ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki アリスゲーム【賽は投げられた】

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

先に読んでほしい関連作品
神々の集う学園

~プロローグ~

7月5日深夜
コツッコツッ、
チャキ、カシュン

コツッコツッ、
ガチャ、ピン、

コツッコツッ、
ジャコン、

ガチャ、ギィ・・・
ヒュン!ドス!

深夜の構内の一部屋で野生の獣のような気を見に纏った何者かが、トビラを開けて侵入してくるものにスペツナズナイフ(刀身をバネの力で噴出できるナイフ)を放つが、かわされ壁に突き刺さる。

雪「今のはかわしていなければ笑えない事態になるとこだ」
オディ「いけませんか?」
雪「・・・もし、わざと外したら私が貴様を切り刻むところだった」
オディ「ゲームは?」
雪「7月6日日付が7月7日に変わるとき」
オディ「・・・」
雪「嫌か?」
オディ「あなたと同じ気持です」
雪「ふ、だから私は貴様を選んだ」

7月3日昼
真(蒼「二人ならホーリエに並べる。二人ならホーリエを超せる」「学園のゼウス、
ローゼンさ」何故蒼星石はあんな台詞を?)
 (いや、私が負けることなどありえないわ)
ピンッポン
?「あ~教師の皆様教師の皆様、至急校長室まで足を運んでください」
 「繰り返します。至急校長室まで足を運んでください」
雛「誰の声なの~?」
翠「変ですぅあの馬鹿校長ではないことは確かですのに」
薔薇「とりあえず行ってみよう」

一同「失礼します」
皆が部屋に入る。そこには知らない男。
どこかの国の貴族のような豪華な衣装に身をまとい、どこか威圧的だ。
そして信じられないことに校長の椅子に座っている男の隣で起立して
まるで忠誠を表してるかのようにローゼンがそこにいた。
ラプラスも同じように起立している
雪「おい、校長。そこで踏ん反り返っている男は誰だ?椅子に座られて文句の一つも言えないのか?そんな根性じゃ薔薇しぃーとの交際はみとめn」
ドゴォッ
一同「!!」
一瞬閃光が駆け抜けたとき雪華綺晶の身体は壁に打ち付けられていた。
雪「ガハァ・・・」
その場から崩れ落ちる。
薔薇「お姉ちゃん!」
  「ローゼン校長何をするの!」
銀「このぉ!」
雪華綺晶のことをウザイと思いながら可愛がっている水銀燈が飛び掛る
だが、
ガシィ
銀「ク・・・」
ラプラス「落ち着いてください、でないと腕を折ります」
ラプラスの目に優しさはなく、赤くて飢えた野生の本能に目覚めた兎の魔眼
ローゼン「このお方は一葉様、一人で幾万の人間を、そして国全体を殺すことのできる
お方だ」 
蒼「な、なんだって」
ラプラス「今日は大事な話があってわざわざ米国からお越しいただいた」
    「このお方はアm」

パンッ!!
乾いた音が響き渡る。
銃声だ
雪「ヒューヒュー・・・」
苦しさのためか呼吸がかなり乱れている。
ローゼン「咄嗟に受身を取ったか。なかなかやるな」
弾丸はローゼンの右頬をかすめて空いている窓へ飛んでいった
雪「ヒュー、一葉か・・・まさか貴様の顔が拝めるとはな」
 「ヒュー、右目の借りは返してもらうぞ」
金「知り合いなのかしら?」
雪「やつは、ハァハァ・・・私が17の時に戦火で戦った、結果は勝利と私の右目を持っていかれただけだったがな」
一葉「ふん、懐かしいな雪華綺晶。その眼帯は似合っているぞ」
蒼「雪華綺晶を倒すなんてどれほどの使い手なんだ」
雪「いや、奴は戦略家だ。実際に手を下したのは当時の奴の部下」
 「姑息なやりかたで勝利を奪い、戦いの後は自分の部下でさえ平気で始末する。
  私の目を奪ったやつもその後いらなくなり、やつに処分されたらしい」
雛「でもでもぅ、いくら戦略家っていっても国全体を滅ぼすなんてできないの」
雪「いや、やつは私との戦いの後姿を消した。一説では死んだといわれていたが
  先ほどの米国から来たという言葉で大体読めた」
金「なるほどかしら米国の所有している力を裏で操る地位に上り詰めるため一度存在を
抹消したのかしら」
真「核ね」
一同「!!」
翠「ま、まさかこのおじじが核の発射スイッチを押すことのできる人物だというのですか?」
バシッ
ラプラス「なに!?」
翠「ひぃっ!」
蒼「翠星石に手を出すことは僕が絶対に許さない」
一葉「ラプラス手を下ろせ。私は何といわれようと構わん」
ラプラス「ハッ」
銀「ところでそんなお偉い方が今日はどのようなご用事かしらぁ?」
一葉「それは私の口から話そう」
「それはこの私立有栖学園の設立から計画されていたゲームを行うためだ」
真「ゲーム?」
一葉「そう、アリスゲームだ」

