~どの季節が好き?~
放課後の職員室。しかしその部屋には熱気が溢れていた。
あるテーマについて熱く語り合う教師たち。そのテーマとは・・・
あるテーマについて熱く語り合う教師たち。そのテーマとは・・・
「どの季節が好き?」
事の発端は水銀燈が何気なく漏らした一言であった。
水「あっついわねぇ・・・これだから夏は最低なのよ・・・」
ぼやく水銀燈。しかしそこに雛苺が反論した。
雛「えー、夏はとっても楽しいのよー?ヒナ、夏大好き!」
その声があまりに大きかったために周りの教師たちが集まってきたのだ。
水「おばかさぁん・・・夏なんて汗かくだけでちっとも楽しくないじゃなぁい・・・」
雛「そんなことないのー!海で泳ぐとかスイカ割りとか楽しいのー!
・・・みんなはどの季節が好きなのー?」
・・・みんなはどの季節が好きなのー?」
という会話からこの議論が始まったのだ。
それぞれの意見を述べる教師たち。
それぞれの意見を述べる教師たち。
真「私は・・・秋なのだわ。夏のアイスティーも悪くはないけど・・・」
結局紅茶かよ!というツッコミは勘弁していただきたい。
蒼「僕は冬かな。スポーツの練習も寒い方が気合が入るんだ。」
翠「翠星石は・・・蒼星石と一緒にいられるならいつでもいいですぅ・・・」
蒼「翠星石・・・」
蒼星石はともかく翠星石の答えは完全に的外れだという気も・・・だめだ、全く聞いていない。
しかし蒼星石の発言は相当現実的だ。流石というべき?
しかし蒼星石の発言は相当現実的だ。流石というべき?
金「カナは春が好きかしら!暖かいのがいいのかしらー・・・。まぁいざとなったら学園の敷地くらいは
カナの発明品で一年中春の気候に(ry」
カナの発明品で一年中春の気候に(ry」
放っておくと本当にやりかねないので一応止めておこう。季節というのは変化があるほうが楽しいんじゃないかな、金糸雀先生。
さて、当の水銀燈はどの季節が好きなのだろうか?
さて、当の水銀燈はどの季節が好きなのだろうか?
水「あたしぃ?あたしは・・・冬かしらね。クリスマスに色々貰えるしぃ・・・」
現実的過ぎる。もっとロマンチックな答えはなかったのか?
しかし「冬の雪に映える満月が最高なのよねぇ・・・」などと言われてもそれはそれで困るが。
しかし「冬の雪に映える満月が最高なのよねぇ・・・」などと言われてもそれはそれで困るが。
薔「・・・私は・・・春と秋・・・かな?暑いのも寒いのもちょっと・・・」
雪「私は秋だ。食欲の秋というしな。秋は色々美味しいものが・・・」
無難な薔薇水晶とある意味予想通りの雪華綺晶。
しかしこの雪華綺晶の発言に対し彼女以外の全員が(いつも食欲あるのでは…)と思ったのは言うまでもない。
しかしこの雪華綺晶の発言に対し彼女以外の全員が(いつも食欲あるのでは…)と思ったのは言うまでもない。
話は弾む。何だかんだ言っていても気の合う仲間とのおしゃべりは楽しいものだ。水銀燈もまんざらではない様子。
・・・しかしそんな雰囲気の職員室のドアが勢い良く開いた!
・・・しかしそんな雰囲気の職員室のドアが勢い良く開いた!
ロ「やーみんな楽しそうだねぇ!僕も混ぜてくれ。何の話を・・・ぐはぁ!?」
ラ「おしゃべりは仕事を終わらせてからにしろ、このサボり校長!」
ラプラスの飛び蹴りをまともに喰らっても全く動じないローゼン。そして爽やかに言ってのける。
ロ「邪魔が入ったな・・・ではみんな、ごきげんよう!」
ラ「こらぁ、逃げるな!待てぇ!」
全「・・・・・・・・・。」
固まっている教師たち。しかし真紅がその沈黙を破った。
真「校長と教頭の追いかけっこは四季関係ないのだわね・・・。」
水「全くだわぁ・・・。」
そして笑いに包まれる職員室。今日も学園は平和で変わらないようだ。
そんな、ちょっとしたおしゃべりのひととき。これからも笑いが溢れる学園であってほしいものだ。
そんな、ちょっとしたおしゃべりのひととき。これからも笑いが溢れる学園であってほしいものだ。
ラ「変わらないって・・・ちよっとは変われ、ローゼン!」
ロ「それは無理だよー!」
・・・訂正。これからも笑いが溢れる学園であり、かつ校長はもう少し真面目になってほしいものだ。
しかし、ローゼンが真面目になるのはもっと先のことになりそうだ。
しかし、ローゼンが真面目になるのはもっと先のことになりそうだ。
おわり。