ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki あの頃に帰りたい

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雪華綺晶は今日も悩んでいた。今日も愛する妹があの校長にたぶらかされているのだ。
たまに家に薔薇水晶が帰ってこない夜もあり、自殺しようかとも思ったこともある。
本当なら妹の幸せを心から祈るのが普通なのだが、愛するあまりそんなことはできない。
雪(……どうしても、今回は阻止できない……ローゼンにいくら弾丸を撃ち込んでも
結局生きのびている…んでばらしーに怒られる。これがいつものパターンか……怒ってる
ばらしーも可愛いけどな……生かさず殺さずってのはどうだろうか?……やっぱ怒られる。
お姉様に相談しようか?男のことなら一から千まで知ってる……いや!愛する妹を助ける
手立てくらい自分で!………じゃ、いっそのことばらしーの方を変えてみようか?……
どうやって?………考えてたら腹へったな……)
机の上で思考(試行)錯誤。とりあえず、弁当を食べて落ち着いた。と、そこへ
雛苺が走り寄ってくる。
雛「雪華綺晶せんせー!書類とうにゅーなのー。ってうにゅーが無いのー!」
雪「……モグモグ…ありがとう雛苺先生。」
雛「相変わらず素早いのー。」
雛苺は書類を置いて部活のために美術室に向かった。
雪(……ばらしーにもあんな幼いころ(別に雛苺は幼くないのだが。)があったな。古き良き時代だった。
よくバカップルごっこやったっけ……私が軍に行っていて面倒見れなかったばっかりに
………また、あんな無邪気なばらしーと……)
ここまで考えて雪華綺晶はハッとした。急いである先生のところへ向かった。

金「さぁ、今日も実験を始めるかしらー。」
ガチャ、冷たい銃口が金糸雀の頭に………
金「カ、カナは何も悪いことしてないかしら……?」
雪「以前、精神年齢が若くなる薬……あったよね?」
銃をさらに強く突きつける。これはもう教師じゃない。頼りの部員はみんな逃げてしまった。
金「ひっっ!!何のことかしら………。」
雪「SS!!」
ザッザッ!と揃った足並みで部屋に入ってくる。
雪「金糸雀先生がよい子になるまで面倒を見なさい。」
SS隊長「……準備はいいですか?金糸雀先生?」
金「ひっ!わ、わかったかしら!い、今すぐつつつつつ、作るのかしら!」
声が震えている。殺されないとは解っていても怖い。

雪「あとはこの薬をばらしーに……」
薔「何?お姉ちゃん………?」
薔薇水晶がいつの間にか目の前にいた。そして薬を興味深くみている。
雪「ばっ、ばらしー!この薬さ、じっ、じつは凄く身体にいいんだがばらしーも
どうだ!?」
薔薇水晶は少し呆気にとられたあと、薬と雪華綺晶の顔を見比べた。
薔「………ありがとう、お姉ちゃん。」
薔薇水晶は瓶の蓋を開け、薬を飲んだ。

雪「ばらしー。今日はどこに行く?」
薔「う~んと、ゆーえんち!!」
あの日から一週間、雪華綺晶は毎日、薔薇水晶と遊んでいた。
銀「あの二人、ずっとこのままね。なんか君が悪いわ。」
水銀燈も学校に無理やり連れてこられることがなくなり、自分で来るようになっていた。
対抗勢力との戦いがサボり醍醐味らしい。
真「……まぁ、確かに変ね。原因を調べましょう。」
水銀燈もこのままでは自分までおかしくなりかねないので、一緒に原因追求をすることにした。

問題は何によってこんな変化が起きたかである。まずは本人に聞くことにした。
真「ねぇ、あなた、何かあったの?」
薔「べつにないよ~!それ真紅ちゃん。あそぼぉ!」
真紅と水銀燈は本人からの証言はあきらめた。実は二人は先日手に入れたくんくん
探偵セットを身に纏って探偵ごっこがしたかったようだ。次に、雪華綺晶からも訊いたが
のらりくらりとかわされてしまった。

くんくんビデオをいつも見ている二人は行動も探偵さながらだ。しかし、どちらも協力性がなくハーモニー最悪。
最後に生徒に目撃証言を求めた。
真「そこの生徒!ちょっと止まりなさい!」
銀「すこぉしだけだから我慢してねぇ。」
二人のコスプレイヤー?ではなく教師に止められた男子Rは質問に素直に応じる。
真「じゃあ、雪華綺晶先生が金糸雀先生からこの前の薬を奪ったのね!」
R「まぁ、そうらしいです。」
真「ありがとうなのだわ!」
R「ところでその衣装はなんですか?」
真「あ、あなた、くんくんを知らないの!?まったくうちの生徒とは思えないのだわ!英語の評定は0と思いなさい!」
銀「ホントあなた、狂ってるわぁ。ちなみに体育も0もしくはマイナスねぇ。」
二人に一言言っただけでこの仕打ち、私立は厳しい。R→orz