7月4日学校は休校

【アリスゲーム】
《それは近年激しくなっていく近代科学によって行われる国家対戦。
 兵器の進化に伴いそれを指導する立場にあるもののカリスマ性が失われていく中で
 絶対的なカリスマ性を持つものを探すためのデスゲームである》
前日の一葉の言葉「諸君は気づかないのかね?何故こうも特殊な教師たちがこの学園に集結させられているのか。」
     「それは初めからアリスゲームを想定して集められた頂点に立つ可能性のある人間を選んだからだ」
     「何故教師から選ぶのか?それは常に人を指導する立場ゆえ指導者としての
 骨格ができている人間だからだ」
     「何も強さだけではない。雛苺といったかね?彼女のように子供の外見は、
うまく使えばマインドコントロールが可能になる」
     「“寝技”を強くすれば屈強な男を虜にしてしまい、自分の思うがままに操ることも可能だ」
     「そして生徒も同じ、我々は特待生と呼んでいるが将来人の上に立つべき“格”を備えている者を集めた」

【ルール】
《武器の所持は可能、勝敗は相手を戦闘不能(明らかに戦えない状況両足骨折など、
しかし特に規定はないので相手が軽い脳震盪などで意識を失ったところで戦闘を止めてしまっても構わないが、その後逆にやられる可能性もある。もしくは戦意喪失状態でも可)に追い込むか殺すかである。
以上の方法以外、例えば私は戦いたくないから相手に勝ちを譲るなどの行為は認められず
両手、首に巻かれたリング型爆弾がルール違反の重軽によって爆発。
わざと負けるなどの軽いルール違反は両手を失うことで済むが、
規定の範囲を超えて逃走、つまり完全なるゲームの拒否は首のリングが爆発する。
規定範囲は私立有栖学園敷地内、マンモス校であるゆえ大きさは小さな町並みである。
校内にいくつもある保健室、調理室などにはあらかじめ寝床や食材などを置いておく。
こちらから支給される武器は一切なく、一見雪華綺晶に有利だが必要な物を取り揃える
能力もカリスマ性とみなす。
時間は6日の深夜0時つまり7日に日付が変わったら。
そして一番重要なこと。
これはカリスマ性を求めるためのものであり、仲間との共同作業が可能だ。
人数に制限はない。
もし一時的に協力などではなく明らかにチームで勝利した場合、チームとしての能力を
認めチーム全員を勝者とする。
だがしかし、あまりに人数が多すぎると統率がとれなくなるためその場合はチーム内での
サドンデスになることもあるが、これは殆どありえないので考えなくて良い。
生徒を引き込んでのチームも可。
しかし生徒が拒否をしたら不可。
あくまで生徒が7日までに快く引き受けた場合可能。
生徒のその後の人生を明らかに狂わせるのでよく考えて誘うこと、その際嘘は
言ってはいけない。
そして教師は強制参加。拒否は死亡。
その後の有栖学園に残された生徒は国から配属される新しいカリスマ性のある教師達で
後を継ぐ。
誘う生徒以外にこのことを言ってはならない。
もし断られたら固く生徒の口を封じるようにする。
それすらできなければカリスマ性なしとみなし、両手爆破。》

前日の一葉の言葉「では今述べたように皆最善を尽くすよう。雪華綺晶私が憎ければ勝ち上がってこい」
     「死んだら復讐の機会もなくなる」
     「では7日までに各自準備をすること!」
     「では解散!」
7月4日午後4時頃
教師一同が集結していた。
そこにはローゼンとラプラスの姿もある。
ラプラス「私は校長と一緒に行動する」
    「他に私達と一緒に戦いたいものはいますか?まぁいないとは思いますが」
    「ただし、いてもせいぜい4人までですね。チーム内サドンデスが怖い
ですからね、もしチームが優勝してもサドンデスで校長と戦うことになるのは
厄介ですから」
銀「誰があんた達と一緒に行くとおもったぁ?」
ラプラス「昨日のことなら謝ります。ただ、もし機嫌を損なわれて日本に核を放たれると
    危ないもので咄嗟に行動しました」
銀「うるさいわぁ、あんた達は私が殺す。覚悟しときなさぁい」
雛「ねぇねぇみんな、雛戦うのやだよぉいつもみたいにみんなと笑っていたいよぉ」
金「雛苺、それはできないのかしら・・・」
雛「いやなの~雛は絶対いやなの!」
薔薇「校長・・・」
ローゼン「ごめんよ、“薔薇水晶”」
薔薇「いやぁ・・・いつもみたいに薔薇ちゃんって読んでよ、ねぇ」
ローゼン「君が一緒に戦うなら・・・いや、戦いに君と一緒に勝つことができればきっと」
蒼「なら薔薇水晶は校長側につくことになるけど良いんだね?」
薔薇「わ、私は・・・お姉ちゃん・・・」
雪「私は校長たちと組む気はない。昨日全員で一葉を殺すことも可能だったはずだ。
だがそれをしなかった。」
「それは心のどこかで戦いを望んでいる証拠。そして絶対的権力を欲しがる証拠」
「昔の私なら迷わず味方になるであろう、しかし私はこの学園で大切なものを教えてもらった・・・」
「その恩を私は戦うことで示す。だから一緒には戦わない」
 「薔薇しぃ、どちらにつくかは自分で考えるんだ。もし、敵になったらそのときは・・・」
翠「みんなおかしいですよ!どうかしてるですぅ!大体なんでこんなことになったんですか?」
 「もう翠星石はわけがわからんです!みんなに悪戯してまた怒られたいですよぉ・・・」
 「ううぅ・・・ヒック、ヒック・・・」
蒼「翠星石・・・」
ローゼン「とりあえず明日は最後の授業だ。明後日は準備のため休み」
    「みんな明日は次の教師に繫ぐためしっかり授業をしてほしい」
    「そして、生徒を戦いに狩り出すなら明日だ」
雛「雛たちはほんとに明日で教師やめちゃうの・・・?」
金「まだ生徒達に全然大切なことを教えてないのかしらぁ」
職員室はさめざめ泣くもの。勝利をするために燃えるもの。作戦を立てるもの
まだ実感がわかずただボーゼンとしているもの様々だ。
昨日の今日で皆疲れているため、重い足取りで帰路に帰る。
そして一日が終わる。

