ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

春の一日

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水「春ねぇ~」
真「…」

  『春の一日』


 真紅たち唖然としている。なぜなら、麻薬中毒者のごとく黒をこよなく愛していた水銀燈が、な、なんと赤い服を着ているのだ。
 黒色の服を着ていないのはまだいい。問題なのは、彼女が赤色の服を着ていることだ。
 彼女は、真紅と似ている服の色である赤が、これまた麻薬中毒者のごとく赤色を嫌っていた。

翠「す、水銀燈のやつどういやがったのですか」
蒼「さ、さぁ」

 あきらかに動揺する教師たち。

真「す、水銀燈、あなた熱でもあるの?」
 真紅は、その様子を心配しているようだ。
水「そんなことないわよぉ」
 怪訝な顔で応える水銀燈。

真「そ、それじゃあどうして赤い服なんか着ているの?」
 かなり心配した声の真紅さん。
 だが、答えは意外というか笑えるものだった。

水「この服は、めぐが褒めてくれたのよぉ」
 笑顔で答えてくれる。

真&蒼&翠(そ、そういうオチなのかよぉぉーー!!)
 その魂の叫びは誰にも聞こえなかった。



め「…なんで、赤い服なんて褒めさせたの?」
紅「赤を好きにさせるためさ」
め「好きにさせてどうするのよ?」
紅「俺の名前は紅 真紅だ」
め「だから」
紅」「水銀先生が赤を好きになれば名前が紅の俺のことも…」
め(…愚かね)



水「もしかして、心配してくれたの真紅ぅ?」
真「そ、そんなことないのだわ」
水「そういう素直じゃないところも好きよぉ」
真「///」

青「百合だな」
白「百合だね」

 そんな春の一日。

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