ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

ローゼンと少女

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
ここにある一人の青年がいます。
名前をローゼン
ローゼンは時折奇怪な行動をしては周りの人を困惑させていましたが、それでもその穏やかな人柄から決して嫌われることはありませんでした。
ある夏の暑い日、ローゼンが川原を散策していた時のこと
バッシャアアン
と何かが勢い良く川に落ちた音がしたので、ローゼンは最高速度で音のしたほうへと向かいます。
決して美しい女性が薄い服を水に濡らして・・・などとは考えていません。
純粋に、人が落ちていたら大変だと思って駆けつけたのです。
駆けつけた先では、子供が川に大きな石を投げて遊んでいました。
これがさっきの音だったのでしょう。
ローゼンは怒りました。
ぬか喜びさせやがって、ということではありません。
ただ、そんな大きな石を投げては危ないよ、ということを教えてあげたかっただけなのです。

ローゼンはひとしきり言い終わると、もうしないようにと釘を刺してその場を去りました。
しかし川の散策を再開しようとした矢先
またも川に何かが落ちる音がします。
勢い良く振り返ると、予想通り、さっきの少女が石投げを再開していました。
仕方がないので、少女の親が迎えにくるまでローゼンは付き添うことにします。
少女はローゼンのことが気に入ったようで、いろいろなことを話してくれました。
友達のこと、好きな男の子のこと、嫌な先生のこと
けれど、どれもローゼンにとってはどうでもいいことだったので、聞き流していました。
ローゼンの目から見て、少女の年齢は大体7、8歳
これがもう4、5歳大きければな、と考え、深いため息を一つ

しばらくして、もう日も落ちてあたりは暗くなっているのに、一向に帰ろうとしない少女にローゼンは疑問を抱きます。
そこで帰らないのか、と聞いてみると、少女は帰りたくないといいます。
ローゼンは困り、理由を聞いてみたところ、実は家出少女だということがわかりました。
原因は父親との喧嘩
とりあえず少女を警察に引き渡そうとしたところ猛反発をくらい、もし警察なんかに連れていったらあることないこといいまくってやる!
とまで言われてしまい、ローゼンは頭を抱え本格的に困り果ててしまいました。
かといって、今更ここに少女を一人残していけるほどローゼンは非情ではありません。
渋々、一晩だけという条件をつけて、少女を一人暮らしの自宅へと招き入れます。
帰るととにかくお腹が減っていたので、得意のボンゴレスパゲティと、レタスサラダと、おまけのインスタントコーンスープを作り、少女にもご馳走してあげました。
が、少女はなかなか食べようとしません。
どうしたのかと聞いてみると、毒でも入ってるのではないかと言ってきました。
何を今更、とも思いましたが、気持ちもわからなくはないので、ローゼンは少女の分も一口づつ食べてあげます。
それを見て安心したのか、少女はちゃくちゃくと料理を胃の中に収めていきました。

程なくして寝る時間となり、ローゼンはベッドに視線を向けます。
ベッドは少女に使わせるつもりでしたが、ローゼンは少し意地悪をしたくなり、先にベッドに潜り込んでしまいました。
どういう反応をするのか、ローゼンがワクワクしていると、少女はローゼンの前で右拳を天高く上げ、股間あたりをめがけてその拳を一気に叩き込みます。
ローゼンは声にならない声で叫びながら転げ周りベッドから落ち、それでもなお痛みにもだえ転げ周り、最終的にはうつ伏せになり、腰を少し浮かした状態のなんとも情けない体勢で静止しました。
ローゼンはとても後悔しました。
それからしばらくして、ベッドから少女の規則的な寝息が聞こえてきたので、眠ったのかどうかの確認のため少女の様子を見ようと立ち上がり顔を覗き込みます。
少女の寝顔はとても安らかで、それがあまりにもかわいらしかったので、つい少女の髪を撫でようと手を伸ばしたその時、ローゼンの全身に緊張が走った。
ローゼンは恐る恐る下を見ると、そこには少女の手があり、ローゼンの男の象徴をがっちりと掌握している。
起きているのかどうかはわからない、だがローゼンは思った、下手に動けば握りつぶされる。と
起きていたとしても、まだ男の物の重要さを知らないこの年齢の少女なら本気でやれてしまうのではないだろうか、と
同時に、少女が川原で自分の体積以上はある岩を軽々と投げているのを思い出してしまった。
そしてなにより・・・この状況でおっきくなってしまったら間違いなく終わりだろう。
嫌な汗が全身から噴出す。
ローゼンは自分の息子におっきくならないでね、といわなければいけない自分のなんでもいけてしまう性癖を初めて憎んだ。

・・・どれくらい経ったのだろうか
心身ともに限界を迎えようとしていたそんな時、嗚呼無常にもローゼンの手に溜まった汗が雫となって少女の目尻に落ちた。




「それで、あなたとその子はどうなったの?」
真紅がローゼンに問い詰める。
しかしローゼンはどこか遠くを見るような目で
「今日は話しすぎた・・・続きはまた今度にしよう」
そう言って、目に一杯涙を溜めた校長は、静かに職員室を出て行った。
その後、教員たちは何故校長があんなことを話したのかを考えていると、蒼星石が
「気付いて・・・欲しかった・・・?」
「それは・・・この中にその少女がいるってことですか?」
だれもが自分の中の記憶を呼び起こすが、誰もそんな記憶はなかった。
もちろん、忘れているだけかもしれないが・・・

終わり

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