ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 金糸雀追跡

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  金「お先に失礼するかしらー」
   そういって教務室をでようとする金糸雀。この1週間ずっとこんな感じである。
   彼女には放課後やらなければならないことがあった。
   そしてその内容は人には言えないものであった。
  金(誰にもバレないようにしないとダメなのかしらー)
   そう思いながら教務室から出て行く。普段の金糸雀なら
   『本人は隠しているつもりでもまわりにはバレバレ』なのだが、
   今回は違っていた。慎重かつ自然な動きだった。
   金糸雀はこの1週間誰にも追及されなかったので完璧かしらーと思っていた。
   実際、金糸雀を怪しんでいる者はいなかった。ただ1人を除いては…


  薔(…今日もはやく帰ってる)
   そう心の中で思ったのは薔薇水晶だった。
   彼女だけが金糸雀の行動を不審に思っていた。
  薔(…どうしたのかしら?…何か大変なことに巻き込まれてるとか)
   そんなことを考えていると、後ろから声がかかった。
  ?「迷ったらまず行動だぞ、薔薇水晶君」
   そういわれ驚いて後ろを振り向くと、そこには校長のローゼンがいた。
ローゼン「金糸雀君が心配なのだろう?さぁいこうじゃないか」
   いつもは迷惑なことしか思いつかない校長が教師を心配している。
   薔薇水晶が校長をすこし見直したのも束の間、
   ものすごい勢いでラプラスがやってきた。
ラプラス「校長!まだ書類が…
ローゼン「ラプラス君!薔薇水晶君の具合が悪いそうだ!
     私は病院につれていく!あとは任せた!」
   そういうと薔薇水晶を脇にかかえ教務室を飛び出すローゼン。
ラプラス「あっ!!待ちやがれ!!~~~~~・・・・・・・」
   ラプラスの声はあっというまに聞こえなくなった。    
  薔「こういうことか…」
   見直した自分が馬鹿だったと思いながら薔薇水晶の追跡が始まった。

  金「今日でやっと終わりなのかしらー」
   そういってある場所に向かう金糸雀。足取りは軽い。
  金「それにしてもうまく隠し通せたのかしらー。
   真紅とかにバレたらころされてしまうのかしらー」
   この1週間誰にも追及されなかったのを喜ぶ金糸雀。すると、
   ドコッ  バタン  ズルズル
   後ろの方で変な音がした。
  金「な、何っ!?誰かいるのかしらー?」
   そういいながら耳を澄ますが、音はもう聞こえなかった。
  金「き、気のせいかしらー」
   そう思いながら狭い路地に入っていく金糸雀。
   長い路地の先には怪しい店があった。店に入っていく金糸雀。
 店員「いらっさい~。おっとかなっちじゃねえすか~。
    今日もいいネタ期待してるさぁ~」
  金「任せておくかしらー。今日は特ダネかしらー」
   そういって自分のバッグからいろいろと取り出す金糸雀。
   それをひとつひとつ手に取り見ていく店員。
 店員「ほぅ~これはいいっさぁ~。これもなかなか…」
   そしてすべてのものを見終わった店員は
 店員「今回は最高さね~。今日の報酬はこんなもんでどうでさぁ~?」
   そういって電卓を打ち金糸雀に見せる。それを見た金糸雀は
  金「十分なのかしらー。取引成立なのかしらー」
   店員からお金を受け取り、帰ろうとする金糸雀。
 店員「でもかなっちがもう来ないなんて寂しいさぁ~。
    本当にもう来ないさぁ~?」
  金「これ以上はカナの命があぶないのかしらー」
   そういって店をあとにする金糸雀。しかし金糸雀は気づいていなかった。
   すでに自分の首には死神の鎌があてられていることに…


