ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 金糸雀の衣装

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始業のベルと共に、教室のドアが勢いよく開け放たれた。
金「今日もカナの授業で楽してズルして偏差値をいただきかしらー!」
本人の決め台詞なのだろうか、毎回同じ事を言う。
生徒はその度に、教師がズルをするなんて言って良いのかと疑問に思う。
金「さぁて、早速前回の続きを…あら?あれはなにかしら?」
金糸雀の視線の先には、教室の片隅に置かれている大量の衣装があった。
「あれは今度の文化祭で使う衣装ですー」
確かに、再来週には文化祭がある。他のクラスにも、文化祭に使う小道具などが置いてあった。
金「確かあなたたちのクラスは喫茶店をやるんだったわね。これ全部作ったのかしら…?」
「はい、みんなで作りましたー!」
女子生徒は全員でピースをすると、それぞれでハイタッチなどをした。
一方の男子は、ほぼ無反応だった。女子が中心になって作ったらしい。
その証拠に、男子の衣装はほぼ一種類なのに対し、女子の衣装はほぼ人数分の種類がある。いや、それ以上かもしれない。

金「それにしても、上手なのかしら・・・」
金糸雀は、すっかり感心してしまった。生徒によって作られた衣装を一つ一つ眺めていると、一人の女子生徒が提案した。
「先生、それ着てみます?」
金「え?」
次々と賛同の声が上がった。これには、男子も乗り気だった。
「いいねーそれ!金糸雀先生ならちょうど良いはずだし!」
金「ちょ、ちょっとそれどういう意味かしら!」
女子生徒はしまったと思ったが、すかさず別の生徒がフォローした。
「あー、金糸雀先生はプロポーションがお若くていらっしゃいますから!!」
金「そ、そうかしら?」
ものは言いようである。金糸雀はすっかり言い包められてしまった。
金「じゃあ、一回ぐらい着てみようかしら?」
一斉に拍手喝采が起こる。すかさず数人の女子が暗幕を持ち、着替えのスペースを作った。
金糸雀はその中に半ば強制的に入れられると、そこで着替えを始めた。
数人の男子が身を乗り出したが、女子の鉄壁を崩すことはできなかった。
「先生―、そうですかぁ?」
金「う…ちょっとお尻がきついけど着られそうかしら…」
暫く、ヒップのところで格闘している金糸雀の声が聞こえた。
金「ふぅ、着替え終わったかしら!」
その声を合図に、暗幕が下がった。現れたのは、ミニスカートなウェイトレスの姿をした金糸雀だった。
女子生徒用のサイズであるのにも関わらず、金糸雀は見事に着こなしていた。
「きゃーーー!!可愛いーーー!!」
女子生徒から悲鳴に近い歓声が上がる。男子生徒からも、なかなか好感触な声が上がる。

女子生徒は、鞄からインスタントカメラや、携帯電話のカメラを取り出すと、金糸雀を撮影し始めた。
金「こ、こらー!授業中は携帯電話の使用は厳禁なのかしらー!」
「そんな硬いこと言わずにさー。ねぇ先生、ポーズ!ポーズ!」
女子は金糸雀の言うことをさらりと受け流すと、ポーズを求めた。
金「こ、こうかしら・・・?」
金糸雀は調子に乗って、腰をくねらせてみる。女子から更に大きな歓声が上がった。
「ねぇ先生!次はこの衣装着てー!!」
「いやいや、こっちの方が可愛いって!!」
金糸雀は女子生徒の言われるがままに、メイド服やチャイナ服などに着替えさせられた。
その度に、悲鳴にも似た歓声が上がる。
金糸雀も、だんだんと気を良くし、最後には自ら衣装を選ぶようになっていた。
結局、その日の授業はコスプレ撮影回となってしまった。