ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki もしも小学校の教師だったら・・・水銀燈編

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水「皆久しぶりねぇ、元気だったぁ?」
生徒達「はい!」
生徒達の元気な返事に水銀燈は満足した。
以前来た時はやる気の無さそうな声も混ざっていたが、今回は生徒達も楽しみにしていたようだ。
水「それじゃあ、出欠取るけど面倒だから全員出席ねぇ」
実は3人欠席してるのだが、名簿の確認するのが嫌なので全員出席にする。
これは余談だが、授業の出欠確認に関して水銀燈は基本的に全員出席にしている。
ただ、二人組になって何かをするという時(例えば球技のパス練習とか)に奇数になってしまい、
自分が相手をしなくてはならない時は欠席にしている。

水「で、授業なんだけどぉ・・・いつも通り自sy」
そのとき水銀燈は自分に対して刺さる様な視線を感じた。
教室に居るので視線自体は不自然では無いが、その視線は黒板前に居る自分の『真横』から感じたのだ。
水銀燈は顔を廊下側に向け、そしてしばし硬直する。
水「・・・・・・何でアンタがここに居るのよぅ」
薔「・・・またサボるんじゃないかなって、思ったから」
視線の主は薔薇水晶だった。
水「自分のクラスは?」
薔「・・・出欠だけ取って、急いで来たの」
水「ちゃんと自分の仕事しなさい」
全員(アンタが言う事か?)

その後、3分ほどちゃんと真面目にやるようにと釘を刺して薔薇水晶は自分の教室へと戻っていった。
その様子を見ていた生徒達にとって、『あの』水銀燈が押されている姿は驚きだった。
世の中上には上が居る・・・たった3分間で彼らはそれを学び取った。
水「・・・はぁ、つまんない感じ」
まだ始まって数分なのだが、既に疲労困憊と言った様子で教師用の机に座る水銀燈。
生徒O「どうするんですか?」
生徒の一人が質問する。
水「何を?」
O「その、授業・・・」
水「ああ・・・基本的に自習よぉ、分からない所があったら聞きに来なさぁい」
これまた驚きであった。自習という所までは予想が付くが、質問に答えてくれるとは・・・。
全員が『絶対にどこか遊びに行く』と思っていたからだ。

違う生徒が思い切って質問してみる。
生徒F「あの・・・さっきの先生って、そんなに怖いんですか?」
水銀燈の左の眉が僅かに上がる。
水「誰が怖がってるですってぇ・・・?」
F「え・・・別に怖がってるとか、そうじゃなくて・・・」
水「あの娘は怖くはないわよ。ただ、超が付くほどお節介なだけよぉ」
そう言って、水銀燈は薔薇水晶の話を愚痴交じりに始めた。
水銀燈がすぐにどこかへ行かないのも、薔薇水晶が3年の教室に居るからだった。
水銀燈曰く、薔薇水晶は感と耳が良いので3階に居る自分が階段で降りようとしたら
足音に気づいて、即座に2階にある3年生の教室から出てくるだろうと。

事実、薔薇水晶は休み時間毎に水銀燈のクラスに確認しに来ていた。
その都度「ちゃんと授業をしているか?」とか「している割には黒板が綺麗なままだ」とか
聞いてきて、水銀燈はうんざりしながら答えていた。
かなりストレスを溜めつつも授業は続き、やがて給食の時間になった。
水「前に食べた時にも思ったけど、最近の給食は本当に美味しいわねぇ」
幾分機嫌が良くなった水銀燈だが、食べてる途中にある物が目に留まった。
水「・・・ちょっと出掛けてくるわぁ。勝手に片付けたらただじゃおかないわよぉ」
水銀燈はそう言って、教室を出て行った。
それから数分後、下の方で何やら騒がしかったようだが、生徒達は楽しく給食を食べていた。
さらに数分後、出て行く前よりも多少髪が乱れた水銀燈が戻ってきた。
皆がさりげなく注目するなか、水銀燈は食事を再開するが、途中で思い出し笑いをする。
何が有ったんだろう?と周りが思うなか、給食の時間は終わった。

