ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 雛苺の激怒

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

職員室には、真紅と雛苺の二人だけが居た。
真紅は雛苺に紅茶でも頼もうと思い雛苺の方を向く。

真紅「雛苺先生・・・紅茶を入れて頂だ・・・」
雛苺「真紅先生!翠星石先生・・・・・知らない???」

雛苺は真紅が台詞を言い終わる前に大声で真紅に質問をする。
それに少し驚いた様子で真紅は質問に答える。

真紅「ぇ?私は知らないのだわ・・・・って雛苺先生・・・如何したの?」
雛苺「え?雛は如何もしてないのよ?何時もと同じよ?」
真紅「・・・・・・」

真紅はこの瞬間、雛苺に紅茶を頼む事をやめた。
なぜなら雛苺の様子が何時もと違ったから。
口調や表情は何時もと同じなのだが・・・雛苺の後ろから何やらドス黒いオーラが出てるのが。
真紅はそんな雛苺に少し怯えた様子で質問した。

真紅「雛苺先生。翠星石先生に何かされた・・・?」
雛苺「翠星石先生がね雛のクラスの生徒が旅行のお土産にってくれたうにゅーを・・・家に帰ったら食べようと楽しみに取っておいたうにゅーを・・」

雛苺は両目に薄っすらと涙を浮かべながらそう語る。
何時もは『幼稚ね』と思う真紅だったが、今日は違った。
ソレは雛苺の後ろに現れるドス黒いオーラのせいだ。
今の真紅は雛苺に『恐怖』や『恐ろしい』という感情しか感じなかった。

真紅「そう・・・でも翠星石先生も生徒からの贈り物だと気づいてたら決して食べなかった筈よ?悲しいのは判るけど許して・・・」
真紅は翠星石と雛苺の今後の教師生活に問題が出ない為に、雛苺の怒りを沈めようとする。

・・・・しかし、今の雛苺にはそんな声届かなかった。

雛苺「真紅先生は翠星石先生の仲間?雛の敵なの?」
真紅「いや・・・やっぱり翠星石先生が悪いわね・・・翠星石先生は・・少し懲らしめないと・・・」
雛苺「そうよね・・・翠星石はちょっと調子に乗りすぎなのよ・・・雛が・・・懲らしめないと・・・フフ・・」

雛苺はついに表情までも怒りの顔に変えた。
今日は雛苺に紅茶を入れてと頼むのはやめよう。よ、心の中で呟く真紅だった。

翠星石「フフ・・・盗っちゃたですぅ♪ちび苺先生の苺大福っ♪今頃涙ぐんでる所ですぅ」
やっぱり犯人だった翠星石が屋上でボソボソと呟く。
翠星石は苺大福など何処にも持ってはいなかったが、口の周りには微量の餡子が付いている。

翠星石「さて、あのチビ苺の泣き顔でも見に・・・・」
真紅「翠星石先生ーーーーーッ!!!!!!」
翠星石「ひゃっ!?何ですか真紅先生っ!!大声出すなですぅ!」
翠星石は吃驚して声をあげる。理由は真紅が行き成り走って此方に来たからだ。

翠星石「・・・なんですかぁ?そんな深刻な顔して?」
真紅「・・・・逃げて。早く」
翠星石「・・・・・・急に何いうですかぁ?意味が判らないですぅ」
真紅「いいから!!逃げなさいッ!!」

翠星石はよく判らないがあの真紅が大声を出して逃げろと言ってるのだから何かがあるんだろう?と思った。
翠星石「理由はよく判らないけど一応此処からは離れるですねぇ」
真紅「・・・・そうして頂戴」

翠星石は、そう呟き屋上を後にする。

真紅「・・・翠星石先生・・・無事を祈るのだわ・・・・」

翠星石が屋上から出た時と同時刻。職員室では緊急会議が行われてた。
議題は『雛苺の様子が何時もと明らかに違う事』について。

金糸雀「・・・まさか・・まさかとは思ってたかしら・・・・雛苺先生が又もや・・・」
重い空気が漂う会議中の職員室には、真紅と翠星石と雛苺以外のメンバーが揃っていた。

