何時何処で何が起こるのかわからない。だから、人生とは楽しいのだ。
たとえソレが災厄でも幸福な事でも何時何処で起こるかわからないからこそ楽しい。
人生とはそう言うものである。
そう、今回は有栖学園の職員室でソレは起こった。
事の始まりはそう、やっぱり我が愛すべき校長ローゼンの馬鹿馬鹿しい発言である。
こう言うことに限っては、この有栖学園は不足するという事が無い。
むしろ、不足してくれと願う教師が多い事だろう。
「よし! 今日は大掃除な!」
馬鹿馬鹿しいのかよくわからないが、まだ夏休み前でも冬休み前でも……無論春休み前でもない。
なのに、この校長はにこやかな笑みを浮かべてそう言った。何故か女性のスーツを着ているのが違和感。
まぁ、ボディービルダー顔負けの体格無く、男らしい顔も女性らしく……
何をどうやれば、そんな体格を変形させれるんだ? と、ヨガ真っ青な状態である。
ちなみに、ラプラスはとうとう胃をおかしくして入院してしまった。
ラプラスが入院する前の最後の言葉は「仕事しろよ……馬鹿……校長」である。
その言葉を聴いた生徒ならびに教師一同は目頭が熱くなったのを覚えている。
とりあえず、今日は全ての授業がつぶれ校内大掃除になった。
大掃除……とは、言うモノの本格的な大掃除は大晦日を過ぎてから数日後に業者が来てちゃんとするのだが
生徒と教師による大掃除は年に三回。春休み・夏休み・冬休みの前日である。
つまり、この大掃除を入れれば四回する事になる。
ぶっちゃけ、生徒ならびに教師は乗り気でない。
たとえソレが災厄でも幸福な事でも何時何処で起こるかわからないからこそ楽しい。
人生とはそう言うものである。
そう、今回は有栖学園の職員室でソレは起こった。
事の始まりはそう、やっぱり我が愛すべき校長ローゼンの馬鹿馬鹿しい発言である。
こう言うことに限っては、この有栖学園は不足するという事が無い。
むしろ、不足してくれと願う教師が多い事だろう。
「よし! 今日は大掃除な!」
馬鹿馬鹿しいのかよくわからないが、まだ夏休み前でも冬休み前でも……無論春休み前でもない。
なのに、この校長はにこやかな笑みを浮かべてそう言った。何故か女性のスーツを着ているのが違和感。
まぁ、ボディービルダー顔負けの体格無く、男らしい顔も女性らしく……
何をどうやれば、そんな体格を変形させれるんだ? と、ヨガ真っ青な状態である。
ちなみに、ラプラスはとうとう胃をおかしくして入院してしまった。
ラプラスが入院する前の最後の言葉は「仕事しろよ……馬鹿……校長」である。
その言葉を聴いた生徒ならびに教師一同は目頭が熱くなったのを覚えている。
とりあえず、今日は全ての授業がつぶれ校内大掃除になった。
大掃除……とは、言うモノの本格的な大掃除は大晦日を過ぎてから数日後に業者が来てちゃんとするのだが
生徒と教師による大掃除は年に三回。春休み・夏休み・冬休みの前日である。
つまり、この大掃除を入れれば四回する事になる。
ぶっちゃけ、生徒ならびに教師は乗り気でない。
真紅のクラスを見てみても分かる。
「○○君。紅茶のお代わりをお願い」
「先生、それで三杯目ですよ?」
「やる事が無いからいいのよ。大掃除だなんて優雅でないわ」
「まぁいいっすけど」
こんな感じである。無論掃除といっても教室掃除と担当箇所の掃除を終えただけで終了している。
他のクラスもそんな感じであるのだが……
一つだけ、違ったクラスがあった。
それは雪華綺晶が担任のクラスである。
何故か、シンと静まり返っている教室に響くカチャカチャと言う小さな金属音。
男子生徒の約半分と女子生徒の三分の一が、その作業に没頭している。
他の生徒達は、思い思いにグラウンドで掃除と言う名目で遊んでいたり
図書室でやっぱり掃除と言う名目で、本を読んでいたりしている。
ソレはおいておいて……さて、この教室に残っている生徒と雪華綺晶を含め全員『射撃部』の部員である。
雪華綺晶は、部員じゃなくて顧問なので間違えないように(当たり前だろ)
さて、その射撃部一同が何をやっているのかと言うと……
「……………あと、二、三発でジャムる所だった……」
「げっ……銃口んとこが欠けてる」
「○○君。油」
狙撃……射撃部らしく、愛銃の手入れである。
