ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 翠星石の蒼星石

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有栖学園、職員室
何時ものように騒ぎ散らすローゼン、それを追いかけるラプラス・・・なんら変わりない日常その中には教師蒼星石の姿もあった
トゥルルルルルルル・・・・・突如職員室の電話が響く
ローゼン「今取り込んでるから蒼星石先生とって!」
取り込んでるといってもラプラスに追われてるだけである
しかし傍から見ても電話に出れる状況じゃないので仕方なく電話に出る事に
蒼星石「はい、こちら有栖学園職員室です」
これが他の教師ならもっと気の抜けた電話対応なのだが蒼星石は実に業務的に対応する
電話相手「・・・生徒を預かった、お前一人で○○の倉庫にこい・・・ガチャッ」
蒼星石は戸惑った、本当はこんなのイタズラだと思った・・・・しかしボイスチェンジまでして電話するには手が込み入りすぎてる
ガタッ、席を立つ蒼星石
翠星石「ちょっと蒼星石どこいくんですぅ~?」
隣に居た翠星石が声をかける
蒼星石「ごめん、ちょっと用事が出来ちゃった」
だが本当のことは言わない蒼星石、一人で来いということは他の誰にも悟られてはいけない
しかし、翠星石は瞬時にこれを見破った・・・蒼星石の親友である為の賜物か・・・
いつもの蒼星石なら必ずどこに行くにしても場所と帰る時間を言うのだったが今回はそれがない
つまり、決して他人に知られたくないという用事なのか・・・・
そう考えてる間に外に出る蒼星石、それを追う翠星石の姿があった
数十分後、指定された倉庫に行く蒼星石・・・そこには生徒の姿はなかった
蒼星石「約束どおり一人で来た、誘拐した生徒はどこだ!」
誰も居ないように見える倉庫で叫ぶ蒼星石、しかし蒼星石はいくつもの視線を感じていた
???「どうやら約束どおり1人で来たようだな・・・」
そう言うと同時に5人の若い男が姿を現す、そして入り口が閉まる・・・・
蒼星石「これはどういうことだい?」
警戒した声で話しかける蒼星石、それに対して愉快そうに笑う男
男1「有栖学園の教師は上玉揃いっていうのは本当らしいな」
男2「男っぽいけど、まぁいいんじゃねーの」
等と笑いながら蒼星石を見る・・・まるで罠にかかった獲物のように
蒼星石「そんなことはどうでもいい、生徒はどこにいる」
と怒気のこもった声で聞き返す蒼星石・・・・しかし返されるのは笑い声だけである
蒼星石「・・・・生徒はいない?」
答えない男達に疑問をもったのかそんなことを呟くと
男3「ピンポ~ン、せ~かい」
等とあくまでも挑発的な態度で言う男達、そしてようやく自分が騙されている事に気づく蒼星石
蒼星石「なら、僕は帰らせてもらうよ・・・もうここにも君達にも用事はない」
そう言い出口に向かう蒼星石だが
男4「帰さないぜぇ~」
男5「もう少しゆっくりしていってくれよ」
と出口を塞ぐ男・・・それを無視して進む蒼星石・・・それに腹を立てたのか出口に立つ男が・・・・
男4「帰れると思ってるのか、このっ・・・・う・・・うぁぁぁぁぁぁ!?!?」
と蒼星石の肩を掴んだと思ったら次の瞬間肩は外れて力なく垂れ下がっていた
蒼星石「手出しするなら容赦はしないよ、それでもいいなら道を塞ぎ続けなさい」
武術にも精通する蒼星石にとってこんなやつらは敵ではない・・・素手なら
男5「なめやがって・・・・・!」
そういい取り出したのは痴漢撃退用の催涙スプレーである・・・そして瞬時にそれを蒼星石に吹きかける
蒼星石「ぇ?・・・うぁ・・・けほっ・・・・けほっ」
その場で咽返り涙を流す蒼星石、しかし非情にもこれで終わりではなかった
男3「寝ちまいな!」
その間に寄ってきた男が懐からスタンガンを取り出し無防備な蒼星石に牙を向ける
蒼星石「きゃっ・・・・」
短い悲鳴と共に崩れ落ちる蒼星石、それをみて勝ち誇ったような顔の若い男達・・・

