ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 水銀燈の水泳

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炎天下のプールサイド、鉄板のように熱いコンクリートの上で生徒たちがラジオ体操をしている。
滴る汗が、あっという間に蒸発する。
今日は、待ちに待ったプール開き。プールが得意な者も、そうでない者も誰もがこの日を待ち望んでいた。
目的は、ただ一つである。
「なぁ、水銀燈先生ってやっぱ今日は…」
「水着で来るんだろうかなぁ?」
「やべぇ!想像しただけで興奮してきた!!」
ストレッチをしながらはしゃぐ男子生徒を、女子生徒は反対側のプールサイドから完全に見下した目で見ている。
目の前に水着姿の女生徒がいるというのに、男子の目はプールの入り口を見つめるばかりであった。
銀「ふぅ、暑ぅい」
プールのフェンスのドアが、ガシャンと音を立てて閉まる音がした。水銀燈が入ってきた。
男子生徒の動きが完全に止まる。
しかし、フェンスのドアからプールまでは、階段を上らないと行けないほどの段差があり、水銀燈の姿を見ることはまだできなかった。
ぺたぺたと、コンクリートの階段を上る音がする。男子生徒は一瞬で裸足であることを理解した。
階段を上るにつれて次第に現れる水銀燈の姿。まず、頭が見えた。
男子生徒は、思わず身を乗り出した。もはやラジオ体操どころではなかった。
しかし、ようやく見えた水銀燈の上半身は、Tシャツ姿だった。下半身は壁に遮られて見ることはできなかった。
「やっぱTシャツかぁ…。期待し過ぎたなぁ」
男子生徒がそう呟いているうちに、水銀燈がプールサイドにやってきた。
そこに現れたのは裸にTシャツ、ではなく水着にTシャツ姿の水銀燈だった。
Tシャツの丈が長いため、下には何も穿いていないように見えた。いや、そう見えるのは男子生徒だけかもしれない。
思わず男子生徒から歓声が上がる。女子が舌打ちをする。


銀「なぁに止まってるのぉ?体操をしなさぁい」
「ハーイ!!」
男子生徒は威勢良く返事すると、ラジオ体操とは程遠い速さで体操を再開した。

男子生徒は準備体操を終え、消毒槽に入り、シャワーを浴びる。そして水銀燈の待つプールサイドへ一目散に向かった。
銀「今日はぁ、初めてだから、とにかくたくさん泳ぐわよぉ」
「先生は泳がないんですか~?」
男子生徒がふざけて聞く。拍手喝采が起きた。
銀「やぁねぇ。私は泳がないわよ。見てるだけぇ」
「でも、水着着てるじゃないですか」
銀「だってぇ、濡れちゃいやだもん」
水銀燈がおどけて見せると、一斉に可愛いという歓声が上がる。
銀「ほらぁ、もう入りなさぁい。時間がもったいないわぁ」
水銀燈に促され、生徒はようやくプールに入った。
銀「向こうまで泳いだらあがって、プールサイドを通って戻ってきなさぁい。
順番は関係ないわよ。得意な人はどんどん抜いちゃって良いわぁ」
水銀燈の抜くという言葉に思わずにやける男子生徒。
水銀燈が笛を吹くと、第一泳者が勢いよく壁をける。前のものが5メートルほど進んだのを確認し、次のものがプールに入る。
50メートル泳ぎきった生徒は、プールサイドを通る時、後ろから舐め回すように、それでいて不自然でないように水銀燈の姿を見た。
普段は見ることのできない太腿。そしてTシャツで隠れているが微かに確認できるヒップのライン。
そして、Tシャツを突き出すようにそびえる胸の膨らみ。
男子生徒は心からこの学校にプールがあることを喜んだ。
銀「ほらぁ、早くプールに入りなさぁい。後がつかえてるわよぉ」
第1コース、つまりプールサイドに最も近いコースの生徒が、勢いよくプールに飛び込む。
水しぶきが派手に飛び散る。その多くが、水銀燈にかかった。
水に濡れたTシャツが水着に張りつき、体のラインとTシャツの下に隠れていた水着が露になった。


男子生徒が一斉に低い歓声をあげる。プールの中で、飛び込んだ生徒とその隣のコースの生徒が静かに握手をした。
銀「あぁんもう、濡れちゃったじゃなぁい」
水銀燈が喘ぎに近い悲鳴を上げる。その声があまりにも官能的で、数人の男子生徒が気持ち前屈みになる。
濡れたTシャツによって現れた水着と体のラインは、凄まじいほどの破壊力だった。
流石の女子も、これには負けを認めるしかなかった。
銀「やぁん、もうぐしょぐしょぉ」
とどめの一言だった。男子生徒は一人残らずノックアウトされた。
この日、時間になってもプールからなかなか出ようとしない男子生徒が続出したという。