確かに、大掃除には部室や部活動で使用する道具の掃除とあるが……
テニス部なら、テニスラケットのガットを張りなおすとかボールを綺麗にするとかなのだが……
「○○君。紅茶のお代わりをお願い」
「先生、それで三杯目ですよ?」
「やる事が無いからいいのよ。大掃除だなんて優雅でないわ」
「まぁいいっすけど」
こんな感じである。無論掃除といっても教室掃除と担当箇所の掃除を終えただけで終了している。
他のクラスもそんな感じであるのだが……
一つだけ、違ったクラスがあった。
それは雪華綺晶が担任のクラスである。
何故か、シンと静まり返っている教室に響くカチャカチャと言う小さな金属音。
男子生徒の約半分と女子生徒の三分の一が、その作業に没頭している。
他の生徒達は、思い思いにグラウンドで掃除と言う名目で遊んでいたり
図書室でやっぱり掃除と言う名目で、本を読んでいたりしている。
ソレはおいておいて……さて、この教室に残っている生徒と雪華綺晶を含め全員『射撃部』の部員である。
雪華綺晶は、部員じゃなくて顧問なので間違えないように(当たり前だろ)
さて、その射撃部一同が何をやっているのかと言うと……
「……………あと、二、三発でジャムる所だった……」
「げっ……銃口んとこが欠けてる」
「○○君。油」
狙撃……射撃部らしく、愛銃の手入れである。
確かに、大掃除には部室や部活動で使用する道具の掃除とあるが……
テニス部なら、テニスラケットのガットを張りなおすとかボールを綺麗にするとかなのだが……
射撃部ゆえに、銃。
まぁなんで、射撃部なのにMP5-A3(サブマシンガン)とかPROJECT-90(P90)とか
射撃にほぼ確実に使わないモノまであるのは謎であるが……
しかし、ラドム(ポーランド軍制式ピストル)とかガリル(イスラエル国防軍制式突撃銃)とかスチェッキン(大型自動拳銃)とか
なんだこの万国銃博覧会みたいな品揃えって感じである。
ちなみに全てモデルガンであるが……本物は雪華綺晶が所持しているという情報が出ている。
そんな感じで、次々と銃の掃除をしていく面々。
非常に暗い。つーか、間違えたら犯罪者予備軍とか危険物所持者として逮捕されてもしょうがない。
アストラ(短機関銃)チェスカ(セミオートマチックピストル)エルマ(エルマ・ベルケMP40短機関銃)ドラグノフ(セミノート狙撃銃)
出るわ出るわ……本当に、万国銃博覧会開けるんじゃないかぐらいに銃が出てくる。
「よし……皆、各々の獲物を持て」
カシャンッと、雪華綺晶は自分の愛銃ベレッタに弾を装填すると教室に居た生徒にそう告げる。
射撃部の生徒全てが、思い思いの銃を手に取る。
「残りの銃を全てしまえ………しまったな? よし、行くぞ……敵はローゼン」
雪華綺晶の言葉に、ザワッと生徒達の間に同様が見える。
このまま射撃場へ行き、試し撃ちをするのかな? と、思ってた矢先に敵はローゼンと言われたらそりゃ驚く。
「教官。何故ローゼン校長が?」
生徒の一人が、雪華綺晶(部活動中は教官と呼ばせている)に問いかけると、雪華綺晶はギラリとその生徒を見る。
「ヤツは、我が妹にセクハラをした」
女子生徒一同はその言葉に、無言で銃に弾を込める。薔薇水晶のファンの男子生徒も同じく。
「ゴーグルをしていないモノには、銃を撃ってはいけない……だから……○○。貴様に重要な任務を任せる」
「はっ!」
要するに、無理やりゴーグルつけて狙い打ち。と言うわけである。
まぁなんで、射撃部なのにMP5-A3(サブマシンガン)とかPROJECT-90(P90)とか
射撃にほぼ確実に使わないモノまであるのは謎であるが……
しかし、ラドム(ポーランド軍制式ピストル)とかガリル(イスラエル国防軍制式突撃銃)とかスチェッキン(大型自動拳銃)とか
なんだこの万国銃博覧会みたいな品揃えって感じである。
ちなみに全てモデルガンであるが……本物は雪華綺晶が所持しているという情報が出ている。
そんな感じで、次々と銃の掃除をしていく面々。
非常に暗い。つーか、間違えたら犯罪者予備軍とか危険物所持者として逮捕されてもしょうがない。
アストラ(短機関銃)チェスカ(セミオートマチックピストル)エルマ(エルマ・ベルケMP40短機関銃)ドラグノフ(セミノート狙撃銃)
出るわ出るわ……本当に、万国銃博覧会開けるんじゃないかぐらいに銃が出てくる。