7月5日朝
そして最後の授業の日がやってきた。
真「おはようなのだわ」
銀「おはよぉ真紅、相変わらず弾みの無い胸ね」
真「ホルスタインよりは、ましなのだわ」
翠「蒼星石おはようですぅ」
蒼「ああ、おはよう。今日も一日頑張ろう」
翠「はいですぅ」
見慣れた風景、いつも通りの挨拶。
不思議と誰もアリスゲームのことは口にしない。
まるでこの2日間の出来事が嘘のように、しかしこれはまぎれもない現実。
実感がわかないのか、それとも全員覚悟の上なのか。
朝のHRが始まる。
後日生徒が語るには今日の授業は今までの中で最も教師のやる気が満ちていた
授業であり、最高に充実していた授業だったという。
近年塾などに通う子供達が増え、学校の授業を聞かない生徒が増えてきているというが
今日の授業はそれを感じさせないほどだ。
普段は一定数以上の生徒が居眠りや別の勉強をするが今日はそれがない。
最後の最後に教師としてのあるべき姿をして教壇に立てたのは幸せなのか?
それとも不幸なのか?
答えはない。

7月5日放課後
教師達は別れを惜しむようにして生徒達と別れる。
ある特別な生徒を残して。

~雪華綺晶、オディール、コリンヌ~
雪華綺晶は射撃部部室裏に、隊長と呼ばれる男といる。
雪「射撃部隊長オディールとコリンヌを呼んでこい。そして今日は部活は休みだ」
隊長「えっ、あの二人を呼ぶんですか?そんな重要なことがあるんですか?」
雪「貴様には関係ない!早く呼べ!」
隊長「サーイエスサー!」
雪(すまない、本当はお前の成長を最後まで見届けたかった。)
 (お前がいなくなると射撃部はなりたたない、後は頼んだぞ・・・)
オディ「お呼びでしょうか?」
コリ「私達姉妹を呼ぶからには任務ですか?」
雪「こんなことを聞くのは私らしくないが・・・貴様らに問う」
 「人として真っ当に生きるか、修羅の道を進みその身を焦がすかだ・・・」
オディールとコリンヌはお互い顔を見合わせ軽く頷く
オディ&コリ「私達はあなたと同じ気持です」
~水銀燈、メグ、メイメイ~
水銀燈は手に自分の若い頃の水着写真、下着、使った後のストロー、そして大金を所持していた。
下着は過激すぎて描写できないようなものを見に付けている。
そしてそれらを手にすると、ごみ焼却炉に一気に投げ入れた。
そして身に着けている下着は誰にも見せないぞ、といわんばかりにコートを羽織り
屋上の所でタバコをふかしている。
銀「ふふふ・・・笑っちゃうわぁ、まさかこの私が他人のことを優先して考えられるなんて」
そう、水銀燈は有栖学園水銀党の創始者みたいなものである。
全党員100人を超えるほどの人間を自分の言葉一つで動かせるのだ。
一人一人の力は弱いが数をこなせば脅威になる。
なによりチームサドンデスになっても自分より弱い党員達なので安全だ。
万全を期して、物で釣るための道具や、金で釣るための資金、そして色気で釣るためわざわざ普段履かない様な下着まで購入したがそれを実行することはできなかった。
いや、4年前の水銀燈なら迷わずそうしただろう。
しかし有栖学園で過ごす4年間が彼女を変えてしまった。
角の折れた鬼は力を失ってしまう。
銀「はぁ~あ、こんなことなら校長や雪華綺晶にでもついとけばよかったかしらぁ?」
 「変な意地なんか張って、冷徹になりきれなくてなにやってるんだろ私・・・」
 「やっぱり最初に死ぬのかなぁ?みんなに嫌われてるしな」
銀「心のどこかで誰かが“一緒に戦おう”って声をかけてくれるのを待ってたのに・・・」
 「嫌われてるのは分かってたけど、いざ自覚すると悲しいわぁ・・・」
 「誰も声をかけてくれないし・・・こんなことならみんなと仲良くしといた方がよかった?」
 「結局4年間で私は何も得られなかった・・・ふふ、まるで学生の頃に戻ったみたいね」
水銀燈は自傷を続ける。その目にはうっすら涙が見えた。
そこで思わぬ人物に遭遇してしまう。
メグ「水銀燈せ~んせ、あれ?何やってるのもしかして泣いてる?」
そう柿崎メグだ。
以前水銀燈が命を救った生徒。
参照http://www9.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/474.html
初めて水銀燈が本気で愛した生徒がここにいる。
銀(なんでメグがくるのよぉ・・・ハァ)
 (この娘を戦いに狩り出すなんて事は絶対にできない)
 (この娘には幸せになってもらわなきゃいけない・・・私が教師として殆ど働かなかったけど、それでも教師としてできる最後の仕事)
 (それはこの娘と無事に別れること、悲しませないように)
銀「あなたには関係ないでしょぉ~分かったらさっさと帰りなさぁい」
できるだけ目をあわせないようにして言う
