ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

湾岸戦争

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
『目標捉えた! 11時、距離1500、T-72とBMP! 2号車、BMPを攻撃しろ! こちらはT-72をやる!』
『2号車、了解!』
BMPは小隊の2号車に任せ、我々はT-72を攻撃することとなった。
『雪華綺晶、T-72を狙え! 砲塔を吹き飛ばせ!』
「了解した」
『装填、弾種徹甲弾!』
120mm滑腔砲に劣化ウラン弾が装填される。
健康被害がどうたらと日本では騒がれている代物だが、この砲弾の貫通力は凄まじいものだ。
T-72なら、ほぼ一撃で撃破することができる。
雪華綺晶はスコープを覗きこんだ。
微速で前進するT-72がスコープの中に見えた。
野戦用に暗視装置が内臓されていて、緑色の砂漠と空、そして黒色のT-72が映し出されている。
こちらに気づいていないようだ。
「照準よし」
『徹甲弾、装填よし!』
最高倍率でT-72の砲塔を照準した。
射撃統制装置があるので、移動しようが目標を照準し続ける。
優れた射撃統制装置、M1A1が世界最強でいられる要素の一つだ。
『撃て!』
「攻撃する」
雪華綺晶はトリガーを引いた。
同時に、轟音と振動が車体を襲った。
スコープが砲煙でかすんだ。
「戦車長、目標はどうか?」
『待て、ああ見えたぞ』
雪華綺晶のスコープでも確認できた。
T-72は火を噴いて、砲塔が空に舞い上がった。
弾薬に引火したのだろう。
『ハッハッハ! ホールインワンだ!』
『戦車長、お喜びのところ申し訳ありませんが、弾薬が残り5発です。帰りましょう』
……何両の車両を撃破したかは忘れた。
『まったく、雪華綺晶が乗ってると弾薬の消費が馬鹿にならんな』
「それは褒め言葉か? 戦車長」
『想像に任せるよ』
『2号車から隊長車、BMPを撃破しました。周辺はクリア』
『了解した、こちらは弾薬が少ない。小隊を基地に戻す』
『了解』
時刻は3時、朝食が楽しみだな。
雪華綺晶はハッチを開け、イラクの夜風を浴びながら思った。

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