雪華綺晶「又もやって事は前にもこうなったのか?雛苺先生は」
金糸雀「・・・そうかしら・・・・・・・」
薔薇水晶「金糸雀先生・・・話してくれる?」
金糸雀「・・・そのつもりで今会議を開いてるのかしら・・・」

どうやらあの金糸雀が冷静になっているのだから、この問題はよっぽどの大事らしい。
だから何時も会議をサボる水銀燈も会議に出てる訳だ。

蒼星石「で、何があったの?雛苺先生に」
水銀燈「もしかしたら話にくい事ぉ?」
金糸雀「・・・イヤ・・・・話しにくいって訳じゃ無いかしら・・・・・ただあの時の恐怖が・・・(ぶるっ)」

金糸雀はブルッと一瞬体を震えさせた。
この様子からよっぽど怖かったんだなぁ。と、皆は思った。

金糸雀「じゃあ・・・話すかしら・・・アレはこの有栖学園にカナと雛苺先生が来る前の学校での話かしら」
金糸雀の言葉に、一同はゴクリと息を飲む。
こうして金糸雀は重い口をゆっくり開く。

金糸雀「実は・・・・・」




金糸雀「実は・・・・」
金糸雀が雛苺の過去を語ろうとしたその時、職員室のドアが勢いよく開かれた。

翠星石「・・・・・・・・・如何したですぅ?そんな深刻な顔してコッチ見て・・・」
蒼星石「・・・まだ自分のやった事が理解して無いんだね?とりあえず自分の席に座りな」
翠「・・・・・・・?」

翠星席は頭にはてまマークを浮かべたまま、自分の席につく。

薔薇水晶「じゃあ・・・金糸雀先生。話して」
金糸雀「・・・了解かしら。それはカナと雛苺先生が有栖学園にくる前の話かしら・・」

________________________________

時刻は午後6時。真冬なので外はもう真っ暗だ。
しかし職員室は暖房が効いてるので暖かかった。

金糸雀「雛苺先生ーそろそろ帰ろうかしらー」
金糸雀は同じ学園の教師でもあり親友でもある雛苺に、そろそろ帰ろうと声をかける。

雛苺「んー・・・でも此処に置いてあったうにゅーが無いのよ・・・」
金糸雀「!?」
金糸雀は今の言葉に少し吃驚する。
なぜならさっき自分が雛苺の居ない時に、こっそり食べてしまったからだ。

金糸雀「雛苺先生・・・・御免かし・・・・・・・」
雛苺「ぅぅ・・・せっかくC君がくれたうにゅー・・・・・」
金糸雀「・・・・・・・・・・」
金糸雀は自分のやった事を素直に謝ろうとしたが、『生徒から貰った』という事を聞いて言いにくくなる。

雛苺「あれ?金糸雀先生?如何かしたのぉ?」
金糸雀「え?如何もしてないかしら・・・」
雛苺「でも汗かいてるのー。そんなに職員室暑いの?」
金糸雀「べっ・・・別に雛苺先生の苺大福を食べた訳じゃ無いかしら!・・・・ぁ」
雛苺「・・・・・・・・・・・・・・・」
この瞬間、一瞬部屋が凍りついた気がした。

雛苺「・・・本当なの?金糸雀せんせぇ」
金糸雀「ぇ・・・・・ごめんかし」
雛苺「・・・・・・酷いのよー。ばかぁ・・・・・・」
金糸雀「・・・・」
金糸雀は自分が悪いのは判ってるが、どうやら今の台詞が頭にきたらしく・・・

金糸雀「馬鹿とは何かしら!そんな大事な物なら鞄の中にでも入れとけば・・・ぁ」
雛苺「・・・・酷いのよ。謝れば許そうと思ったのに」
金糸雀「ぇ?雛苺先生・・・・・どうし・・・・・・・・」
金糸雀は今の雛苺の様子に少し驚く。
なぜなら雛苺の背後から、ドス黒いオーラが溢れ出してたから。