午後の最初の授業も午前と変わらず自習だった。
水銀燈は給食を食べた事ややる事が無かった事も有って、うつらうつらと船を漕いでいた。
やがて本格的に眠ってしまい、チャイムが鳴ってもそのまま寝続けていた。
生徒B「先生、先生・・・」
水「Zzz・・・」
生徒B「起きた方が良いですよ」
水「・・・・・・うぅん?誰よぉ、人が折角気持ちよく寝t・・・」
薔「・・・・・・よく眠れた?」
水「えぇとっても・・・って!?」
額に服の跡を付けつつ起き上がった水銀燈の前に居たのは薔薇水晶だった。
薔「・・・・・・授業は?」
水「ちゃんとやってたわよぉ・・・」
この期に及んでまだシラを切る辺りが水銀燈らしかった。

その後、生徒達が体育館へと向かう間、ずっとお説教を受けていたのは言うまでもない。

水「全く・・・なんで初等部に来てまでお説教されなきゃならないのよぉ・・・」
体育館に来ても水銀燈はブツブツとぼやいていた。
何故体育館に居るのかというと、この日最後の授業は体育だったからだ。
水「これさえ終われば今日はお仕舞いね」
準備体操をしている生徒達を見ながら、『さて、何をやろうか?』と水銀燈は考えた。
当然、これまで何をやっていたのかは知らないし、知るつもりもなかった。
授業中延々と走りこみをやらせて自分は寝ている・・・というのも考えたが、
さっき眠っていたので今は眠くなかった。
水「ま、バスケでもやらせとけば良いか・・・」
そう思って生徒達に告げようとした時、俄かに入り口が騒がしくなった。
何事だ?と全員が見ていると、雛苺が生徒達を連れて入ってきた。

雛「あれ?水銀燈先生も体育館に来ていたの?」
水「聞きたいのはこっちの方よぉ。アンタ、この時間体育じゃないでしょう?」
雛「うぅ・・・それは分かっているけど、皆と一緒に体育館で遊ぼうって・・・」
水「それで時間割を確認しないでやって来たわけぇ?」
雛「ごめんなさいなの・・・皆にはヒナから説明して教室に戻るの」
俯く雛苺を見て、水銀燈は頭を掻いた。まるで自分が悪い事をしているような気分になったからだ。
実は水銀燈は雛苺に薔薇水晶とは違う意味で弱かった。
水「ああもう、分かったわよぅ」
雛「え?」
水「使っても良いって言ってるの」
雛「ホント?わ~いなの!皆、体育館使って良いって言われたの」
嬉しそうに1年生に説明する雛苺、1年生も全員喜んでいた。
雛「それじゃ、皆で水銀燈先生にお礼を言うの」
1年生「すいぎんとう先生、ありがとうございます!!」
水「別に礼なんていらないわぁ・・・・・・そうだ!」
水銀燈は6年生に対して、今日やることを告げた。
水「あんた達、今日は1年生と合同でドッジボールをする事にしたわぁ」
全員の顔を見渡すが、不満は無さそうだ。
水「まあ相手は1年だし、ちゃんと手加減するのよぅ」

かくして1年生VS6年生のドッジボールが始まった。
流石に体格に差が有るので、6年生はアンダースローかサイドスローのみとなった。
水銀燈は審判、雛苺は1年生チームと一緒に参加した。
人数が多い事もあったが、ドッジボールは時間中ずっと続いた。
勝負はやはり6年生が勝ったが、全員楽しんでたようだ。
水(そう言えば雛苺先生、いつの間に当たってたんだろう?ちゃんと見てたはずなのに・・・)
最初の数人の時点で当たっていたのだが、水銀燈には1年生と区別が付いていなかった。
雛「とっても楽しかったの。皆、お兄ちゃんとお姉ちゃんにお礼を言うの」
1年生「ありがとうございます!!」
そう言って雛苺は1年生を連れて教室へと戻って行った。
水「ま、たまにはこういうのも良いわねぇ・・・」

こうして、水銀燈の初等部での授業は終わった。