顔を見てもう会えないと思うと涙を堪える自身がないからだ。
メグ「ふ~ん、まぁいっか。じゃあね先生また明日」
“また明日”という言葉に水銀燈は返事ができなかった。
そしてそれを不思議そうに見つめながらメグは去っていく。
銀(これでいいんだ・・・これで)
水銀燈は屋上で横になる。
銀(バイバイ・・・メグ)
ガシャン!
急に屋上のトビラが開く。
そこにいたのはまたも今は会いたくない人物。
事務員のメイメイだ。
ゴスロリをものすご~く弱くした感じの服装に黒に近いダークな茶髪で蒼星石位の長さ
そして基本的に無口でおとなしそうな顔だが水銀燈のことになると顔つきが変わる
という感じの人間だ。
参照http://www9.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/820.html
メイ「どうかしましたか?」
銀「別に何もないわぁ、さっさと帰って」
メイ「嘘ですね」
ビシッと人差し指を向けて言う
銀「なんでそうなるなよぉ?」
メイ「昔からうそ言うときは人の目をみません」
  「伊達にいつも見てませんよ」
銀「それは怖いわぁ」
銀&メイ「ふふふ」
二人は声をそろえて笑った。
緊張の糸がずっと張り詰めていた水銀燈にやっと笑みがこぼれる。
メイ「やっと笑ってくれましたね」
銀「えっ」
メイ「気がつかないと思いましたか?」
  「ここ最近ずっと凹んでましたよ」
銀「そぉ・・・かもね」
メイ「・・・悩みがあるなら言ってください。私は自分に誓ったのです」
  「あなたのためにこの身を焦がす。あなたを一生守り続けると」
銀「・・・」
メイ「だからお願い、私に話してください。全てを受け止めます。」
銀「死ぬかもしれないわよぉ・・・」
メイ「死ぬのは怖くない・・・いや、ほんとは怖いです。けどもっと怖いのは
   あなたが悲しみ続けること、そしてもうあなたに会えなくなることです・・・」
銀「どおしてぇ・・・どおして私なんかに構うのよ・・・?」
メイ「あなたのことが好きだから・・・」
ギュッ
メイ「キャッ」
水銀燈はメイメイに抱きついた
銀「ごめん、もう少しこのままでいさせて・・・」
メイ「はい・・・」
銀「私と一緒にいてくれる?」
メイ「はい!」

銀「と、言うわけなの・・・拒否してもいいわ。その代わり誰にも言わないでね」
メイ「・・・しい」
銀「え、」
メイ「嬉しいです。私あなたの役にやっと立つことができる」
銀「これは遊びではないのよ、死ぬかもしれないのよ」
メイ「私こうみえても強いんですよ。あなたの真似をして武道やってましたから」
銀「だ~か~ら~」
メイ「それに・・・私はあなたと一緒に戦って、一緒に勝ち、負けるときも一緒に負けたい」
そう話すメイメイの目に嘘はなかった
銀「・・・ありがとう」
メイ「えへっ」
舌をペロッとだして笑む
ガシャン!
またトビラが開いた
メグ「水銀燈先生ぜ~んぶ聞かせてもらったわよ」
銀「なっ、メグ・・・なんで、帰ったんじゃなかったの?」
メグ「水銀燈先生の様子がおかしかったので盗み聞きしてまいした!」
  「と、いうわけで私も行きま~す」
銀「メグ!」
ビク!
メグ「は、はい・・・」
銀「全部聞いてたなら分かるでしょう?これは遊びじゃないの!」
 「あなたを連れて行くわけにはいかないの!」
メグ「でも・・・」
銀「メグ!」
メグ「キャンッ!!」
銀「お願い、良い娘だから分かって頂戴・・・あなたには幸せになって欲しいの・・・ね?」
メグ「それは違うよ、水銀燈先生」
  「私の幸せは水銀燈先生と一緒のいること、メイメイさんと同じ」
  「本当はとっくの昔に私の命は尽きていた、けど水銀燈先生が私を助けてくれた・・・」
  「私は水銀燈先生が好き・・・水銀燈先生のいない学校なんて考えられない」
メグ「水銀燈先生からもらったこの命、私は水銀燈先生のために使いたいの・・・」
銀「メグ・・・」
メイ「これはもう連れて行くしかないですね」
  「まわりに言いふらされると腕が無くなってしまいますし」
銀「メグ・・・お願いだk」
メグ「水銀燈先生私の胸を触って・・・」
ドクンドクンドクン
メグ「ほら、感じるでしょう?水銀燈先生がくれたものだよ」
ドクンドクン
メグ「この鼓動が消えるまで私は水銀燈先生と一緒にいるわ」
銀「メグ・・・」
メグ「お願い水銀燈先生私を連れて行って・・・」
銀「・・・分かったわ。ま~たくぅあなたたちって本当におばかさぁん」
 「自分から不幸になろうとするんだもの」
メイ「不幸になんかなりません」
メグ「どんな結果でもね」
銀「よ~し、じゃあやるからには勝つわよぉ」
 「権力を手に入れて水銀燈王国を作るわよぉ」
メイ&メグ「ハイ!」