雛苺「アハハハ!!謝らないの?謝らないの?雛怒っちゃうのよ?」
金糸雀「雛苺・・・だだだ大丈夫かしら??」
雛苺「謝りますか?謝りませんか?」
金糸雀「・・・・・・」
金糸雀はその恐怖に負けたのか、後ろに一歩下がり、頭を下げる。

金糸雀「御免かしら・・・・生徒がくれた物なんて知らなくて・・・・」
その一言を聞いた雛苺は、背後から溢れ出すオーラを少しずつ消していった。

そして、完璧にドス黒いオーラは消えた。

雛苺「じゃあ金糸雀せんせぇ。そろそろ帰ろう?」
雛苺はまだ怯えた表情の金糸雀に声をかける。
金糸雀「ぇ・・・あ・・・うん。帰ろうかしらぁ」
雛苺「?如何したの金糸雀先生?そんなオドオドして」
金糸雀「えっ!?何でもないのかしら!・・・・そうだ雛苺先生!今日帰りに苺大福奢ってあげるかしら!」
雛苺「本当!有難う♪かなりあ先生だぁーい好きっ♪」
_________________________________

金糸雀「・・・と、いう事があったかしら・・・・」
水銀燈「雛苺先生・・・・怖いわぁ;;;」
翠星石「で、何で今そんな話してるんですかぁ?」
雪華綺晶「・・・・貴方はまだ理解してないの?」
翠星石「え?如何いう意味ですぅ?」
未だに自分のやった事を理解してない翠星石に、自分が雛苺に如何いう事をしたのかを詳しく教えた

翠星石「・・・・つまり翠星石が雛苺先生の苺大福を食べたせいで雛苺先生が怒り狂ってしまったのですね?」
金糸雀「そういう事かしら。さっき雛苺先生を見かけた時、あの時と同じドス黒いオーラを出してたから間違えないかしら」
薔薇水晶「雛苺先生。怖い・・・・(ブルブル」
雪華綺晶「遺書を書いたほうがいいかな・・・?」
翠星石「でも翠星石は雛苺先生の苺大福ぐらいいつも食ってるですよぉ?」
金糸雀「だからアレは生徒に貰った大事な苺大福だったから雛苺は怒ったのかしら!」

そういう金糸雀に翠星石は、『じゃあ如何すれば雛苺先生は元に戻るのか』と質問する。
金糸雀はこう答えた。

金糸雀「謝る。これしか無いかしら。雛苺先生は優しいから謝りさえすればきっと許してくれるかしら」
翠星石「謝る・・・・ですかぁ・・・・(何か気にくわないですぅ)」
水銀燈「そうよぉ。謝るしかないわぁ。あの子はそこまで頑固じゃないしぃ、許してくれるわよぉ」
蒼星石「そうだよ。早く雛苺のとこ行かなきゃ・・・」
薔薇水晶「早く謝らないと・・・・・生徒達に被害が」
雪華綺晶「翠星石先生と雛苺先生のこれからも教師として生きていく為にも謝って」

皆に謝れ謝れと攻められた翠星石は、一回舌打ちをして・・・
翠星石「判ったですぅ!謝ればいいんですね!謝れば!」
そういい、職員室から出て行った。

蒼星石「・・・不安だなぁ」
金糸雀「翠星石先生の事だからきっと悪口を言ってしまうかしら・・・」
雪華綺晶「遺書書こう」
薔薇水晶「今日家に帰れるかな・・・?」
水銀燈「最後に乳酸菌摂ってるわぁ・・・」

その頃。屋上では・・・・・

生徒A「真紅先生!!真紅先生!!如何したんですか!?」
生徒B「真紅先生!!しっかりして下さい!!」
真紅「・・・・ん?ここは・・・・?」
生徒A「真紅先生・・・やっと目覚めた・・・・吃驚しましたよ!屋上の真ん中で倒れてたんですから!」
生徒B「でも無事でよかった・・・・」
真紅「そう。迷惑をかけたわね。早速だけど紅茶を入れて頂戴」
生徒A・B「はい・・・(よかった・・・真紅先生無事だった・・・)」


