ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

蒼星石vs不良2

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プルルーと電話の音が職員室に鳴り響く。
蒼星石「はい。わかったから、そこでまってるんだよ。」
電話に出た蒼星石は職員室を飛び出し、電話で言われた場所・・・近くの
商店街の路地裏にむかった。
(不良に絡まれて助けてほしいなんて急がなければ。)
息を切らしながら走る蒼星石。
(分かりやすいところだから間違わないだろう。間に合えばいいけど。)
そして程なく目的地についた。
しかし、そこには誰もいなかった。
(どういうことだ?)
状況が飲み込めない蒼星石は周りを見渡す。
すると二方向から背の高い男の集団が歩いてきた。
数は4人。
蒼星石「君たち。ここで殴られていた生徒をしらないかい?」
そういうと男たちから笑い声が起こった。
そして男の一人がいう。
男A「はははは。本当にきてやがんの。先生、俺の顔覚えてない?」
蒼星石「・・・・君はあのときの。」
そうその男は前に校舎裏で事件を起こしていたのを蒼星石がみつけて
停学にした男である。


蒼星石「もしかして・・・。」
男A[そうだよ。殴られてる奴がいるなんてのは嘘。先生を呼び出すための
口実って奴だ。」
そして男4人が蒼星石を囲むと男A蒼星石の胸倉を掴む。
男A「さーて。まずは前の分だな。」
といって蒼星石の顔を殴る。鈍い音が回りに響いた。
男A「へへっ。抵抗しねえのか?まあ四人も相手にできないだろうからな。」
そう言うと同時にまた鈍い音が響く。
男A「抵抗しないと面白くねえだろ。前みたいに一発くらわしてくれよ。」
三度目の鈍い音が響く。蒼星氏石の口からは血が流れている。
男A「おいなんとか言えよ。」
そしてまた鈍い音が響く。
蒼星石「・・・・すむなら。」
男A「ああ?」
蒼星石「君の気が住むまで殴ればいいよ。それで君の気がすむなら。」
そを言い終わると同時に五度目の鈍い音が響く。


男A「前みたいに殴って見ろって行ってるんだよ。」
蒼星石「生徒はよほどの事が無い限り殴らないよ。」
そう言いながら、笑ってみせる蒼星石。
すると男Aが叫びながら地面に蒼星石を叩きつける。
男A「まえは直ぐに殴ってただろこの偽善者が。やっちまえ。」
そう男Aが叫ぶと周りの男が輪を縮める。
そして、今にも惨劇が始まろうとしたその瞬間。
水銀燈「あらぁ。やめなさぁい。」
後ろから声が飛ぶ。水銀燈の声である。
水銀燈「貴方たちそんな格好悪い事とっとと止めないと先生おこるわよぅ。」
いつもと口調は同じだが重さの違った声が飛ぶ。
それにびびったのか、四人は蒼星石から少し離れる。
いや一人は少しではなかった。男Aは水銀燈にちかづくと、いきなり
殴りかかった。
水銀燈「くっ。」
そう言いながら男Aを睨み付ける水銀燈、しかし男Aは臆することもなく
男A「邪魔すんな。糞尼が。」
そういって水銀燈に二度目の拳を加えようとしていた。

しかしデジャブとでもいうのだろうか、男の拳はまた宙でとまった。
いや男そのものが腰を抑えて前のめりのままとまった。
蒼星石「僕をなぐるのら別にいい。でも他の人を僕の周りの人をこんな目に
あわすのは絶対にゆるさない!」
重みのある声でそう言い放つ蒼星石。
男の腕がとまったのもいつのまにか男たちの輪から脱出していた蒼星石の
一撃が男にきまっていたからである。
男A「このおおおおお、くっそおおおお尼あああ。」
そういって立ち上がると蒼星石のほうに向き直る。
その瞬間蒼星石は、水銀燈の手をとり逃げ出そうとしていた。
蒼星石「さあ。」
そういうと走りだす蒼星石。
男A「おえええ。」
そう言って走り出す男Aしかし、男Aについてきた男はただ一人だけだった。
男Aはちぃと舌をならすがそんな事に構ってられないのか、後ろも見ず走り出す。
逃げる蒼星石。だが、男と女の足の早さ、更に水銀燈というハンデ。
逃げているうちに徐々に追い込まれ、果てには路地裏に追い詰められていた。


男A「ここまでだな先生よぉおお。」
路地裏に二人を追い詰めた男Aは楽しそうに笑いながら言う。
いつのまにか二人の男は手にハンマーを持っていた。
男A「さあ、その可愛い可愛いお顔をせんべいみたいにしてやるぜええ。」
と叫ぶ。
「まちなさい。そんなもの持ってたらいけませんよ。」
不意に後ろからの声がかかる。
男A「誰だ。」
そういって後ろを振りむくとそこには一人の男教師がたっていた。
ローゼン「私の顔を覚えてないなんて悲しいなあ。私だよ校長だよ。」
そう、そこにたっていたのは校長のローゼンであった。
男A「こ・・・こうちょおおう?」
怯える男A。確かに見覚えのある顔だ。そんな男を尻目に手にもっている書類
を読み出すローゼン。
ローゼン「えーっと。3年2組○△君。趣味は・・ほうこんなものが好きなのか。」
男A「やめっろおおおお。」
大声を出して書類をひったくろうする男Aしかし校長はヒラリと避けてみせる。
ローゼン「読まれたくなかったら、もうこんなことはやめる事だな。」
と威厳のある声で言うローゼン。
男A「お前を殴って奪ってやる。」
そういってハンマーを握り直す男A。しかしローゼンは怯むこともなく、
ローゼン「考えてもみたまえ。私はともかく、蒼星石先生や水銀燈先生は
町の人達にとっても人気がある。その先生を殴って病院おくりにでもしたら
君たち生きて家までかえれるかな?」
と言ってみせる。


しばしの沈黙。沈黙を切り裂くように急にもう一人の男が走りだした。
男A[くっ。おぼえてろよー。」
それに続き男Aも走りだした。月並みな捨て台詞を恥ずかし下も無く吐きながら
である。

そして事件は終わった。
この後ローゼンは蒼星石や水銀燈にお礼を言われてから学校に帰り、蒼星石
は水銀燈の付き添いで病院にったそうな。
何故ローゼンが現れたか、水銀燈がなぜ来たのかはまた別のお話。

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