~雛苺、金糸雀、みっちゃん~
雛「金糸雀~雛、雛はどうすればいいの・・・」
金「うぅ~カナだって分からないのかしら~」
雛「真紅に相談してみる?」
金「真紅が私達を誘うはずないかしら~足手まといになるだけかしら」
雛「でも~雛たちやられちゃうかもしれないのよ~」
金「だから今考えてるのかしら~楽してずるして勝つ方法はないのかしら~?」
勝負の前からすでに負けが確定してるような二人。
金「巴はどうかしら?あの娘は確か剣道部のエースかしら」
雛「巴は見つからなかったの・・・多分蒼星石先生が連れて行ったの~」
金「そんな~かしら~」
みっ「あら?お~い金糸雀先生、雛苺先生~」
雛&金「ヒャウッ!」
そこに現れたのはみっちゃん。
この学園の生徒でかわいいものに目がなく金糸雀、雛苺とは大の仲良し。
教師と生徒というよりもはや友達だ。
彼女の取り柄、それは・・・特に無い。運動も勉強もダメだが強いていうなら
可愛いものに関しては鬼になるらしい
みっ「何してるんですか?二人して」
金「ななな、なんでもないのかしら~お、オホホホホホホ~」
雛「そうなのよ~アリスゲームで戦いあうなんてこと絶対絶対しないのよ~」
金「ぎゃ~~~~いきなり核心かしら~」
みっ「ゲーム?ふ~ん面白そうね。ねぇねぇお願い金糸雀先生教えて~~~」
  「あま~い玉子焼きあげるから~」
  「絶対内緒にするから!ねっねっ!」
こういうみっちゃんのお願い攻撃は今までかわせたことはない
金「あうぅ~わかったかしら、けど絶対絶対内緒かしら!それと絶対ついてこないで
ほしいのかしら」
みっ「うんうん!」
こうして数十分後見事にみっちゃんの一緒に行きたいコールに耐え切れず
参戦を許してしまう。
そしてこの日アリスゲーム至上最凶にして最高に“最弱”なチームが結成した。
はたして彼女らに未来はあるのか?

~蒼星石、巴、翠星石、レンピカ、スィドリーム~
同時刻、巴と蒼星石は剣道場に来ていた。
蒼「巴君、これから試合を始めるよ」
巴「急にどうしたんですか先生?まぁ私は構いませんが・・・」
蒼「防具を脱いで、僕と同じように胴着だけを着て」
巴「え、」
蒼「早く脱ぐんだ」
巴「?・・・はい」
蒼「それと今日は竹刀ではなく“これ”を使って」
巴「ぼ、木刀?」
蒼「ただの木刀じゃないよさぁ持ってみて
ズシ
巴「なっ、お、重い」
蒼「それは中に鉄芯をいれてあるからね。本物の日本刀と同じ重さにしたんだ」
 「真剣は意外と重いだろう?」
巴「これで何をするんですか?新しい型の稽古?」
蒼「いや、これは“死合”さ・・・」
巴「し・・・あい?」
蒼「そう、無論強制はしない」
 「僕は以前君に大切なものを守るために力を使えといったよね?矛盾してるのは分かってる」
 「僕は今日でおそらく君と会うのは最後になる・・・全てを話して去っていくつもりだよ。
  卑怯かもしれないけどね」
 「だから君の成長を僕に見せて欲しい」
巴「こんな物で戦ったら・・・下手をすれば死にます。防具もつけていませんし」
蒼「なら・・・君はそこまでの人間だったということさ」
巴「っ!!」
蒼星石は巴に全てを話し自分の後を継いでほしかったのだ。
悪に対抗することのできる戦士として、そのため一昨日からのことを全て話す。
きっと巴はついてくると言うだろうと思った。
だから腕の一本でも貰ってついて来れないようにしようとしたのだ。
しかし、もしも巴が無傷で勝負を終える結果になってしまったら・・・そのときは・・・
蒼(僕は、いつもみんなの前で真面目に真っ直ぐに過ごしてきた)
 (けど、僕の中の何かが熱い。まるで血液が沸騰しているようだ)
 (彼女と一緒に戦火で戦い抜きたい・・・そして、勝ちたい)
蒼「準備は良いかい?」
巴(なんだろう?この気持は)
 (怖い、だって蒼星石先生だもの。けど、私・・・わくわくしてる?)
蒼「行くよ!」
巴「宜しくお願いします!」
蒼&巴「ハアアアアアア!!!!!」
ブンッ!! ズシャァァァン・・・・

