ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 鍛錬

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その1:雪華綺晶の場合

 教室にSS隊員3名が待機している
 そして机にはバネやネジやビス等がそれぞれ各20個づつ置いてある
 その机の前には雪華綺晶が一人椅子に座ってそれを眺めている
SS隊員A「始めっ!!!」
 一人のSS隊員が号令と同時に一人の隊員が雪華綺晶の手を、一人の隊員がストップウォッチに目を向ける
雪華綺晶「ベレッタ、トカレフ、ウージー、ワルサー・・・・・・・」
 その間、雪華綺晶はブツブツと何か言いながらビスやバネを手際よく並べ替える
 そして約2分後・・・・
雪華綺晶「・・・・終わった」
SS隊員A「止めっ!!!」
SS隊員B「時間、1分57秒02!!!」
SS隊員C「難易度SS、誤認無し!!!」
 先ほどまでは静寂に包まれていた教室にSS隊員の声が響き渡る
SS隊員A「お見事です、難易度SSにおいて平均時間は約6分強というのに・・・それを2分弱とは・・・」
 そして一人のSS隊員が雪華綺晶に敬礼しつつ声をかける
 しかしそれを気にする事無く雪華綺晶は淡々と答える
雪華綺晶「あのぐらい判らないんじゃ戦場じゃ生きていけない・・・・」
 そう言いつつも、ベストタイムをたたき出して唇が若干緩む・・・無論誰にも気づかれないが
雪華綺晶「少し疲れたからシャワー浴びてくる、授業開始までには戻るから後はよろしく」
 そう言い残すと教室のドアをあけ射撃部の部室へ向かう雪華綺晶、それを見送るSS隊員3名
 やがて教室には後片付けをするSS隊員のみが残る
SS隊員A「やはり雪華綺晶先生は凄いなぁ」
 後片付けをしながらSS隊員の一人は誰にとも無しに口を開く
SS隊員B「だな・・・あれを誤認しないで見分けるとは・・・流石としか言い様が無いな」
 それをSS隊員Aを見ずに片付けをしながら受け答えるSS隊員B、それを聞きながら声を出すSS隊員C
SS隊員C「でもよ、なんでバネやネジだけで”どの銃の部品”か判るんだろうな・・・・」
 その答えは雪華綺晶にしか判らない、そして今日も有栖学園での一日が始まる

その2:真紅の場合

 今の時間は正確に言うなら10時19分、つまり授業中である
 しかし今この教室には教えるべき先生・・・つまり”教師”はいない
 いや、いるのだが授業になっていない。別に授業崩壊等という事ではない
 教師自らが”紅茶の時間よ”と言い授業を中断させたのである
 教卓にはティーカップが置かれ、香りを漂わせている
 比較的前の席である俺には見えるのだが、決して濁ってる訳でもなく強烈な香りで誤魔化すのでもなく・・・
 濃い赤茶色の液体が真っ白のティーカップに注がれているだけで、”教師”は微笑んでいた
 濃い色のはずなのに決して底が見えなくなるという事も無いその液体を”教師”は口に含み一拍の静寂が流れる
 しかし、その静寂も束の間・・・・
真紅「JUM!今すぐ付いて来なさい!」
 と、”教師”が叫ぶとJUMと呼ばれた生徒は渋々と言った感じで”教師”に付いて行った・・・・
 この時、俺はJUMがどこに連れて行かれたか判らなかったが放課後になってようやく開放されたJUMに聞いたら意外な場所だった・・・
JUM「真紅先生の自宅に行って紅茶を淹れていた・・・・大体300杯ぐらい・・・」
 と、放課後の下校途中の道でげっそりと答えるJUM
 なんでも授業中に淹れた紅茶が絶妙だったらしく”教師”に大変気に入られ、この味が100%出せるまで帰さないと特訓をしたのだとか
 しかし紅茶狂で全国(?)でも有名な”真紅先生”にそこまで言われる人物は凄い・・・
 以前紅茶を見ただけで ”名称” ”温度” ”葉を入れてからの時間” を正確に言い当てた人物に見込まれるなら大したものだ
 そしてJUMと帰ってる途中偶然(?)出合った”真紅先生”に今日の事を聞いてみたら意外な回答が返された
真紅「彼の淹れる紅茶は世界にも通用するのだわ、けれど彼の淹れる紅茶で私にも判らなかった香りとかあるから私自身の訓練でもあるのだわ」
 そこまで言うと”真紅先生”はJUMに何かを言い俺たちと別れた
 何の用事だったのかJUMに聞いてみると”後でもう一度私の家に来なさい”との事らしい
 どうやら下校途中にJUMと話すつもりだったのが”いらないおまけ”が居たせいで話せずここまで流れたらしい
 ”いらないおまけ”はそのままJUMに別れの挨拶をして自分の帰路についた。
 後日、JUMの淹れる紅茶に満面の笑みを浮かべる”英語教師”の姿が有栖学園にあった