雪「国会議事堂…燃やさなきゃ」
銃器類で身を固めた雪華綺晶が居間にてそう宣言する。
銃器類で身を固めた雪華綺晶が居間にてそう宣言する。
薔「お姉ちゃん、そんなことしちゃ駄目だよ!」
雪「大丈夫…捕まらない…ようにするから」
薔「そういう問題じゃないよ!」
なんとか説得しようと試みる。
雪「大丈夫…捕まらない…ようにするから」
薔「そういう問題じゃないよ!」
なんとか説得しようと試みる。
さて、なんでこんなことになったかといいますと。
めんどいからはしょる!!勝手に想像しろ!!
めんどいからはしょる!!勝手に想像しろ!!
雪「分かった…止める」
手に持っていた銃器を床に置く。
手に持っていた銃器を床に置く。
薔「ほっ」
安堵のため息を漏らす。
安堵のため息を漏らす。
雪「けど…辞めることに…なったら…どうしよう。…やっぱり」
再び銃器を持つ。
再び銃器を持つ。
薔「お姉ちゃん!」
珍しく叫ぶ薔薇水晶。
しばし、沈黙が間を支配する。
珍しく叫ぶ薔薇水晶。
しばし、沈黙が間を支配する。
雪「…冗談」
ぽつりと、そう言った。
ぽつりと、そう言った。
薔「本当に?」
その問いに雪華綺晶は、こくりと頷く。
薔「なら、いいよ」
笑みを浮かべてそう言った。
この二人だったらたとえ、辞めることになっても大丈夫であろう。この、仲のよい姉妹ならそんな困難すぐに乗り越えることであろう。