ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki いつもの帰路で…

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それは某J君が登校拒否になる寸前で起こったある出来事。

夕時、緋色の風か少し伸びた髪を靡く

J「はぁ~~ぁ、学校って退屈だよな…」

Jは歩く、いつもの道を。Jは眺める、いつもの景色。
そしてまた思う…

J(一体あと何日過ごせばこんな日常から抜け出せるだろう、
  僕はどうして毎日あんな退屈な思いをして学校に行くの
  だろう、規則的で受動的な…ハハッ、まるで機械みたいだ。)

夕日が徐々に沈む姿さえ己の比喩だと思える、

J「今まで良く学校に耐えたよな、この景色を見るのも……ん?」
タッタッタ…

蒼「おーいJくーん!ハァハァ」

蒼「おーいJくーん!ハァハァ」
J「蒼先生!?(なぜここに?)」
蒼「こんにちは‥かな?J君もここ通って帰るんだぁ。
  僕いつもこの道通って帰るんだよ」
J「(蒼先生と一緒の通学路‥)へぇ、そうなんだ、
  でもこうやって会うのは初めてですよね」
蒼「そうだなぁ、でもお互い同じ景色は何度も見てたかもね」

蒼先生はニコニコしながら歩いている、普段無表情な人なのに。
時々、先生の横顔を眺めては返し笑いに頬を赤らめる。
でも暫く歩くといつの間にか僕は周りの景色の夢中だった、

J(いつもの帰路、いつもの景色…なのに。なぜだろう、今日は
  違う気がする、見慣れた風景が僕をこんなに魅了する。)
J(そういえば先生もこの道を…毎日毎日、何年も…)
蒼「J君?」

蒼「J君?」
J「!?」
蒼「頭の上、とんぼが止まってる、


  でも死んでるwwww」
J「!!!??」
蒼「嘘嘘wwでも知ってる?トンボって「勝ち虫」って言って縁  起が良い
  んだよ。」

少々取り乱しながらもJは聞き入れる

蒼「でもそれは日本での話、西洋だと「不吉な虫」だって嫌われ  てるんだって。
  不思議だよね、見る人が違えば見方は180度違うんだ」

気付けば辺り一面に赤とんぼが飛んでいた。夕日に照らされたその体からは
今更ながら秋の訪れを感じた。

J「…………」
J「先生のシルクハットにも不吉な虫がいっぱい…」
蒼「え”っっっ!!?」
J「嘘ですww」
蒼「にゃっっ(怒)」
………………ブンッッッッ!!!

J「!!」

………………ブンッッッッ!!!

J「!!」

目の前に大きなハサミが現れた。生命の危機を感じた僕は
蒼先生を宥めながら……(省)

J「見る人が違えば見方は180度違う、かぁ・・・」

間もなく蒼先生とは別の帰路をたどった。

J(そういえば‥先生も同じだ。いつも同じ顔を見て、同じ教科  だけを繰り返し教えて、
  同じ様に生きる、毎日………僕より長く。
  それでも帰る時あんなに楽しそうだった、一緒に帰る人がい  たから?そんなんじゃない!
  きっと…)

僕の家まではまだ遠い。もうじき日が沈むであろう折、
夕焼けを見ながら僕はそう思った
緋色の風に僕の心が靡く
いつもと同じ道、いつもと変わらない景色、だけど僕は
歩こう、少しだけ顔を上げて…       

FIN