一方その頃翠星石は蒼星石に遅れる事数分、やっと倉庫の前に辿り着いた
翠星石「なんだって蒼星石はこんなところに来るですかぁ~・・・」
等と悪態をつくが次の瞬間倉庫から蒼星石の短い悲鳴のようなものが聞こえた・・・
翠星石「・・・!!」
一瞬背筋が凍る思いをし、慎重に倉庫内部を見渡す・・・・
そこには数人の男に囲まれ倒れてる蒼星石が居た
翠星石「・・・・・な・・・なんでこんなことになってるんですぅ~」
倉庫を見れば親友のピンチ、しかし自分ひとりでは到底勝てる相手ではなさそうな人数・・・
翠星石「と・・・とにかく助けを呼ばないと」
そう言いつつ、懐から携帯電話を取り出す翠星石・・・そしてリダイアルで誰だろうと構わず電話する・・・
ツゥルル・・・カチャ
雪華綺晶「はい、もしもし」
その電話相手は何故か雪華綺晶であった・・・・何故雪華綺晶が?と考える翠星石だがそんなこと気にしてる暇はない
翠星石「た・・・大変ですぅ!!!今すぐ助けやがれですぅ!!!」
パニックに陥った時の電話内容などこのようなものである、これでは助けが来るのが遅くなるのだが・・・
雪華綺晶「判った、1分以内でそちらに到着する」
と、返した雪華綺晶・・・・そう彼女には無人偵察機サイファーに射撃部の優秀なメンバーが常に偵察に出ている為翠星石の居場所を調べる等造作もないことだった

一方蒼星石の方は緊迫した状況が続いていた
スタンガンをうけ、痙攣してる蒼星石だが意識は失っていない、男達はそれを知ってか蒼星石に言い放つ
男5「このやろぉぉぉ・・・・その腕へし折ってやる!」
男2「んじゃぁ、俺は二度とチョークがもてないようにその可愛い手を炙ってやろうか?」
等と蒼星石の目の前で相談する男達、そしてそれを聞いてる蒼星石は見る見る内に蒼白になっていく
しかし次の瞬間・・・・・
翠星石「待ちやがれですぅ!」
蒼星石(翠星石・・・!)
突如現れる翠星石・・・

数秒前・・・・
翠星石「あぁ・・・雪華綺晶は何をしてるですぅ~・・・もたもたしてるといけないですぅ!」
と呟き倉庫内部を見ていたが・・・・・
男5「このやろぉぉぉ・・・・その腕へし折ってやる!」
男2「んじゃぁ、俺は二度とチョークがもてないようにその可愛い手を炙ってやろうか?」
この言葉を聴いた瞬間翠星石の中に何かが走った・・・・
翠星石「待ちやがれですぅ!」
次の瞬間自分でも何をしてるのか判らなかったが・・・男達の前に出ていた・・・
そこで理性が自分に戻ってくる・・・しかし悔いはなかった、親友のピンチ・・・それを知ってるのに何もしないで居るなど翠星石には出来なかった
翠星石「い・・・いますぐ・・・そ・・蒼星石から・・・離れないと・・・ぼ・・ぼっこぼこの・・・ぎったぎたにするですぅ」
恐怖で舌が上手く回らない・・・そこへ一人の男が近づき・・・
男5「お前もこいつの仲間か?まぁ、いいむしゃくしゃしてんだ・・・」
と言い放ち拳を上げ・・・・・翠星石の顔面にむけて振り下ろす・・・そして蒼星石が殴られ吹っ飛んだ

