ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

煙草とくんくん

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匿名ユーザー

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 よう! 俺は、不良A! 健全な(?)不良だ!
 しかし、今俺は、大変ピンチな状況にいる!
真紅「この煙草はなにかしら?」
 帰り道で、煙草すってたら偶然に真紅のヤツに出会ってしまった!
 実にやばい! 俺は不良だが学校が好きだ! 停学なんて勘弁だ!
真紅「はぁ、まぁ今はもう帰宅中だから多めに見てあげるのだわ」
 へ? 真紅のヤツなんつった? 多めに? ッてことは俺停学しなくてすむ?
真紅「で、目を瞑るついでにアナタちょっと私に付き合いなさい」
不良A「お、おう……先生、それで本当にお咎め無しだよな?」
真紅「このローゼンメイデンの第五教師である私に、二言はないのだわ」
 そして、真紅と不良Aはとある所へ足を運んだ。
真紅「いい! 絶対にくんくん人形~暁の殺人事件バージョン~と~黄昏の薔薇乙女事件バージョン~をゲットするのだわ!」
不良A「へ? あ? う、うぃっす!」
 すごい真剣な表情で、真紅にそう言われ。最初は、変な表情を作った不良Aだが元気の良い返事を返した。
不良A(そ、そういや真紅のヤツは、くんくんのファンだっけ?)
 店内を駆け走る不良Aは、息を切らしながら真紅に指定されたくんくん人形をゲットすべく行動していた。
 ちなみに真紅は、くんくん人形~海辺の砦事件バージョン~と~薔薇の館殺人事件バージョン~をゲットする為に行動中である。

不良A「こ、これだな」
 肩で呼吸しながら、くんくん人形二つゲットする。紛らわしいのもあったが、ちゃんと商品名を確認したから大丈夫だと、不良Aはそう思った。
不良A「先生。頼まれてた二つゲットしたぜ?」
 しかし、真紅の表情は何処か悔しさを表していた。
不良A「せ、先生どうした?」
真紅「なんでもないのだわ」
 とりあえず、真紅は、三つのくんくん人形を手にレジに向かう。
 不良Aは、ここでトンズラしてもよかったのだが、几帳面に真紅を待つ事にした。
 しばらくして、真紅は大きい紙袋を手に戻ってくる。
真紅「あら? まだいたの?」
不良A「まぁ、一応」
 そう。と、真紅は店から出る。不良Aも真紅と一緒に店を出た。
不良A「いやーいいことした後は、煙草が美味い!」
真紅「……」
 タバコを取り出し、火をつけてから真紅がジーッと自分を見ている事に気づいた不良A。
真紅「私にも、一本寄こすのだわ」
 意外にも、真紅から出た言葉はそれだった。
不良A「へ? う、うぃっす」
真紅「………」
 ご丁寧に火までつけてあげる不良A

 真紅は、タバコを吸う。
真紅「ゲホゲホゲホ!!!」
 そして、咽た。
不良A「お、おい先生。無茶すんなよ? タバコ吸ったことねぇんだろ?」
真紅「余計なお世話だわ。まったくこんな不味いものを好き好んで吸う輩が分からないのだわ」
不良A「へいへい。で? なーんでまた生活指導である先生がタバコなんて吸おうって思ったんすか?」
真紅「手に入れられなかったのよ」
不良A「へ?」
真紅「くんくん人形~薔薇の館殺人事件バージョン~」
 はっ? と不良Aは耳を疑った。そんな事でタバコ吸おうと思うか普通。
不良A「ぶふっ!」
真紅「失礼なヤツだわ。笑うなんて」
不良A「あははは、いや、すません。俺の中の先生の印象がぶっこわれて」
 そういって、また笑った。
 むすっとする真紅を見て、不良Aはまた笑った。
真紅「あ、そうそう。今日は目瞑るけど……以後は目瞑らないのだわ」
不良A「うぃっす」
 そんな、不良と真紅の放課後。

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