ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 蒼星石の初めての料理

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「翠星石、僕も料理を作ってみたいんだけど・・・」
きっかけはこの一言だった。
その後、蒼星石と翠星石は一緒にスーパーに買い物にいく。
「蒼星石は何を作ってみたいんですぅ?」
「ん・・・やっぱり肉じゃが・・・かな?」
顔を赤らめながら言う蒼星石。
普段、かっこよく見える蒼星石だが、この時ばかりは誰よりも可愛く、翠星石には見えた。
だが、翠星石は同時に不安にもなった、もしかしたら蒼星石に好きな人ができたのかもしれない。
翠星石は蒼星石のことが好きだ、蒼星石も翠星石のことが好きと言ってくれている。
だけどそれは友人として、なのではないのだろうか?
翠星石は心の中でそんな事を考えながら、表に出さないように必死だった。
「とりあえず、これで良いのかな?」
「そうですねぇ、これで大丈夫ですぅ」
その後、蒼星石と翠星石は翠星石の住むマンションへと向かった。
マンションに着き、中に入ると、たくさんの写真がある。
どれも蒼星石と翠星石が一緒に写っているものばかりだ。
蒼星石はその写真一枚一枚を見ながら微笑んでいる。
「これって高校生の時の修学旅行の写真だよね?懐かしいなぁ
 そういえば、この後翠星石が迷子になって、日が暮れるまでさがしたなぁ」
「そ、そんな事いちいち覚えてなくてもいいですぅ!
 それより早くこっちに来るですぅ!そこじゃ料理できないですぅ!」
顔を茹蛸のように真っ赤にしながら翠星石が言う。

エプロンをつけながらキッチンへ向かう蒼星石。
「変かな?」
翠星石の前でくるりと回ってみせる蒼星石。
「へ、変じゃねぇですぅ!か、可愛いですぅ・・・」
「あ、ありがとう、うれしいな」
(反則ですぅ・・・今の翠星石、絶対顔真っ赤ですぅ・・・)
「と、とりあえずジャガイモの皮を剥きやがれですぅ」
「う、うん・・・えっと皮むき器みたいなものはないのかな?」
「そんなもん邪道ですぅ!包丁で剥きやがれですぅ!あと・・・け、怪我には気をつけろですぅ!」
慎重にゆっくりと皮を剥いていく蒼星石、それを見て料理人魂に火がつく翠星石。
蒼星石の後ろから手を回して、蒼星石の手を握る翠星石。
「皮むきはこうするですぅ!」
そう言いながら皮を剥いていく。
僅か10秒ほどでジャガイモの皮が剥かれてしまった。
「わ、わかったから手を離してくれないかな?は、恥ずかしいよ」
それを聞いて顔がどんどん赤くなっていく翠星石。
すぐさま手を離し、そのまま走り去っていく。
「ちょっとトイレに行って来るですぅ~、その間に他のジャガイモも剥いとけですぅ!」
「よしっ・・・頑張るぞ~」
そう言って皮むきに取り掛かる蒼星石、しかし、すぐに事件は起こった。
「痛っ・・・手切っちゃった・・・」
傷口を水で濯ぎ、自分の鞄から絆創膏を探す蒼星石。
そこにちょうど帰って来る翠星石。
「血、血が出てるですぅ!!救急車呼ぶですかぁ!?」
明らかに錯乱している翠星石、蒼星石がそれをなだめる。
「大丈夫だから、ね?」
「少し焦っただけですぅ!」
その後、特に取り上げるような出来事は起こらず、肉じゃがが完成する。

「ふぅ、料理って結構大変なんだね」
「初めてにしては中々の出来映えだと思うですぅ
 それより、何で料理を作りたくなったのか教えてくださいですぅ」
いきなり核心を突く翠星石、もう覚悟は出来ているようだ。
他に好きな人がいようとも自分と蒼星石の関係は変わらない。
二人の友情はそんなに儚いものではないと信じているのだ。
「毎日翠星石に作ってもらうのも悪かったしね、だから、お返し、かな」
「翠星石のため・・・?」
「うん、そうだよ、いつもありがとう、翠星石」
「べ、別に感謝されるほどの事はやってねぇですぅ!」
「そうだ、来週の夏祭り、一緒に行かない?」
その後二人仲良く晩御飯を食べた蒼星石と翠星石なのでした。

「ねぇ、味付けどうかな?」
「まだまだ翠星石には遠く及ばないですぅ・・・
 だけど・・・心がこもってるですぅ!」