蒼星石(何故?どうして?僕はいいから逃げろ!)
翠星石がやってきたことに対して喜びと逃げろという言葉が同時に浮かんだ蒼星石
しかし、とっさに出てきたのであろう・・・足は震え、舌は回らず、良く見れば涙目で、しかし蒼星石のために体を張って挑む翠星石
蒼星石「・・・・ぉ・・・が・・・ぃ・・・・・に・・げ・・・」
精一杯の声を出す蒼星石、しかし翠星石にはこの言葉は届かない・・・・
そして、自分を見ていた男の一人が翠星石に近づいて行き・・・・拳を上げた・・・その瞬間
蒼星石(やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ)
自分でも体が動かないと判ってるのに強引に動かし、翠星石と拳をあげた男の間に立った・・・
そして殴り飛ばされた・・・・
普段ならこの程度よける事も耐えることも造作も無い事だが、痙攣した足では踏ん張りも効かず思いっきり吹っ飛び、ノーガードで地面に叩き付けられた
遠くから、と言っても距離にして3m程度だがそこから翠星石が駆け寄ってくるのが見えたが、そこで記憶は完全に途絶えた

倒れてる蒼星石が突如自分の身代わりになって殴られ、吹っ飛んだ・・・・
翠星石「蒼星石!!!」
もう自分では何が何だか判らない・・・それ以前に助けようとしたのにまた助けられた事に自己嫌悪する翠星石
しかし、そんな暇はなく飛ばされた蒼星石に駆け寄る翠星石
翠星石「ばかですぅ!自分を労われですぅ!!」
涙を流しくしゃくしゃになった顔で蒼星石に抱きつく翠星石、しかし蒼星石の返事はない
男1「そろそろやっちまうか・・・」
と、終始座っていた男が声を出した瞬間・・・・
ドゴォォォォン・・・という轟音と共に倉庫の壁が粉々に消し飛んだ・・・
そう・・・頼もしい味方雪華綺晶と射撃部の面々がようやく到着したのだ
雪華綺晶「よくも大事な同僚をいじめてくれたな・・・・貴様等・・・覚悟は出来てるだろうな?」
凍て付く声が木霊する・・・そして雪華綺晶が腕を上げたと同時に射撃部が男全員を拘束した
雪華綺晶「あとは翠星石先生に任せる」
と言い残し戦車と共に帰る雪華綺晶
終わりは実にあっけなく、そして圧倒的な力で完結されたのだった


~帰り道~
蒼星石(あったかい・・・久々だ・・・こんなに温かいのは)
いま蒼星石は翠星石におんぶされながら翠星石の家に向かう途中であった・・・
極度の疲労で疲れ切ってた蒼星石の体をおんぶして連れて帰るその姿は他者から見れば実に絵になる光景であった
翠星石「今日の蒼星石は格段にかっこよかったですぅ・・・」
そう呟いていつもの翠星石では考えられないような笑顔で笑う翠星石の姿が街の一角にあった

~地獄の訓練~
一方蒼星石を罠にかけた男達は今富士の樹海を走っていた
男3「な・・・なんで俺達がこんな目に・・・」
男4「し・・しるか・・・」
男2「もう帰りてーぜ・・・」
男5「リーダー・・・なんとかしてくれよぉ・・・」
男1「うるさい!俺だってこんなこと・・・」
自分のことは棚に上げ勝手に叫ぶ男達、しかしその後ろからは・・・・・
雪華綺晶「そこ!何を喋ってる!今すぐここに置いて行かれたいか!」
鬼と化した雪華綺晶が容赦なく激を飛ばしていた
雪華綺晶「判ったら走れ!死ぬまで走れ!判ったか!?」
絶対命令、全力前進・・・鬼の司令官の命令が下った
男1~5「サー!イエス!サー!!!」
それに渋々従う男達の姿が富士の樹海にはあった・・・・

fin