  薔「・・・・・・・・・・・」
   ローゼンに抱えられて学校からとびだした薔薇水晶。
   その薔薇水晶は今、トイレの中にいる。
ローゼン(尾行するならまず変装しなくてはならん!)
   そういわれローゼンの出した紙袋を受け取り、
   近くの公園のトイレで着替えているというわけだ。
   着替え終わりトイレから出てきた薔薇水晶の格好は
   男性のスーツに深緑色のコートを羽織っているという姿だった。
  薔(これのどこが尾行用なの?)
   そう思う薔薇水晶。
   すると男子トイレからも着替え終わったローゼンがでてきた。
   ローゼンもスーツ姿で髪の毛はなぜかオールバックだった。
  薔「校長、この格好は…」
ローゼン「気にするな、あと私は今は管理官だ」
  薔「?…あのよく意味が…」
ローゼン「細かいことは気にするな。それより今は金糸雀君を探さなくては。
     いくぞ、薔薇島!!」
  薔「??????」
   意味がわからなかったが確かに金糸雀を追うのが優先だ。
   薔薇水晶の大捜査線が始まった。

   早速聞き込みをはじめる2人。
  薔「この人見かけませんでしたか?」
   「いや、見てないねー」
  薔「そうですか…」
   聞き込みをはじめて15分、まったく手がかりはつかめなかった。


   ピルルルルルルッ
   すると、薔薇水晶の携帯がなった。ローゼンからだった。
ローゼン『薔薇島!被疑者が見つかった!』
   ローゼンの所に急ぐ。ローゼンと合流した薔薇水晶。
   そこにはまわりを警戒する金糸雀の姿があった。
  薔「…管理官、挙動が不審ですね」
ローゼン「ああ、これは何かあるな」
   「何があるんですか?」
ローゼン「それは事件だよ・・・へっ?」
   いきなり声をかけられ嫌な気配を感じローゼンは後ろを向く。
   そこに立っていたのは案の定ラプラスだった。
ラプラス「病院に行くのではなかったのですか!?」
ローゼン「いや、これには深いわけが・・・」
ラプラス「問答無用!!!ラピッドアパカッ!!!」
   ドコッ  バタン
   ラプラスの強烈なアッパーに倒れるローゼン。
ラプラス「薔薇水晶先生、この馬鹿は持って帰りますよ」
   ズルズル
   そういって去っていくラプラス。
ローゼン「ば、薔薇島…確保…だ…ぐふっ」
   ローゼンが何か言っていたようだが聞きとることは出来なかった。
  薔「ふぅ…あっ!!金糸雀先生!!」
   あわてて金糸雀を見る薔薇水晶。すると、狭い路地に入っていった。
   それを見張る薔薇水晶。
   しばらくすると金糸雀がスキップで出てきた。
   金糸雀がいなくなったのを確認して、路地に入っていく薔薇水晶。
   その突き当たりに怪しい店があった。 


   店の戸を開ける薔薇水晶。中も異様な雰囲気だ。
   壁にびっしりと貼られた写真。映像が流れているテレビ。
   いろいろな小物などがある。薔薇水晶が圧倒されていると、
 店員「いらっさい~。なにをお求めですか~?」
  薔「えっ!?あのぉ…そのぉ」
   薔薇水晶はそう聞かれ返答に困る。すると店員は
 店員「あっ、今日入荷したてのこれはどうでさぁ~?」
   といい1枚の写真を取り出した。
  薔「!!!!!!」
   それを見て驚愕する薔薇水晶。
そこに写っていたのはシャワーを浴びている自分の姿だった。
  薔「こ、これはいったい!?」
   薔薇水晶が困惑していると、店員が説明してくれた。
 店員「ここでは人が持ってきた写真を買い取ってそれを売っているでさぁ~。
    この写真はかなっちが持って来てくれたさぁ~」
  薔「かなっち?」
 店員「緑の髪をした女の人さぁ~。ついさっき来てたさぁ~」
   そういわれて薔薇水晶ははっとする。金糸雀だ。
  薔(金糸雀!!許さない!!)
   怒りをあらわにする薔薇水晶。当たり前のことだ。
   金糸雀を追いかけようとして踵をかえす薔薇水晶。すると店員が
 店員「しかし残念さぁ~。かなっちにはいろいろと提供してもらってたのに。
    もうこないなんてなぁ~」
   その言葉を聞いて店内を見渡す薔薇水晶。するとどうだろうか。
   自分以外の教師のものまであるではないか。


