部の学食に負けないくらい美味しいかしら~」
U「先生~、高等部ってどんな所なんですか~?」
金「毎日がお祭り騒ぎな所かしら~。元気な生徒達と元気な先生達が楽しく授業したり追いかけっこしてたりするかしら~」
K「追いかけっこ?」
金「ううん、何でもないかしら~・・・」

給食が終わり、次の授業の準備をするため職員室に戻る。
金「困ったかしら。翠星石先生にノートを貸したままかしら」
次の授業は国語だった。もちろん高等部用に作ってあるノートなのだが、いつも使っているノートなので無いと不安なのだ。
金「教室に行ってみたら居なかったし、どこに居るのかしら・・・」
軽く溜息を吐く。
その時、職員室のドアが開き、翠星石が入ってきた。
翠「やっと見つけたですぅ。教室行っても居なかったからどこほっつき歩いてるかと思ったですぅ」
金「入れ違いだったのかしら~。カナも教室に行ったかしら」
翠「ああ、その時は給食室に行ってたです。・・・あ、そういえば・・・」
金「?」
手渡されたノートをぱらぱらと捲っていく金糸雀だったが、自分が書いたところの次のページを開くとそのまま固まってしまった。

金「・・・これは何かしら?」
翠「・・・・・・お」
金「・・・・・・お?」
翠「おほほほほ、レシピを聞いた時に書くものが無かったから、ついつい使ってしまったですぅ!」
金「開き直るんじゃないかしら~!」
結局、その部分は切り取って午後の授業は行われた。

そして、午後の授業は特に問題なく進み、金糸雀の授業は終了した。