巴「そうですか、そんなことがあったんですか・・・なら私の参加は決定ですね?」
蒼「エースである君には剣道部をまとめてほしかったんだけどね」
巴「けど、最初から私と一緒に戦うために死合をしたんですよね?」
蒼「ふ・・・やれやれだよ」
巴「学校に入学したばかりの頃、覚えています?初めてあった日のこと」
蒼「君がナイフを持った男に襲われていたときのこと?」
巴「そうです。あの時先生に助けてもらって今の私がある」
 「私はその後先生の強さに憧れて剣道部に入部した。もっと強くなりたかった」
 「女でも男に勝てる強さがほしかった・・・」
蒼「それでここに入部したのか」
巴「けど先生は入部してからすぐ私にこう言いましたね。“力は相手を倒すためではなく
大切な誰かを守るため”だって」
「先生の大切なもの、それは生徒だったり、肉親だった翠星石先生だったり
 いろいろあるかもしれません」
巴「けど、私の守りたいものが見つかりました」
蒼「誰だい?それは」
巴「あなたですよ。先生」
 「私に“道”を与えてくれた。剣士として生きる道を・・・これで会えなくなってしまうなら今しか恩を返す機会がない」
 「私、柏葉巴はあなたと一緒に戦います」
蒼(ふ・・・まさか怯えた子猫が獅子に化けるとはね)
蒼「一緒に戦おう、巴」
巴「はい!」
そんな二人の会話が飛び交う剣道場の床には衝撃で刀身が粉々になった木刀が
2本。
剣士の使う刀には使い手の気が込められるという。
だから決して折れないと誰かが言っていた。
折れた2本の木刀が意味すること、それは・・・
翠「やれやれ、やっ~と終わったですか?蒼星石」
蒼「ああ、彼女は仲間だよ」
巴「やっぱり一緒だと思いました。宜しくお願いします翠星石先生」
翠「まぁいいです。せ~いぜい死なないようにするですよ」
蒼「あんなこと言ってるけど本当は嬉しいんだよ」
巴「ふふ」
翠「な、何を言ってるですか!別に翠星石は私達のために戦ってくれることが嬉しいわけじゃないですよ」
蒼「はいはい」
蒼「じゃあ僕はもう一人のところへ言ってくるよ」
巴「もう一人?」
蒼「そう、今は裏方に徹しているけどね。」
 「おそらくこのゲーム内で最強を誇るゼウス(ここではローゼンを指す、最高神と崇められた)と
 戦える唯一の神」
 「ハデスの元へ行くよ」
注)ハデスとは冥界の王として絶大な力を誇った。彼の司る冥界は、最高神ゼウスでさえも干渉できない独立した帝国であったと言い伝えられている
翠「なら翠星石もちょっくら言ってくるですよ」
巴「翠星石先生も当てがあるんですか?」
翠「使えるかどうかわからんですけど・・・けど連れてく価値はあるです」
蒼「そうだね、彼女の“能力”は役に立つかもしれないしね」
翠「では、行ってくるですよ。解散ですぅ」
~調理室~
翠「スィドリーム、力を貸してほしいです」
スィ「あ~翠ちゃんだぁ」
翠「ほらほら眠そうな顔してないでしゃきっとするですよぉ」
 「まじめな話なんですから」
スィ「翠ちゃんの頼みならなんでもいいよぉ」
翠星石の当てとは事務員スィドリーム。
翠星石と同じ色の髪でストレートロング、薄緑のメイド服のひらひらを取ったような服装。
いつも眠気まなこでおっとりな正確。ペットにしてあげたくなる可愛らしい顔立ち。
参照http://www9.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/819.html
上を見てもらえば分かるが役にはたたなそうだ。
蒼星石の言う能力とはいったい?
そしてその後スィドリームは立ったまま寝てしまい、なし崩しに参加決定となる。
~裏山~
蒼「やっぱりここにいたんだ。まぁいつものことか、レンピカ」
裏山で座禅を組んでいるのはレンピカ。
外見はここで参照http://rozeen.rdy.jp/up/vipww10040.jpg
男に間違われそうだがれっきとした女
蒼星石との違いは男に間違われることをコンプレックスにしていない。
むしろ武器にしている。
男の方が有利な場面で男の振りをしたことが何度かある。
口調は完全に男口調。一人称は俺。
過去に蒼星石に武術を教えた張本人らしい
レン「蒼星石か、俺が修行してるときに来るなんてよっぽどの事があったのか?」
  「それともネジが抜けたか?」
蒼「修行中は気が張ってピリピリするのは分かるよ」
 「だから率直に言うよ。僕と一緒に戦ってほしい」
レン「・・・断るといったら?」
蒼「これは君が嫌う表の舞台じゃない。世界チャンピオンになる素質がありながら
 それを嫌う君がいきなり戦ってくれと言われても承諾しないのは分かってるよ」
レン「なら俺の修行の邪魔をするな」
蒼「でも君が何故こんなとこで事務員をしているのかは分かる」
 「ここには世界ですらも小さく感じさせてしまうような猛者がゴロゴロいる」
 「ローゼンやホーリエと堂々闘えるなら・・・どうする?」
レンピカのマユがかすかに動く
レン「その言葉に嘘偽りはないか」
蒼「誓うよ」
ヒュッ
蒼星石の背後に回りこむレンピカ
レン「蒼星石、俺は人生で初めて弟子をとった。それはお前だ、お前以外に弟子をとったことがない」
  「一緒に闘うのは構わん。成長した姿を俺に見せてみろ、あまり失望させるなよ」
蒼「君が僕を弟子にした理由は分かってるよ。“情”なんかじゃない」
 「自分の敵を作るためだろ?」
レン「ふ、勘違いするな。仲の良い事務員と教師の関係もなかなか心地よかったぞ」
蒼「別に僕を守ってくれなくても構わない。見捨ててくれて結構さ」
 「ただ一つ約束してほしいことがある」
レン「お前は優しいな、いつも他人を優先する。戦火ではそれが足手まといになるだけだが」
  「嫌いではない。弟子をとったのは何も敵を作るためだけじゃないさ」
蒼「じゃあ僕はもう行くよ、支度をしなければいけない」
レン「待て、蒼星石」
蒼「なんだい?」
バッ、 レンピカは構えをとる。
レン「組み手だ」
蒼「何故いまさら?」
レン「お前に最後に渡したいものがある、だが下手をしたらここでお前は終わる。良いな?」
蒼「ふぅ・・・今さっき自分の教え子に同じことをした。断るはずがない」
レン「そうか、なら行くぞ」
ズゥーン!!
レンピカの周りから青白い闘気が浮かび上がってくる
蒼(怖いな、やはり・・・けど僕は立ち止まるわけにはいかない)
 (前に進むことでしか道は開けないなら・・・僕は引かない!)
蒼「行くよ!レンピカ!」

