ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 水銀燈とメグ

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メグが倒れた。そんな知らせを聞いた水銀燈はすぐさま有栖川病院へと向かった。
(どうしてっ!?3日前まであんなに元気だったのに・・・)
金曜日に会った時には元気にはしゃぎまわっていためぐ。
だが、月曜日に水銀燈が聞いたのは土曜日に倒れたとの事だった。
倒れたと聞いた時、水銀燈はラプラスに掴みかかった。
「どうして・・・もっと早く教えてくれなかったの!?」
「貴方は言いませんでしたか?休みの日は教師ではなく一人の女性だと
 学園関連の知らせは休みの日にはするなと」
その後、水銀燈はすぐに学園を飛び出し、現在に至るのだ。
病院に着いた水銀燈は走ってメグの病室へと向かう。
病室のドアを思いっきり開け放つ水銀燈。そこには、目にクマが出来、少しやつれたメグがいた。
「先生、来てくれたんですか・・・?」
弱々しい声を出し、微笑むメグ。
「当たり前じゃなぁい・・・これで授業がサボれるんですものぉ」
いつものように軽口を叩く水銀燈、だが、その声は震えていた。
「来なくてもよかったのに・・・どうせ・・・私は死んじゃうんだし・・・」
「何言ってるのよぉ?死ぬなんて言っちゃダメよぉ?」
「どうせ死んじゃいますよ、余命一年らしいですから・・・
 死ぬとわかってるのに生きてるなんて・・・死んでるのと同じですよね」
次の瞬間、パチンと乾いた音が病室に響く。
メグは自分の頬を押さえながら水銀燈の方を見る。
水銀燈は涙を流しながら、口を開いた。
「痛いでしょぉ・・・?痛みを感じるのは貴方が生きてるからよぉ
 どこかのおばかさぁんが言ってたわぁ、生きる事は戦いらしいわよぉ?」
水銀燈は軽く深呼吸をし、続ける。
「貴方は一年間、病気と精一杯闘いなさぁい、負けちゃダメよぉ?」
そう言って、水銀燈は病室を出ようとする。
「待ってください・・・先生はどうして私にこんなに優しくしてくれるんですか・・・?」
「貴方と私が似てるからよぉ、それだけだわぁ」「私と・・・先生が?」
「そうよぉ、貴方も私も孤独な人間よぉ・・・誰も信じられないでいる・・・違うかしらぁ?
 それじゃ、今度こそ帰るわぁ、そうだ、良い事思いついちゃったわぁ」
「なんですか?」
「一年後、私がまた貴方をビンタしてあげるわぁ」
そう言って、水銀燈は病室を後にした。
「先生・・・ありがとう・・・」
その日からメグの闘病の日々は始まった。
病は気からとはよく言ったものだ。
メグは一ヶ月、二ヶ月経つにつれ、どんどん元気を取り戻していった。
医者は診断する度に驚いていたようだ。
そして・・・入院してから一年が経過した。
「今日も一日頑張ろうっとぉ」
「何言ってやがるですぅ!いつもサボってるくせに・・・ですぅ!」
いつものように他愛もない会話をしている水銀燈。
その時、職員室に電話が鳴り響いた。
「もしもしぃ?こちら有栖学園よぉ?」
電話を取り、応対をする水銀燈、その表情は、少しずつ暗くなっていった。
「わかりました・・・はい、すぐ行きます・・・」
いつのも口調ではなく、淡々と喋る水銀燈に翠星石は少し驚いていた。
電話を切り、鞄を持ち、職員室を出ようとする水銀燈。
「ど、何処行くですかぁ!?授業がもうすぐ始まるですよ?」
「う、うるさいわねぇ・・・どこだっていいじゃなぁい・・・」
水銀燈の立っている場所にポタポタと涙が落ちる。
「おめぇ・・・泣いてるですかぁ?」
「わ、私だって人間なのよぉ?泣くことぐらいだってあるわぁ」
そう言って、職員室を走り去っていく水銀燈。
その後姿に向け、翠星石は叫んだ。
「兎には風邪って言っておいてやるですぅ!今日だけ特別サービスですぅ!」
(うふふ・・・おばかさぁん・・・ありがとう・・・)
水銀燈は愛車を飛ばし、有栖川病院に向かった。
そして、病室の前で深呼吸をする。
「大丈夫・・・もう泣かないわぁ・・・生徒の前で泣いたら、恥ずかしいじゃなぁい・・・」
そう言って、水銀燈はドアに手をかけた。

結末は各自で脳内補完してください。