ある日の教務室、怒声が響き渡る。
蒼「まったく…キミ達2人はいっつもいっつも…」
怒っているのは蒼星石。怒られているのは・・・
銀「なぁにそんなに怒ってるの?乳酸菌摂ってるぅ?」
翠「そうですぅ。別に蒼星石にイタズラしたわけじゃねぇですぅ」
はい、いつものこの2人でした。
今回のイタズラの内容はというと、翠星石が朝拾ってきた猫を
水銀燈が真紅のデスクの引き出しの中に入れたというものだ。
何も知らずに引き出しを開けた真紅は、猫にとび付かれ、
気絶し今は保健室のベッドで横になっている。
蒼「人の嫌がることばかりして…教師として恥ずかしいと思わない
のかい!?」
銀「別にぃ~・・・で、もう行っていいかしら?」
蒼「なっ!?まだ話は・・・」
翠「蒼星石の話はいつも同じ事しか言わんですぅ。もう聞きあきたです」
2人は踵を返して教務室を出ていってしまった。
蒼「はぁ~…どうすればいいのかな…」
自分のイスに座りため息をつく蒼星石。
前々からあの2人のイタズラにはほとほと手を焼いていた。
しかも、最近はほぼ毎日のようにイタズラが行われている。
蒼「何かやめさせるいい方法はないかなぁ・・・」
しばし考え込む蒼星石。そして・・・
蒼「そうだ!あの2人もイタズラされれば自分たちがやっている事を
顧みて反省するんじゃないかな!」
という結論に辿りついた蒼星石。
蒼「まったく…キミ達2人はいっつもいっつも…」
怒っているのは蒼星石。怒られているのは・・・
銀「なぁにそんなに怒ってるの?乳酸菌摂ってるぅ?」
翠「そうですぅ。別に蒼星石にイタズラしたわけじゃねぇですぅ」
はい、いつものこの2人でした。
今回のイタズラの内容はというと、翠星石が朝拾ってきた猫を
水銀燈が真紅のデスクの引き出しの中に入れたというものだ。
何も知らずに引き出しを開けた真紅は、猫にとび付かれ、
気絶し今は保健室のベッドで横になっている。
蒼「人の嫌がることばかりして…教師として恥ずかしいと思わない
のかい!?」
銀「別にぃ~・・・で、もう行っていいかしら?」
蒼「なっ!?まだ話は・・・」
翠「蒼星石の話はいつも同じ事しか言わんですぅ。もう聞きあきたです」
2人は踵を返して教務室を出ていってしまった。
蒼「はぁ~…どうすればいいのかな…」
自分のイスに座りため息をつく蒼星石。
前々からあの2人のイタズラにはほとほと手を焼いていた。
しかも、最近はほぼ毎日のようにイタズラが行われている。
蒼「何かやめさせるいい方法はないかなぁ・・・」
しばし考え込む蒼星石。そして・・・
蒼「そうだ!あの2人もイタズラされれば自分たちがやっている事を
顧みて反省するんじゃないかな!」
という結論に辿りついた蒼星石。
蒼「よーし、そうと決まったら早速準備だ」
自分の鞄を持って教務室を飛び出す蒼星石。すると、
薔「…蒼星石、どこに行くの?これから授業だよ…」
蒼「あっ・・・///」
薔薇水晶に声をかけられ顔を真っ赤にする蒼星石。
最初からこんなで果たして成功するのだろうか・・・
自分の鞄を持って教務室を飛び出す蒼星石。すると、
薔「…蒼星石、どこに行くの?これから授業だよ…」
蒼「あっ・・・///」
薔薇水晶に声をかけられ顔を真っ赤にする蒼星石。
最初からこんなで果たして成功するのだろうか・・・
翌日・・・
朝早く学校に来た蒼星石。その狙いはもちろんイタズラの準備だ。
蒼「さて…準備にとりかかろう」
教務室で何やらごそごそし始める蒼星石。一体どんな仕掛けを施しているのか…
朝早く学校に来た蒼星石。その狙いはもちろんイタズラの準備だ。
蒼「さて…準備にとりかかろう」
教務室で何やらごそごそし始める蒼星石。一体どんな仕掛けを施しているのか…
30分後・・・
蒼(あの2人早く来ないかなー・・・)
すっかり待ちくたびれている蒼星石。そこへ・・・
翠「おはようですぅ。今日もいい天気ですぅ」
ターゲットの1人、翠星石が現れた。ビッと背筋を伸ばす蒼星石。
蒼(バレないようにしなきゃ)
そうしていつも通りに振舞おうとする蒼星石。翠星石に挨拶をする。
蒼「おはよう、翠星石」
翠「おはようですぅ、蒼星石」
挨拶を交わし蒼星石の隣の席に座ろうとする翠星石。
そして翠星石がイスに腰掛けた瞬間…
バキッ ガタン ドスン
なんと翠星石のイスが壊れ、翠星石は尻餅をついた。
翠「あいたたたですぅ」
痛がる翠星石。そんな姿を見て蒼星石は笑いをこらえていた。
蒼(笑っちゃダメだ、笑っちゃダメだ、笑っちゃダメだ)
心の中で必死に我慢する蒼星石。そして翠星石を心配する『フリ』をする。
蒼「大丈夫かい?翠星石」
翠「大丈夫ですぅ…それにしてもどーなってやがるですか!?」
蒼「うっ…それは…」
突然イスが壊れればそりゃ不思議にも思うだろう。
蒼星石がフォローするのに困っていると思わぬ助け舟が出される。