真紅の意識が戻ったのと同時刻。
雛苺事件の元凶である翠星石は、廊下をうろうろしていた。
理由は雛苺を探す為。
しかし、翠星石は何故かさっきから『同じ場所』をうろうろしてた。
理由は簡単。雛苺に『恐怖心』を持ってたからだ。

翠星石(はぁ・・・・いつもなら喧嘩中でも普通に会いに行けるのに・・・なんだか急に怖くなったですぅ・・・)
そんな事を思いながら、2階の廊下をもう5分以上うろうろしてた。
翠星石(でも有栖学園の教師である以上・・・・雛苺には謝らなくてはいけないのですぅ・・・・同じ家庭科教師ですし)

翠星石は同じような事をかれこれ6分程考え(その時ずっと2階廊下をうろうろしてた)決意した。

翠星石「もういいですぅ!金糸雀先生の話によると今の雛苺先生はかなり恐ろしいらしいですが・・・このままギクシャクしたままじゃ嫌ですぅ!
雛苺先生をさっさと見つけてちゃちゃっと謝るですぅ!!!!!・・・・・・・・・ん?誰ですぅ?」
その時、自分の肩にポンッと手が乗ったのを翠星石は感じた。
迷惑そうな表情で後ろを向く。

・・・・・・そこには、怖いくらいに素敵な笑顔を見せる一人の教師が居た。


雛苺「すーいせいせっき先生。何ずっと廊下をうろうろしてるの?」
翠星石「ぇ・・・いや・・・これは・・・・・・」
翠星石の額には薄っすら冷や汗が浮かぶ。
それと反対に雛苺は怖いくらいの笑顔で、翠星石をじっと見ていた。
するとある事に雛苺は気が付く。

雛苺「(くんくん・・・)あれ?翠星石先生?お口から餡子の匂いがするのよ?」
翠星石「・・・・・・(コクン)」
翠星石は何もいわずに頷いた。
普段の彼女なら絶対に有り得ない光景だ。
その様子を何だ何だと気になった生徒達が2階廊下にわらわらと集まり始めた。

雛苺「ふぅん・・・翠星石先生がとったの。すかぽんたん」
翠星石「・・・・・」
翠星石は何時までも下を向いていた。
普段なら『なんですかっ!!この馬鹿苺!』とでも言うのだが、今回は別だった。
とても怯えた様子で下を向いていた。

雛苺「謝って。謝ったら許してあげるのよ?」
雛苺は翠星石に問う。翠星石は何も答えず未だに下を向いていた。

雛苺「謝らないの?如何なっても知らないのよ?すかぽんたん」
翠星石「・・・・」
この言葉に翠星石は頭にきたのか、顔を上げこう叫んだ。

翠星石「大事な物を机に置く馬鹿苺が悪いのですぅ!翠星石が有り難く喰ってやったんだから感謝しやが・・・・・あ」


雛苺「ふぅん。謝らないのね」
翠星石「嫌・・・あの・・・・・・」
雛苺「翠星石先生って馬鹿よね。自滅するなんて」
今の雛苺の台詞にたいして翠星石はさらなる禁語を言ってしまった・・・・・・・

翠星石「べっ・・別にお前みたいなチビやろーを怒らせたって何も怖くないですぅ!・・・・ぁっ」
雛苺「へぇ・・・」

翠星石は今日程自分の性格に後悔した事は無かった。
そして雛苺の方を見る。
雛苺はさっきよりもとても素敵な・・・後ろのオーラさえ無ければとても可愛らしい笑顔を輝かしてた。



雛苺「翠星石は馬鹿なのね。雛を怒らすなんて・・・・フフ♪」
翠星石「あ・・・嫌・・・ヤァァァァァァァッ!!」
生徒達「・・・・・・・・(何も言えない)」