「よし……皆、各々の獲物を持て」
カシャンッと、雪華綺晶は自分の愛銃ベレッタに弾を装填すると教室に居た生徒にそう告げる。
射撃部の生徒全てが、思い思いの銃を手に取る。
「残りの銃を全てしまえ………しまったな? よし、行くぞ……敵はローゼン」
雪華綺晶の言葉に、ザワッと生徒達の間に同様が見える。
このまま射撃場へ行き、試し撃ちをするのかな? と、思ってた矢先に敵はローゼンと言われたらそりゃ驚く。
「教官。何故ローゼン校長が?」
生徒の一人が、雪華綺晶(部活動中は教官と呼ばせている)に問いかけると、雪華綺晶はギラリとその生徒を見る。
「ヤツは、我が妹にセクハラをした」
女子生徒一同はその言葉に、無言で銃に弾を込める。薔薇水晶のファンの男子生徒も同じく。
「ゴーグルをしていないモノには、銃を撃ってはいけない……だから……○○。貴様に重要な任務を任せる」
「はっ!」
要するに、無理やりゴーグルつけて狙い打ち。と言うわけである。
「な?! ちょっ!? 何を!??!!」
突然の出来事に、対応できないローゼン。ラプラスだったらすぐさま逃亡するのだが
そのラプラスは、神経性胃炎が酷く現在入院中。しばらくは俺の天下だな。とのんきに思ってた矢先の出来事である。
無理やりゴーグルをつけられたローゼン。
「教官!」
「第一軍撃て!!」
すぐさま、ローゼンから離れた○○は影に隠れていた雪華綺晶にそう声をかけると直ぐに号令をかける。
ローゼンめがけて飛んでくるBB弾の嵐嵐嵐。
「いてぇ! いてててて!! ちょっ!? ま?!」
「続けて第二軍撃て!!」
弾が切れたのを見計らって直ぐに、第一軍を引かせ、後ろに控えていた第二軍に狙撃を命ずる雪華綺晶。
織田信長が、使った有名な陣は、こんなところで有効利用。
「よ、よくわからんが。俺がわるかった!! だから、やめ! ちょっ! 人のはな!」
ローゼンの言葉を無視して、狙撃は続く。
ローゼンの目には、何故か入院中のラプラスの笑みが見えたりする。
あぁ、俺、ちゃんと仕事しとけばよかったなぁ……と、いまさらな事を思って床に倒れるローゼン。
「敵の殲滅終了。各自弾の回収と共に帰宅」
「了解しました」
雪華綺晶の言葉に、シンプルにそう答えて生徒達はBB弾を回収しその場を去っていく。
雪華綺晶は、倒れているローゼンに一枚の紙をペシッとつけた後、気が晴れたのかさっさとその場から去っていった。
『この者、セクハラにより成敗』
それから、ラプラスが退院してくるまでちゃんと仕事をこなすローゼンの姿があったとか。
この事が、薔薇水晶にしれて薔薇水晶から怒られる雪華綺晶の姿があったとか。
突然の出来事に、対応できないローゼン。ラプラスだったらすぐさま逃亡するのだが
そのラプラスは、神経性胃炎が酷く現在入院中。しばらくは俺の天下だな。とのんきに思ってた矢先の出来事である。
無理やりゴーグルをつけられたローゼン。
「教官!」
「第一軍撃て!!」
すぐさま、ローゼンから離れた○○は影に隠れていた雪華綺晶にそう声をかけると直ぐに号令をかける。
ローゼンめがけて飛んでくるBB弾の嵐嵐嵐。
「いてぇ! いてててて!! ちょっ!? ま?!」
「続けて第二軍撃て!!」
弾が切れたのを見計らって直ぐに、第一軍を引かせ、後ろに控えていた第二軍に狙撃を命ずる雪華綺晶。
織田信長が、使った有名な陣は、こんなところで有効利用。
「よ、よくわからんが。俺がわるかった!! だから、やめ! ちょっ! 人のはな!」
ローゼンの言葉を無視して、狙撃は続く。
ローゼンの目には、何故か入院中のラプラスの笑みが見えたりする。
あぁ、俺、ちゃんと仕事しとけばよかったなぁ……と、いまさらな事を思って床に倒れるローゼン。
「敵の殲滅終了。各自弾の回収と共に帰宅」
「了解しました」
雪華綺晶の言葉に、シンプルにそう答えて生徒達はBB弾を回収しその場を去っていく。
雪華綺晶は、倒れているローゼンに一枚の紙をペシッとつけた後、気が晴れたのかさっさとその場から去っていった。
『この者、セクハラにより成敗』
それから、ラプラスが退院してくるまでちゃんと仕事をこなすローゼンの姿があったとか。
この事が、薔薇水晶にしれて薔薇水晶から怒られる雪華綺晶の姿があったとか。