ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki カナの玉子焼きは世界一?

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~カナの玉子焼きは世界一?~


時刻は12時。世間では昼食の時間だ。
ここ有栖学園でもそれは例外ではない。いつもなら教室や食堂に活気が溢れている。
しかし今日はそんな昼食の時間に異様なムードをかもし出している部屋があった。それは・・・

家庭科室だ。
金糸雀と真紅が調理台に立ち、部屋の後ろには長机が用意してある。
しかもそこには審査員席と書いてある異様っぷり。

一体何があったと言うのか。・・・あ、「玉子焼き対決」って書いてある。

何故こんな事になったのか?それは数日前の金糸雀と真紅のこんな会話が原因だった。



数日前。


これまた昼食時間。教師たちは職員室で昼食を摂ることも多い。
金糸雀の弁当は玉子焼きがいっぱい、真紅は普通だったが例の如く何杯も紅茶を飲んでいる。

金「真紅、そんな毎日毎日紅茶を飲んでて飽きないかしら?」

真「飽きないわ。そういう貴女こそ毎日玉子焼きじゃない。」

少しムッとして言い返す真紅。

金「カナはいつも同じだと飽きるかしらー・・・」

真「あら、私の持ってくる茶葉は毎日違うのだわ。」

ここまでは良かった。しかし次の一言が今度は金糸雀を怒らせてしまう余計な一言であった。

真「玉子焼きの方が誰が作っても同じような味だし飽きるのではなくって?」

金「・・・・・・ッ!・・・真紅、今の一言は絶対訂正してもらうのかしら・・・。
  いいかしら!そんなに言うのならカナが玉子焼きの素晴らしさを証明するのかしら!
  誰が作っても同じというのなら真紅、カナと玉子焼きで対決するかしら!」

物凄い剣幕の金糸雀。その気迫に真紅は思わず承諾してしまった。



・・・・・・というわけで今回の一件となったのだ。

それではこの対決のルールを説明しよう。
対決のルールとはオーソドックスな「審査員の票が多い方が勝ち」というものである。
審査員席に座っているのは彼女ら二人を除く教師たちとJUM、巴、めぐである。

水「はぁ・・・めんどくさいわぁ・・・。」

翠「どちらが勝つと思うですぅ、蒼星石?」

蒼「うーん・・・でも玉子焼きなら金糸雀は毎日作ってるだろうしね・・・」

雛「わーい、玉子焼きなのー。」

薔「・・・お姉ちゃん、どっちが勝つと思う・・・?」

雪「・・・何でも良いから早く食わせろ・・・」

J「何でこんな事に・・・」

巴「まぁいいじゃない桜田君。」

め「どうせなら水銀燈先生の玉子焼きが食べたかった・・・」

とりあえず好き勝手言っている審査員たち。そして調理が始まった。
毎日玉子焼きを作っており手際の良い金糸雀。
片やあまり料理が得意でなく動きの硬い真紅。
勝負の結果は明白であった。


・・・結果、8対1。金糸雀の圧倒的勝利だった。(ちなみに真紅に入れたのはJUM。)
割と普通の出来の真紅に対し、金糸雀の玉子焼きはプロが作ったと言っても遜色が無いものであった。


真紅に語りかける金糸雀。

金「これで分かってもらえたかしら、真紅?
  確かに玉子焼きはそんな高価な材料を使っているわけじゃないし、高度な技術も必要としないかしら。
  でも料理というものは材料の値段で決まるものじゃないかしら。
  心を込めて作れば、どんなありふれた料理でも人の舌をうならせることができるのかしら。
  味を材料のせいにしているようじゃ料理はうまくならないのかしら。
  ・・・真紅。この前の言葉、取り消してくれるかしら?」

真「ごめんなさい、金糸雀。
  玉子焼きがこんな素晴らしいものなんて知らなかったのだわ。
  ・・・先日の言葉、いまここで取り消させてもらうわ。




  ・・・・・・でもわたしだって、わたしだって料理は上手くなりたいのだわ・・・。でないと将来・・・」

今謝ったあと何か聞こえたような気がしたが、真紅のためにここは聞かなかった事にしよう。
皆さんも、何 も 聞 い て い ま せ ん ね  !?


ということでこの玉子焼き対決は金糸雀が勝利し、真紅も玉子焼きの良さを理解したようだ。
これにてこの騒動は終りを見せた。



その後調子に乗った金糸雀が一週間ほど毎日教師全員分の玉子焼きを作って来て、やはりというかなんというか飽きさせてしまったのはまた別のお話。

真「はぁ・・・やっぱり取り消すの止めにしようかな・・・」


おしまい。