ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

水銀燈の日記

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ここは水銀燈宅。珍しく本当に風邪になり、熱を39度も出たというので、薔薇水晶と真紅、蒼星石と翠星石の四人で見舞いに行った。
翠「相変わらず、無駄に豪華な家ですぅ。一個ぐらい貰っていってやるですぅ。」
高級品が並ぶ家をいつものように愚痴る。
蒼「やめなよ。翠星石。」
有栖学園きってのストッパーが制止をかける。
銀「あんたたち何しに来たのよぉ。ゴホッ。」
真「見ての通り見舞いなのだわ。」
銀「だったら、静かにして・・・」
水銀燈は特徴の猫撫で声も出ない。薔薇水晶は申し訳なさそうに居座っている。
薔「・・・大丈夫?・・・銀ちゃん?」
銀「大丈夫なら、学校に行ってるわよ。」
皆(元気でもろくにこないくせに・・・)
翠星石はふと本棚を見ると分厚い本の中に古ぼけた薄いノートらしきものを幸い水銀燈は
気付いていないようだ。
翠(ふふふ、見てやるかですぅ)
内容を読んで翠星石は驚きを隠せなかった。
銀「ホント、もう寝るから。帰って。」
薔「うん・・・わかった。無理しないでね・・・?」
銀「ハイハイ。」
そう言って水銀燈は布団に潜った。
真「さ、そろそろ帰るのだわ。」
真紅がみんなに促す。蒼星石は親友の異変に気付いた。
蒼「あれ、翠星石・・・それって・・・」
嗚咽混じりの声で翠星石が返事をする。
翠「グスッ・・・水銀燈の学生時代の日記ですぅ。」
銀「ちょっと!!それはっ!」
慌てて取り返そうとするが、薔薇水晶に抑えられる。
薔「銀ちゃん!落ち着いて。」
真「翠星石、それを元のところに戻すのだわ。」
翠星石は素直にそれに応じた。
翠「はいですぅ・・・グスッ・・・」
翠「ちょっとはおめーにこれからも同情してやるですぅ。」
皆、水銀燈が昔いじめにあっていたことは知っていたがその内容は誰も知らなかった。
真「ほら、今度こそ帰るのだわ。水銀燈、邪魔したのわね。」
真紅の後に続いてみんな退室していく。
銀「・・・あの日記があんなところに・・・。」

帰路にて
蒼「いい加減泣くのやめなよ、翠星石・・・。」
翠「蒼星石はアレを見てないからそんな事が言えるのです!!」
薔「・・・そんなに、酷かったの?」
薔薇水晶が心配そうに尋ねる。
翠「いじめもそうですが・・・あぁ!!今から内容を話すからちゃんと聞きやがれですぅ!!」
翠星石が語った内容は悲惨だった。普通の人なら自殺していただろう。それだけ、水銀燈は強かった。
私物がなくなるのは日常茶飯事、友人だと思っていた人間は皆加害者になっていて、そこから、逃げようと努力しても、
その努力は報われること無く、さらに本人を苦しみの底に突き落とす。勉強やスポーツに努力を向けても
結局は教師に認めてもらえず、真紅にトップを奪われる。
そして、ついにの中で加害者を見つけ、復讐を始めた。
そんなことが詳しく書いてあったと、翠星石は語った。
翠「・・・次からあいつにどう接していいか、わからんです。」
真「いつも通りでいいのだわ。」
淡々と真紅は言った。
蒼「そうだね。昔のことを気にされたら、水銀燈も嫌だろうし・・・。」
翠「・・・そうですね、そうしてみます・・・。」
薔「明日には銀ちゃん、来るといいね・・・。」
翠「あいつは来るです!この翠星石が保障してやるです!」
それぞれに別れを告げ、帰っていった。

翌日・・・
翠「・・・遅いです・・・」
見舞いに行った同僚を翠星石は待っていたがなかなか来ない。
雪「・・・すまない!病気は治ってるみたいだが、頼みのパーフェクトサイファーが破壊された!!」
雪華綺晶の秘密兵器は煙を上げ、潰れていたらしい。
薔「・・・駄目。電波の届かないところに居るみたい。」
どうやら水銀燈は・・・逃げたようだ。
真「あら、翠星石。昨日言ったこと憶えてるわよね?」
責めるように言い放つ。
翠「やっぱり翠星石が間違ってたですぅ!蒼星石!捕まえにいくですよ!」
蒼「朝から皆元気だなぁ。」
親友は椅子に正座して緑茶を飲んでいた。
翠「何、ジジくさいことやってるです!」
蒼星石は翠星石に無理やり連れだされて車の助手席に乗る。
そのころ逃亡犯は・・・
銀「誰も私は止められないわぁ!!」

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