~ヒナの虫歯・・・~
雛「イヤ、イヤなのー!!!」
真「我慢しなさい!」
叫ぶ雛苺となだめる真紅。一体何があったと言うのか。
・・・ここは病院。そして医師は頭にライトを着けマスクをしている。
もうお分かりだろう。ここは歯科だ。
雛苺が甘いもの好きなのは周知の事実であるが、最近歯磨きを怠っていたため大きな虫歯ができてしまったのだ。
そこで雛苺を説き伏せなんとか歯科に連れてきたというわけである。
・・・ここは病院。そして医師は頭にライトを着けマスクをしている。
もうお分かりだろう。ここは歯科だ。
雛苺が甘いもの好きなのは周知の事実であるが、最近歯磨きを怠っていたため大きな虫歯ができてしまったのだ。
そこで雛苺を説き伏せなんとか歯科に連れてきたというわけである。
雛「いやー!痛いのいやー!」
金「麻酔をするから大丈夫かしら!」
雛「それでも怖いのー!」
そう、ちょっと虫歯が大きすぎたため抜歯をする事になったのだ。
麻酔をするとはいえやはり怖いものは怖い。そのためにわざわざ付き添いに来たお人よしが3人・・・真紅、金糸雀、翠星石。
うーん、友情だなぁ。
麻酔をするとはいえやはり怖いものは怖い。そのためにわざわざ付き添いに来たお人よしが3人・・・真紅、金糸雀、翠星石。
うーん、友情だなぁ。
医「それでは麻酔をしますね。」
翠「お願いするですぅ。ほら、頑張るですよ!」
雛「うゆー・・・・・・・・・あ、何か変な感じなのー・・・あー眠くなってきたのー・・・zzz」
※歯科の治療で眠気を催す麻酔は(多分)使いません
大人しくなった雛苺。その間に医師は手際よく治療を進めていく。
さっそく鉗子を取り出し、虫歯を抜きにかかる。
さっそく鉗子を取り出し、虫歯を抜きにかかる。
医「む、なかなか手ごわいな・・・ちょっと大臼歯用の鉗子を。」
金「うわ、痛そうかしら・・・」
翠「翠星石は気分が悪くなってきたですぅ・・・」
見ただけでKOされそうな2人。ちょっと情けない・・・
真「何のためについてきたの?貴女たちが痛がっててもどうもならないのだわ。」
しかし虫歯とはいえ抜けば血も出る。抜いた歯にも血は結構付く。
これも一種の手術といってよいだろう。外科手術は一般人が見ると気絶する事もあるというが、むしろこういうものは見ている方が痛々しいものだ。
これも一種の手術といってよいだろう。外科手術は一般人が見ると気絶する事もあるというが、むしろこういうものは見ている方が痛々しいものだ。
30分後。
医「よし、これでいいでしょう。あとは止血をすれば完了です。」
真「ありがとうございます。・・・ほら、しっかりなさい!」
翠「は、はいですぅ・・・」
金「こっちがまいってしまうかしら・・・」
何故か局所麻酔で爆睡してしまった雛苺。医師も苦笑いしていたが・・・。
とりあえず起こすのも忍びないので起きるまでそのままにしておいてくれた。
とりあえず起こすのも忍びないので起きるまでそのままにしておいてくれた。
三時間後。
雛「・・・うゆ?いつの間にヒナ寝てたのー?」
真「起きたようね。歯茎のほうは痛くないかしら?」
雛「ちょっと痛いのー・・・。」
翠「ちゃんと痛み止めも処方してもらったですぅ。これを飲めばいいですぅ。」
金「にしても局所麻酔で寝るとは珍しい人かしらー。」
話しかける3人。ちゃんと待っていてくれたようだ。
この3人もそうだが三時間も寝かせておいてくれた歯科医もなかなかの大物である。
この3人もそうだが三時間も寝かせておいてくれた歯科医もなかなかの大物である。
雛「三人ともありがとうなのー。今度お礼するの!」
真「ではまたおいしい紅茶のある店にでも連れて行ってもらおうかしらね。」
翠「期待してるですぅ。」
金「カナは玉子焼きがいいかしら!」
一度たりとも遠慮しないのがこの三人のクオリティ。
なんにせよ雛苺の虫歯は完治した。雛苺もちょっと懲りたらしい。
なんにせよ雛苺の虫歯は完治した。雛苺もちょっと懲りたらしい。
雛「ヒナ、これからはちゃんと歯磨きするの!・・・クラスのみんなにも言っておくのー!」
次の日雛苺が生徒達に歯磨きの重要性を熱く語ったのは言うまでもない。
しかし甘いもの好きに関してはこれからも変わらないようだ。
しかし甘いもの好きに関してはこれからも変わらないようだ。
・・・皆さんも歯磨きはしっかりしましょうね。さもないと・・・
おしまい。