  真『なかなか大きくならないのだわ』
   バストアップの本を片手に鏡の前で自分の胸を揉む真紅。
  銀『くんくんちゃ~ん♪カワイイでちゅね~♪』
   くんくんのぬいぐるみに赤ちゃん言葉で話しかける水銀燈。
  蒼『この歳になって…あの悪夢のせいだよ…』
   おねしょらしき跡がついた布団を見て呟く蒼星石。
  翠『あちゃー最悪です…着替えに戻らんとです』
   ママチャリに乗っているときにどこかに引っ掛けたのだろう。
   スカートがやぶれパンツが丸見えになっている翠星石。
   その4人の動画があり、さらに、
  雛『あれー?ヒナの秘密の日記帳がないのー』
   そういって部屋を漁る雛苺。ふと、左を見るととても汚い字で
   [ヒナの日記]と表紙に書かれている本があった。
   ちなみに雪華綺晶の物はどこを探してもなかった。
  薔「信じられない…」
   そう呟く薔薇水晶。それもそうだろう。
   ここにあるのは人には絶対に見せられないプライベート中のプライベートだ。
  薔「…絶対…許さない!!」
   そういうと薔薇水晶は電話をかけ始めた。
  薔「……明日……のとこで……を……しょう」
   電話をかけ終わった薔薇水晶は自分の写真を買って店をあとにした。


  金「~♪」
   次の日の朝、臨時収入が入り満面の笑みで通勤する金糸雀。
  金「あれだけあればあれも買えるしあれも買えるのかしらー♪」
   金糸雀の通勤時間は早い。誰もいない道を歩いていく。
   そして、学校に着き校門をくぐる金糸雀。
   ふと、前の方を見ると玄関の前に人影がある。
  金「あら、もう人がいるのかしらー。珍しいかしらー」
   そういって玄関に近づく金糸雀。人影がはっきりと見えてきた。
   その正体はほかの教師陣だった。


  金「みんなこんな早い時間にどうしt…」
   言い終わることなく金糸雀は目の前の教師陣の異様な気迫に圧倒された。
  真「かぁぁなぁりぃぃあぁぁ。よぉぉくきたのだわ!!」
   愛用の警棒を手にしている真紅。
  銀「覚悟は…できてるわよねぇぇ!?」
   右手に鞭を持ち言い放つ水銀燈。
  蒼「今回はさすがのボクもぶち切れちゃったなあ」
   鞘から愛刀の菊一文字を抜く蒼星石。
  翠「てめーの墓はもう予約してきたですよ!!」
   釘バットを肩に担いで眉間をピクピクさせている翠星石。
  雛「ヒナも許さんなのー!!」
   そういってハンマーを振り回す雛苺。
  雪「ふぁぁぁぁ」
   あくびをしている雪華綺晶。ノリで呼ばれたのだろう。
  金「い、一体ど、どういうことかしらー」
   そんな金糸雀に1枚の写真を差し出す薔薇水晶。
  金「あっ!!これは…」
   それは自分が昨日売った写真だった。
  薔「ということなの…そろそろお別れの時間ね」
   その手には雪華綺晶から借りたであろうワルサーP38が握りしめられていた。
  金「ひっ!!どうか許してなのかしら…」
   そんな命乞いを聞いてくれるはずもない。じりじりと寄ってくる6人。
  金「あ、あ、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
   誰もいない学校に金糸雀の悲鳴が響き渡った。
   その後、金糸雀は貯めたお金を全て治療費に費やし、
   3か月の間6人の下僕と化したそうだ。

   おしまい