ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 翠星石と催眠術

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翠星石「さあ…扉を開くです…。はい!!」
男子A「う…ZZZ…」
「おー!」と、周囲から歓声が上がる。
そう、今まで知られていなかったのだが、どうやら翠星石は催眠術のようなものを使えるらしい。
でも、何故今まで彼女がそれをイタズラに使用してこなかったのか…そんな疑問が、これを見ていた人全員に浮かぶ。が、おそらく一度利用した時、いつものように蒼星石先生にこっぴどく叱られたのだろうと皆は即座に判断した。
翠星石「おっと、もうすぐ昼休みも終わりですぅ!さ、起きた起きた!!午後もしっかり頑張るですよ!!」
そう言うと、翠星石も職員室へと戻っていった。

翠星石「んー、今日も1日よく頑張ったですぅ♪」
放課後、そう言いながら職員室で伸びをする翠星石。そこへ、1人の生徒がやってきた。
男子B「先生!あの…さっきの催眠術なんですけど…」
翠星石「ん?おめーも、やってもらいたいですか?」
男子B「は、はい!で、出来ればお願いがあるんですけど…」
翠星石「?」
男子B「…一生、目が覚めないようにってのは、出来ませんか?」
翠星石「…どうして、そんなこと望むですか?」
男子B「いや…ちょっと受験とか失敗しちゃって…それで、正直将来に希望が持てなくて…」
翠星石「…わかったです。じゃあ、しばらく目を閉じるですぅ。」
その言葉に、目を閉じる生徒。その瞬間、頭に殴られたような痛みが走る。
翠星石「馬鹿ですか、おめーは!!そんな人生都合のいい事ばっかりあったら、今頃翠星石は大統領か石油王になってるですよ!!」

男子B「で、でも…」
翠星石「それに、人生は山あり谷ありだから面白いんですぅ!何でも自分の思い通りになったら、1ヶ月でその世界に飽きるに決まってるですぅ!!
自分の思い通りにいかない事があって、それでも頑張るからこそ、その障害を乗り越えた時の喜びってもんが生まれるんですぅ!!それを美味しいとこだけ味わおうなんて、ムシが良すぎるですぅ!!」
そう言われて、下を向く生徒。翠星石は続ける。
翠星石「それに1年なんて、これからの長い人生に比べたら、少し寄り道しただけに過ぎないですぅ。もしかしたら、寄り道したほうが色んな物発見できるかもしれないですし、要は考え方しだいですぅ。」
男子B「…そうですね。スイマセン、何か変な事言っちゃって…。」
翠星石「何言ってるですか。おめーはこれからもずっと、翠星石の教え子なんですから、これからもちょくちょく相談に来やがれですぅ!」
その言葉に、丁寧にお礼をいい職員室を退出する生徒。
そのうしろ姿を見て、翠星石は小さく「大丈夫、おめーならきっと出来るですよ…」とつぶやいた。