雛「翠星石が太ったんだよー。それでイスが耐えられなかったのー」
翠「何ですってぇ~!?このバカ苺!!許さねーです!!」
雛「きゃーなのー」
そして教務室から逃げ出した雛苺を追って翠星石は出ていってしまった。
蒼(雛苺先生ありがとう!!助かった~)
心の中で雛苺にお礼を言い、蒼星石は再び自分の席についた。
蒼(あの2人早く来ないかなー・・・)
すっかり待ちくたびれている蒼星石。そこへ・・・
翠「おはようですぅ。今日もいい天気ですぅ」
ターゲットの1人、翠星石が現れた。ビッと背筋を伸ばす蒼星石。
蒼(バレないようにしなきゃ)
そうしていつも通りに振舞おうとする蒼星石。翠星石に挨拶をする。
蒼「おはよう、翠星石」
翠「おはようですぅ、蒼星石」
挨拶を交わし蒼星石の隣の席に座ろうとする翠星石。
そして翠星石がイスに腰掛けた瞬間…
バキッ ガタン ドスン
なんと翠星石のイスが壊れ、翠星石は尻餅をついた。
翠「あいたたたですぅ」
痛がる翠星石。そんな姿を見て蒼星石は笑いをこらえていた。
蒼(笑っちゃダメだ、笑っちゃダメだ、笑っちゃダメだ)
心の中で必死に我慢する蒼星石。そして翠星石を心配する『フリ』をする。
蒼「大丈夫かい?翠星石」
翠「大丈夫ですぅ…それにしてもどーなってやがるですか!?」
蒼「うっ…それは…」
突然イスが壊れればそりゃ不思議にも思うだろう。
蒼星石がフォローするのに困っていると思わぬ助け舟が出される。
雛「翠星石が太ったんだよー。それでイスが耐えられなかったのー」
翠「何ですってぇ~!?このバカ苺!!許さねーです!!」
雛「きゃーなのー」
そして教務室から逃げ出した雛苺を追って翠星石は出ていってしまった。
蒼(雛苺先生ありがとう!!助かった~)
心の中で雛苺にお礼を言い、蒼星石は再び自分の席についた。
しばらくすると次のターゲットが現れた。
銀「おっはよう~。今日は暖かいわね~」
水銀燈が教務室に入ってくる。そしていつものように冷蔵庫にむかう。
水銀燈は学校に来ると真っ先にヤクルトを飲むのだ。
それを見てほくそ笑む蒼星石。
蒼(いいぞ♪予定通りだ…)
そして、ヤクルトを取り出し自分の席についてから封を開ける水銀燈。
銀「いっただっきまぁす♪」
そうして、水銀燈がヤクルトを口に含んだ瞬間・・・
銀「ぶふぅーーーーーー!!!」
ヤクルトを盛大に噴きだす水銀燈。
銀「げほっ、げほっ、何これ…にっがーい…」
あまりの不味さに顔をしかめる水銀燈。しかし、もっと不味いことがあった。
真「・・・これはどういうことかしら!!??」
水銀燈の目の前の席は真紅。水銀燈の噴きだした物の行き着く先は当然…
銀「あ、あらぁ…いいお顔じゃない…じゃあねぇ……」
真「待ちなさい!!水銀燈!!」
こちらは翠星石と違い、追いかけられて教務室を出て行った。
そして教務室には1人笑いをこらえている蒼星石が残った。
蒼「水銀燈先生の噴きだした時の顔、おもしろかったな~。
しかし、こんなにうまくいくとはね…」
そう、蒼星石のイタズラは見事に成功した。
翠星石のイスの足に切れ目を入れて折れやすくしたのが1つ。
もう1つは水銀燈のヤクルトの中身をバリウムに替えたという事。
そしてこのイタズラの効果なのかはわからないが、
翠星石と水銀燈のイタズラは結構な期間おさまったそうな。
銀「おっはよう~。今日は暖かいわね~」
水銀燈が教務室に入ってくる。そしていつものように冷蔵庫にむかう。
水銀燈は学校に来ると真っ先にヤクルトを飲むのだ。
それを見てほくそ笑む蒼星石。
蒼(いいぞ♪予定通りだ…)
そして、ヤクルトを取り出し自分の席についてから封を開ける水銀燈。
銀「いっただっきまぁす♪」
そうして、水銀燈がヤクルトを口に含んだ瞬間・・・
銀「ぶふぅーーーーーー!!!」
ヤクルトを盛大に噴きだす水銀燈。
銀「げほっ、げほっ、何これ…にっがーい…」
あまりの不味さに顔をしかめる水銀燈。しかし、もっと不味いことがあった。
真「・・・これはどういうことかしら!!??」
水銀燈の目の前の席は真紅。水銀燈の噴きだした物の行き着く先は当然…
銀「あ、あらぁ…いいお顔じゃない…じゃあねぇ……」
真「待ちなさい!!水銀燈!!」
こちらは翠星石と違い、追いかけられて教務室を出て行った。
そして教務室には1人笑いをこらえている蒼星石が残った。
蒼「水銀燈先生の噴きだした時の顔、おもしろかったな~。
しかし、こんなにうまくいくとはね…」
そう、蒼星石のイタズラは見事に成功した。
翠星石のイスの足に切れ目を入れて折れやすくしたのが1つ。
もう1つは水銀燈のヤクルトの中身をバリウムに替えたという事。
そしてこのイタズラの効果なのかはわからないが、
翠星石と水銀燈のイタズラは結構な期間おさまったそうな。
おしまい