~ローゼン、ラプラス、薔薇水晶~
校長室。
しかし明かりは灯っておらず普段のような楽しいとかいう空気は微塵もない。
ロー「“彼”はどうだった?」
ラプ「断られましたよ」
ロー「まぁ、彼らしいか・・・」
ラプ「少々心もとないですね、二人だけとは」
ラプ「しかも実質的な戦闘者は私だけですかね?」
ロー「・・・」
ラプ「あなたにやれるのですか?」
ロー「君は余計な心配はしなくていい」
ブルブルブル・・・
ロー(メール?誰から)
from薔薇ちゃん
ロー(っ!!)
ロー「悪いな、少し席を外す」
バタン、
トビラを開け校長室を出て行くローゼン
ラプ「ふ、これで3人か・・・」
ロー「薔薇ちゃ・・・薔薇水晶」
薔薇「今はその呼び方で我慢します、校長」
ロー「君は雪華綺晶と行くものだと思ってたよ」
薔薇「私は、私なりに結論を出しました」
  「一つは、私はあなたを愛してるということです。たとえどんなにあなたが変わってしまっても、あなたのくれた温もりは忘れられない」
ロー「・・・しかし君は雪華綺晶と戦えるのか?いざとなったら姉妹で争えるのか?」
薔薇「そして、もう一つはお姉ちゃんも私は大好き・・・けして失いたくない」
  「自分の身よりも大切・・・だから私がお姉ちゃんを倒す」
  「たとえ障害者にしてしまおうと私が一生面倒を見続ける」
  「殺さずに勝つ・・・そのためならお姉ちゃんの腕を引き裂き、足を砕く」
  「そして私が墓に行くまで罪を償い続ける」
ロー「それが君の出た結論か・・・」
薔薇「はい」
  「一つだけ約束してください。もし私が死んでお姉ちゃんが生き残ったら・・・お願いします」
ロー「ああ、僕が墓に入るまで罪を償い続けるよ」

~真紅、JUN、ホーリエ~
真紅は給湯室で紅茶を飲んでいる
ホーリエはそれを飲み終えるのじっと見ている。
付き合いが長く真紅のことは熟知している
だから真紅が紅茶を飲んでいるときは話しかけないほうがいいと知っている
そして紅茶を飲み終えた真紅が口を開く
真「ホーリエ話があるわ」
ホー「ハイ」
真「誓いなさい、私を守ると。この薔薇の指輪にかけて」
注)
ホーリエの詳細は以前私(筆者)が書いた
最初に記したこの文章の元となる物語のURLに書かれてあるので省略

ホーリエは目を逸らさずに真紅と向かい合い薔薇の指輪にキスをした
ホー「誓います」
真「良い娘ね・・・ホーリエ」
ホー「あなたのためなら私はどんなことでもします」
真「さて、今度はできの悪い下僕のところへ行かなければならないのだわ」
ホー「あの人のところですか?」
真「ええ、少々しつけがなってないけれどもそれなりに頼りになる私の下僕よ」
~裁縫室~
真「JUN、いるかしら?」
部屋には眼鏡をかけたボサボサ頭の少年と綿や糸、針や布などがそのままの姿で転がっていた。
そして真紅が瞬きをする一瞬のうちにその綿や布は女の子の姿をした人形へと姿を変える。
そして作業を一通り終えると眼鏡の少年がこちらを振り向く
JUN「まったく、人を呼び寄せて遅れるなんて真紅らしくないぞ」
真「あら、下僕は主人を待つのも重要な仕事なのだわ」
JUN「なにぃ!」
真紅とJUNは幼馴染。しかし以前私(筆者)が書いた作品【幼馴染】とは無関係である。
恋愛感情のようなものは二人の間にはあまりなく、たま~にお互いを意識する位だが
それほど問題は無い。
真「でも、もうすぐ私はあなたの主人でいられなくなるわ」
JUN「どういう意味だ?」
真「あなたがもし私を慕い、私に忠誠を誓うなら私の指輪に誓って」
JUN「ちょっと待てよ、分けがわかんないよ。ちゃんと理由を話してくれ」
真「良いわ」
 「あなたには知る権利があるわ」