次の事情聴取でその薬を薔薇水晶に飲ませていたこと知った二人。事件の解明へと一気に加速。
その頃、職員室では、
ローゼンは薔薇水晶の成れの果て?を見ては泣いていたし、仕事の出来なくなった薔薇水晶の代わり
に他の教員は大忙し。
翠「しかし、ラプラス教頭の変装みたいなのかと思ってたけど全然なおらんですぅ。」
蒼「そうだね、何か変だよね。」
金「……うっ!じ、じつは…」
先を言おうとすると雪華綺晶の眼光が、外からSSのスナイパーが……
蒼「どうしたんですか?金糸雀先生?」
原因を知っているのかと尋ねるが金糸雀は首を横に振るばかり。
雪「じゃ、遊園地に行こうか?ばらしー。」
薔「うん!」
ガララッ!戸が勢いよく開き、反動で閉まった。もう一度開ける。
真「ちょっと、雪華綺晶。待ちなさい。」
雪華綺晶が怪訝そうな顔をする。
雪「何ですか?真紅先生。邪魔するなら…」
雪華綺晶はソーコムを手にする。
銀「まぁ、すぐ終わるわぁ。あなたの天下もねぇ。」
そういって水銀燈は薔薇水晶を見る。薔薇水晶が水銀燈に近寄ってくる。
薔「わ~!銀ちゃんの服いいなぁ。私も欲しいなぁ………」
指をくわえて見てる。
薔「銀ちゃん、ちょーだい!」
薔薇水晶は服を引っ張る。破られてはたまらないので必死に薔薇水晶の面倒を見る
水銀燈。犯人逮捕には参加できそうにない。
真「とりあえず、私の推理を言うのだわ。雪華綺晶。」
真「まず、あなたは薔薇水晶と校長の関係をよく思わなかった。そして、以前金糸雀が作って
いた薬を脅して手に入れ、薔薇水晶に飲ませた。こんな単純なことなのだわ。くんくんなら
ものの十秒で解けるのだわ。」
最後にくんくんの自慢を含ませた。その推理には当然ながら証拠はない。当然雪華綺晶は指摘
してきた。
雪「真紅先生、私が何時、金糸雀先生を脅して、薬を手に入れ、薔薇水晶先生に飲ませたんですか?
ねぇ、金糸雀先生?」
金糸雀のほうを見る。しかし、雪華綺晶の意に反し、金糸雀は真紅側に付いた。
金「ちょうど一週間前かしら!」
雪華綺晶はチッと舌打ちをしたが薬を飲ませたのが私と言う証拠がないと真紅に詰め寄る。
それに対して真紅は冷静にこう返した。
真「あら、これは生徒の証言よ。あなたは生徒を信じていないの?」
チェックメイトだった。この台詞には言い返すことは出来ない。二人のことだから
はったりではないだろう。水銀燈が後から付け足す。
銀「それに抵抗も無くこの子は飲んだんでしょう?薔薇水晶はあなたを信じてたのにね、
あなたは裏切っぶへらっ・・・なんで殴るのよ!」
薔「銀ちゃんは私とあそんでなきゃ、めっ!」
最後まで言えなかった水銀燈の代わりに真紅が最後をしめる。
真「と、そういうわけよ。急いで金糸雀に元に戻る薬を作ってもらいなさい。当然、
薔薇水晶には謝るのだわ。」
そういうと、真紅は自席に座り冷めた紅茶を飲んだ。不参加教員から拍手喝采。
真(決まったのだわ!)
雪「ばらしー………ごめん!」
雪華綺晶は薔薇水晶を後ろから抱きしめた。薔薇水晶はビックリして、水銀燈に裏拳を
かましてしまった。

翌日、色々あったのだがすぐに薔薇水晶は元に戻れた。幼稚になっていたときの記憶はあやふや
だったのでそこまで怒られることは無かったのだが、随分と雪華綺晶は今回の事が身にしみたようだ。
薔薇水晶の方も事件のことを聞かされ、姉とのふれあいタイムなるものを作ったようだ。
ちなみに もういや。とだけ書いてあった手紙が水銀燈の机の上にあった。
                       終わり・・・