ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

金糸雀の推理

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授業を終え職員室に戻ってきた雛苺、だが、それは何の前触れもなく起こった。
いつも授業後の苺大福を楽しみにしていたのだが、あるべき場所に苺大福はなかった。
「うぅ・・・うにゅーがなくなってるのー・・・」
「これは事件かしらー!!」
こうして、自称名探偵金糸雀の推理が始まった。
「授業前には確かにあったのー!!」
「翠星石は調理実習の授業をやってたですぅ」
「僕はずっと職員室にしたけど、食べてないよ、甘いものはそんなに好きじゃないしね」
金糸雀は皆が言ってる事を手帳に書き留めていく。
ふと、真紅の姿が見えないことに気付く。
「真紅は何処行ったのかしらー?」
そんな事言っていたら、丁度良いタイミングで真紅が職員室に入ってくる。
さっそく金糸雀は真紅からも話を聞いてみることにした。
「私は紅茶以外には興味ないわ、人を疑わないで頂戴」
だが、金糸雀・・・ではなく、蒼星石は真紅の唇についている餡子の粒に気付いていた。
金糸雀はそれに気付くことなく、雛苺を連れ、校長室へと向かった、一番クロの可能性が高い人物のもとへ。
「全く・・・餡子がついてるよ、真紅」
「え・・・?こ、これは・・・」
「金糸雀は騙せても僕は騙せないよ?何でこんなことをしたんだい?」
真紅は重い口をゆっくりと開いた。
「私って紅茶のイメージしかないのだわ、だから甘いものを食べてるイメージを作って
 生徒からの人気を集めようと・・・」
それを聞いた蒼星石は溜息をつき、真紅を見つめて口を開く。
「でも、人の物を勝手に取っちゃいけないよね?まぁ、過ぎた事だから仕方ないけどさ
 とりあえず、明日・・・苺大福を雛苺に買ってあげなよ?」
真紅は申し訳なさそうな顔で頷いた。
こうして事件は幕を閉じた、名探偵金糸雀・・・ではなく蒼星石のおかげで。
「結局犯人が誰かわからないのかしらー!!もういいかしら、教頭が犯人って思いこむかしらー!!」

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