ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

ローゼンの日常

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匿名ユーザー

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 いつもの今日。変わらない毎日。痛む胃。
 ため息をつきつつ、空を眺めれば恨みがましくなるほど綺麗な青色。
 あぁ、今日もまったく持って良い空だ。
 雨は雨の時の風情があるが、やはり晴れた空と言うのは良いものだと思う。
「さてさて……今日も馬鹿を逃がさないようにしないと」
 帽子の位置を直し、白い手袋をして兎人たるラプラスは自宅を後にした。
 朝の朝礼。
「今日は、通常業務以外の業務はありません。また、何かしらのイベントとかもありませんが」
 ラプラスは、そこで言葉を切る。
「また、馬鹿が逃げて何かしらするかもしれませんので、教師の皆さんは基本的に無視を決めてください。
 あぁ、ついでに言いますと教師の皆さん方に害のあるイベントの場合は、力の限り回避をお願いします」
 毎朝毎回言うこの言葉に、教師たちはわかりました。と、ラプラスをどこか同情染みた瞳で見てそう言う。
「では、以上で朝礼を終了します。皆さん業務に戻ってください」
 教師たちは、各々デスクで業務を始めたり職員室を出て行ったりする。
 そんな教師達を見た後で、ラプラスも職員室を後にして校長室へと向かった。
「失礼します」
 数回のノックの後に、校長室に入る。まだローゼンは居ない。
 ラプラスは、今日中に済ませなければいけない書類をデスクの真ん中に置き(結構な量)
 ここ数日中なら大丈夫な書類を脇に置く。そして、窓を開けると
「いやぁほーぃ!」
 何故か、ターザン顔負けで窓からロープで入ってくるローゼン。
 ココ最近のローゼンが、学校にやってくるときのパターンである。
 この前は、一輪車で登校するという可笑しすぎるパターンで登校していた。


「おはようございます。さぁさっさと書類処理をお願いします」
 淡々とローゼンにそう言うラプラス。ローゼンは、あいよ。と軽く返事するとドカッとイスに座り書類を手に取る。
 ソレをみたラプラスは、校長室にある自分の机まで行き自分は自分での書類処理を始めた。
 校長室は、静寂でローゼンの判子を押す音やラプラスが書類作成のために打つパソコンのタイプ音以外ほぼ無い。
 約二時間。ローゼンは突然立ち上がったが……瞬間。ラプラスがローゼンの後ろに立ちローゼンの右手を持ち関節を極める。
「イデデデデ! ちょラプラス君! 痛いって!」
「……何処行くつもりでした?」
「トイレ」
「嘘つくな嘘を」
 僕嘘ついてますって顔のローゼンの言葉なぞ信じられるものではないし信じるわけが無い。
「ふ、ばれちゃーしょうがない! 右腕パージ!!!」
 バシュッと言う音とともに右腕が外れる。
「サラバだ! ラプラス君!」
 外れたはずの右腕をシュタッとあげて、校長室から堂々と逃亡するローゼン。
 どうやら、今外れた右腕は偽物だったようだ。
「………はっ!? まちくされ! この馬鹿校長!!!」
 一瞬遅れてラプラスも校長室を後にする。
 毎年毎月毎週毎日こんな感じだ。
 日々の日課になってしまったこのローゼン捕縛。
「よぅ! お前ら! 今日はなんと!「其処までだ!」おびょろっ!?」
 放送室で、校内放送のスイッチを居れマイクを握りしゃべろうとしていたローゼンに
 容赦ないとび蹴りを喰らわせる。


「失礼。全教師・全生徒は通常業務ならびに通常学務を続けてください」
 そう告げて、マイクの電源を切るラプラス。
 そして、倒れているローゼンの襟首をつかんで引きずって放送室を後にした。
 あぁ、壁に血がついてしまった。業者に頼んで落としてもらわないといけませんね。と、ラプラスはそう思った。
「ラプラ……ス君………容赦なさ……すぎ」
「じゃぁ逃げないでください」
「はっはっは………そりゃ無理………」
「じゃ、また喰らってください」
「はっはっは………それ勘弁」

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