ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 終わりと始まり

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本編が無いのにプロローグ
紅「遂にJUMも卒業なのだわ…。」
銀「寂しくなるわぁ…。」
蒼「そうだね。」
今日は有栖学園の卒業式。初めて担任を受け持った印象深い学年で特に親しかったJUMが卒業する日でもある。
そんな日は時間が速く過ぎる物で卒業証書の授与も終わったし校歌も歌った。
そして最後の三年の歌も終わった。
薔薇乙女の先生達だけで無く学校全体が泣いた。
別れが辛くて泣いた…。
そして卒業式も終わり、先生達は校門で生徒に言葉を掛ける。
しかし、JUMが居ない事に気が付く。
薔「JUM君…何処に…?」
一人一人がこんな事を思いながらも生徒を見送った。
「また会いにくるから」
「手紙出すよ」
「先生大好き」
色々な言葉を聞いた。でも、JUMの言葉は聞いて居ない。

翠「JUM君の奴、何で直ぐに帰ったんですぅ…」
雛「凄く寂しいのー…」
二人が呟く。誰も答える事はできなかった。職員室に戻った。

すると…影が、一つ。
それと眩しい程に綺麗な、ローゼンメイデンの一つ一つを象った様な色合いの服があった。
紅「JUM…君?」


J「先生…!…達。僕の気持ちを受け取って欲しい。頑張って卒業に間に合わせたんだ。」
雪「綺麗ですわ…。」
金「カナのすっごく可愛いかしらー!」
他の先生達も唯静かに、服を見ていた。それはとても鮮やかで気持ちが込もっている。
裁縫が得意なんてレベルじゃ表せない程の気持ちが…。
J「最後にこれを来て欲しい。先生達に…きっと綺麗だと思う。」
銀「当然でしょう?私達に似合わない物なんて無いわよぉ…。」
翠「ですぅ。」
蒼「う、うん。」
と一人一人頷いた。目頭は朱に染まり、頬は美しい涙で一杯だった。
JUMから見てもそれは特別綺麗に見えた。
紅「後ろを向いていて頂戴。」
後ろ向いた…何分か経った後、振り向いて良いと言われ振り向いた。
J「やっぱり、先生達は綺麗だな。有り難う、僕はもう行くよ…。有り難う。」


JUMは職員室を後にした。
改めて卒業を知った薔薇乙女達は、枯れる程の涙を流した。
誰一人と声を掛ける事は叶わなかった…。


薔「手紙…?手紙がポケットに…」
それを聞くとみんなポケットに手を入れた。
すると一つずつ、手紙が入って居た。
薔「薔薇水晶先生へ。貴方は僕の担任で態度の悪い僕を何時も何時も、叱ってくれました。
そして、裁縫の趣味を笑わず誉めてくれて…有り難う。先生。実は服を作ろうと思ったのもこれが理由なんだ。
本当に三年間有り難う。
JUM君…。」
薔薇水晶は手紙を読み上げた。
次に…。
紅「真紅先生へ。貴方は職員室に行く度、僕に紅茶を煎れさせましたね。
最初は…正直言ってうざかったけど、今じゃ美味しいと言って貰うために色々なブレンドをする様になったよ。
でも、もう役に立たないな…。三年間有り難う。
全く、まだ態度もなってないのだわ…。」
銀「水銀燈先生へ。貴方は凄い僕をドキドキさせてくれましたね、色んな意味で。これからはやめなよ?皆困るからな。
でも、先生がスポーツをする姿はかっこよかったよ、本当に。三年間有り難う。
綺麗なのかかっこいいのかはっきりして欲しいわぁ…。」


翠「翠星石先生へ。貴方は初めて見たとき、色々あべこべで関わりづらかったです。
でも、家庭科だけあって疲れた時は料理を作ってくれて。困った時は相談に乗ってくれた。とても優しくて暖かい先生だったよ。三年間有り難う。
その位、直接言えです…。」

蒼「蒼星石先生へ。貴方は人徳がありとても頼りになりました。
何時も僕を諭してくれて、何時も僕を許してくれて。蒼星石先生のお陰で、すこし素直になれたよ。これからもそうして上げてくれよな。三年間有り難う。
返事が出来ないのって…もどかしいね…。」
雛「雛苺先生へ。貴方は最初は同級生かと思いました。子供っぽいしうにゅーだし。
でも、突然と大人になって慰めてくれたりしたのはとても嬉しかったよ。等身大の先生って感じ。うにゅーを食べたら先生を思いだすから…。三年間有り難う。
ヒナも、うにゅーで思いだすなの…。」
金「金糸雀先生へ。最初は天才って自称してた貴方を馬鹿にしてました、ごめんなさい。でも勉強がかわりやすくて、自分に自信が無いときでも先生と居ると何故か誇らしくなって自信が持てたよ。三年間有り難う。
なら、良かったかしらー…?」


雪「雪華綺晶先生へ。薔薇水晶先生の姉とあって僕に対しても大人っぽい対応をしてくれましたね。
僕が怒っても、泣いても何時でも正しい方へ導いてくれたな…有り難う。時にボケる所は面白かったよ。三年間有り難う。
………やっぱり敬語じゃないのですわ…。」


罪な男ね、と一人が呟きそうな程の大仕掛けに薔薇乙女達は涙がまだ、止まらなかった。
枯れる事の無い永遠の涙。
それは夜遅くまで続いた。何度も何度も手紙を読んだ。何度も何度も泣いた。
何度も何度も卒業を実感した。
――何度も何度も…。
しかし、ある春休みの日。
紅「ちょっと学校に行って来るのだわ。」
J「行ってらっしゃい。」
銀「私もよぉ。」
J「行ってらっしゃい。」

これは何か?見ての通り同棲。もう先生と生徒じゃないのだから気にする事は無い。住む家に困って居た先生達をJUMがモデルになってもらう、との条件で住まわせているだけの話。
――そう、だから学校なんてまだエピローグ。
本編はこれから…。
そして、本編は君が紡ぐ物。