有栖学園に、謎の怪ロボット現る!!!!
そのコックピットに収まるは、覆面で顔を隠した三人の美女。
?「ふふふっ、バラッシー、キラッキー、やっておしまいなさぁい!」
?「……アラホラサッサー……」
?「……ホイサッサー……」
バラッシーと呼ばれた女性がコントロールパネルを操作すると、怪ロボットは咆哮を上げ、突進を始めた。
キラッキーと呼ばれた女性は、コックピットの中でも、飲食に余念がない。
そのコックピットに収まるは、覆面で顔を隠した三人の美女。
?「ふふふっ、バラッシー、キラッキー、やっておしまいなさぁい!」
?「……アラホラサッサー……」
?「……ホイサッサー……」
バラッシーと呼ばれた女性がコントロールパネルを操作すると、怪ロボットは咆哮を上げ、突進を始めた。
キラッキーと呼ばれた女性は、コックピットの中でも、飲食に余念がない。
迎え撃つは、天才少年JUMが開発した自律型犬型ロボット!!!!
J「ゆけっ、クンクーン!!」
ク「任せるだクンクン!!」
脚部の車輪をうならせて、怪ロボットとがっぷり四つに組むクンクーン。しかし、呆気なく足払いを食らってしまう。
ク「痛いだクンクンッ」
?「あららぁ、その程度ぉ?」
鼻で笑う銀髪の美女。
J「ゆけっ、クンクーン!!」
ク「任せるだクンクン!!」
脚部の車輪をうならせて、怪ロボットとがっぷり四つに組むクンクーン。しかし、呆気なく足払いを食らってしまう。
ク「痛いだクンクンッ」
?「あららぁ、その程度ぉ?」
鼻で笑う銀髪の美女。
真「どどどどうするのだわっ、このままではクンクーンが負けてしまうのだわっ」
J「ふっふっふ、この僕に抜かりはないっ」
JUMはポケットから愛犬用ガムを模したメカを取り出すと、クンクーンに向かって放り投げた。
J「そーーれっ、クンクーン、メカの素だーーっ!!」
クンクーンは懸命に首を伸ばすと、投げつけられたガムをぱくりと食べた。
力がみなぎる。クンクーンは怪ロボットを跳ね除け、体勢を立て直した。
どこからともなく金糸雀先生率いるブラスバンド部が駆けつけ、ファンファーレを鳴らす。
ク「今週のビックリドッキリメカ、発進!!」
クンクーンは口を大きく開けると、ベロをだらりと伸ばした。
ベロの上を行進して、小型ロボットの軍団が登場する。
小型ロボ「シンクッ、シンクッ、シンクッ、シンクッ……」
真「まあ、何て優雅で可愛らしいおチビちゃんたちなのかしら……」
J「…………」
うっとりと頬を染めて、行進に見入る真紅先生。軍団のロボットは、彼女をモチーフに作られていた。
J「ふっふっふ、この僕に抜かりはないっ」
JUMはポケットから愛犬用ガムを模したメカを取り出すと、クンクーンに向かって放り投げた。
J「そーーれっ、クンクーン、メカの素だーーっ!!」
クンクーンは懸命に首を伸ばすと、投げつけられたガムをぱくりと食べた。
力がみなぎる。クンクーンは怪ロボットを跳ね除け、体勢を立て直した。
どこからともなく金糸雀先生率いるブラスバンド部が駆けつけ、ファンファーレを鳴らす。
ク「今週のビックリドッキリメカ、発進!!」
クンクーンは口を大きく開けると、ベロをだらりと伸ばした。
ベロの上を行進して、小型ロボットの軍団が登場する。
小型ロボ「シンクッ、シンクッ、シンクッ、シンクッ……」
真「まあ、何て優雅で可愛らしいおチビちゃんたちなのかしら……」
J「…………」
うっとりと頬を染めて、行進に見入る真紅先生。軍団のロボットは、彼女をモチーフに作られていた。
?「ななな何なのよぉ、このブサイクな群れは……」
小型ロボットの軍団が、怪ロボットの装甲にわらわらと取りつく。
振り払っても振り払ってもしつこくまとわりつき、やがて怪ロボットの表面を隈なく覆い尽くしてしまう。
一瞬の静寂。
真紅型ロボはいっせいにブラウスの前をはだけ、その胸を怪ロボットに擦りつけ始めた。
小型ロボットの軍団が、怪ロボットの装甲にわらわらと取りつく。
振り払っても振り払ってもしつこくまとわりつき、やがて怪ロボットの表面を隈なく覆い尽くしてしまう。
一瞬の静寂。
真紅型ロボはいっせいにブラウスの前をはだけ、その胸を怪ロボットに擦りつけ始めた。
気温が唐突に三度くらい下がった気がする。しかしJUMは、ロボット軍団の活躍に夢中で、気づくのが遅れた。
真「JUM…………あれは一体何をしているのだわ?」
J「何って、洗濯板で怪ロボットの装甲を削り取っうぼごわっ!?」
真「JUM…………あれは一体何をしているのだわ?」
J「何って、洗濯板で怪ロボットの装甲を削り取っうぼごわっ!?」
怪ロボットが爆発した。校庭に、ドクロ型のキノコ雲が上がった。
?「いやぁ~~んっ、憶えてらっしゃあいっ」
服をぼろぼろにされ、際どい格好になった覆面美女たち。
集まってきた生徒たちにひゅーひゅーとはやされながら、三人乗りの自転車を漕いで、夕日の彼方へと去っていく。
?「いやぁ~~んっ、憶えてらっしゃあいっ」
服をぼろぼろにされ、際どい格好になった覆面美女たち。
集まってきた生徒たちにひゅーひゅーとはやされながら、三人乗りの自転車を漕いで、夕日の彼方へと去っていく。
かくして、有栖学園の平和は守られた。
しかし、JUMも重傷を負って、病院へと担ぎ込まれた。
謎の美女たちが、有栖学園の支配をあきらめたとは思えない。
挫けるなJUM! 不死鳥の如くよみがえれJUM! 生徒たちの明日は、キミの双肩にかかっているのだ!!
僕らは、キミの帰りを待っている!!!!
しかし、JUMも重傷を負って、病院へと担ぎ込まれた。
謎の美女たちが、有栖学園の支配をあきらめたとは思えない。
挫けるなJUM! 不死鳥の如くよみがえれJUM! 生徒たちの明日は、キミの双肩にかかっているのだ!!
僕らは、キミの帰りを待っている!!!!