JUN「アリスゲーム・・・そんなことが・・・」
真「JUN、あなたの力が必要なの」
JUN「そ、そんなこと言ったって・・・やだよ、僕はまだ死にたくない。僕が死んだら
お茶漬けのりが一人ぼっちになっちゃうだろ」
真「そうね・・・私が悪かったわ、こんなお願いして」
JUN「真紅・・・」
真「JUN今まで私のわがままを聞いてくれてありがとう」
 「あなたはこの真紅が認める最高の人間よ。あなたならその腕を磨いていつかきっと
  マエストロ(神技級の職人)になれるわ」
 「強く・・・生きなさい」
JUNはその場で取り残されてしまう。
教室には悔しくて机を叩く音だけが響き渡る
~同日夜~
JUN「ただいま~」
のり「あら、お帰りなさいJUN君。もうすぐご飯できるからね」
JUN「ああ、サンキュ」
JUN(やっぱり断って良かったんだ)
   (僕がいなきゃこいつが悲しむ・・・でもそしたら真紅が・・・)
のり「は~いできたわよぉ、今日はJUN君の好きな花丸ハンバーグよ。」
  「沢山食べてね」
JUN「なぁ」
のり「ん?な~にJUN君」
JUN「お前は僕がいなくても家事だってできるし一人でも平気だよな?」
のり「そんなことないよ、お姉ちゃんは一人じゃなにもできないわ」
  「大切な誰かがいるからお姉ちゃんは毎日頑張れるの」
JUN「・・・そうか」
のり「でもね。もし、そばに大切な人がいなくてもその人が帰ってくれる約束をして
くれればお姉ちゃんはその人の帰りを待って頑張れるわ」
JUN「それって・・・?」
のり「JUN君、何があったか知らないけどお姉ちゃんはあなたの味方よ」
  「あなたがいつ帰ってきても良いように料理の腕をあげて待ってるわ」
JUN「なんで分かるんだ?僕がいなくなるって」
のり「お姉ちゃんだもの!JUN君のことはいつも見てるわ」
  「だから分かるの。JUN君は今覚悟をしてる。」
  「男の子の目になってるわ」
JUN「・・・ありがとう姉ちゃん」
のり「じゃあ、今日は沢山食べて早く寝ましょうか。その様子だと明日には家を出て行くんでしょう?」
JUN「ははは、なんでもお見通しか。敵わないな」
のり「だってお姉ちゃんだもの!」
~就寝JUNの部屋~
JUN(あいつがあそこまで鋭いとはな・・・明日は大変そうだからもう寝るか・・・)
   (ん?いま下から音が聞こえたような・・・)
   (リビングを覗いてみるか)
のり「ヒック・・・ヒック・・・うぅぅ、グス」
JUN(姉ちゃん・・・泣いてるのか)
のり「これで、これで良いんだよね?私は冷たいお姉ちゃんなのかな?」
JUN「そんなことないよ」
のり「JUN君!?」
JUN「お前は最高の姉ちゃんだ」
   「絶対帰ってくる。だから大好きな花丸ハンバーグを作って待っててくれ」
のり「JUN・・・君、うううぅ・・・ウワワァァン」
JUNは泣いている姉を抱きしめ心に誓う。
JUN(絶対・・・絶対生きて帰る!こいつの涙を流させるような真似は二度としない!)
~7月6日夜9時頃~
ホー「結局二人だけですね」
真「仕方ないのだわ、明らかに戦力のないものを巻き込むわけにはいかないのだわ」
JUN「3人だろ?」
真&ホー「JUN!?」
JUN「真紅、僕も一緒に闘うよ。指輪をかしてくれ」
真「ええ、真紅が命ずるわ。JUN、この真紅を護ると誓いなさい」
 「この誓いの指輪にキスを」

~7月6日夜11時58分~
それぞれが思い込めてゲームの開始の時を待つ。
権力を欲するもの
自分の力を解放し試したいもの
ただ狂ったような残酷さで戦いに身を投じたいもの
逃げられない運命に立ち向かおうとするもの
大切なものを守りたいもの
意味もわからずただついてきたもの(笑)

それぞれの思いを胸にゲームの開始の合図がなる。
放送「全員の校内の入場が確認されました。スタート位置は今いる場所です」
「では!これよりアリスゲームを始めてください!」
ピーーーー!!!!!
賽は投げられた。
前編へ続く
アリスゲーム【戦いの夜】