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フリーマーケット」(2006/06/02 (金) 01:54:22) の最新版変更点

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僕の名前は桜田ジュン。 何の変哲もない高校生。 今日は、文化祭で行われるフリーマーケットの準備の手伝いに借り出されてる。 そして、今僕がいるのは、マーケットの一角に設けられた教師ブース。 僕が教頭に任せられた仕事は、先生達が持ってきたものを受領する事。 教頭には、「変なものを受領してはいけませんよ」と釘をさされている。 まあ、教頭の言ってることもあながち分からないでもない。 それに、何が来るのかおもしろそうだから、これに志願したわけだし。 最初にやってきたのは真紅先生。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたのだわ」 そう言って、袋から出したのは高そうなティーカップセット。 「昔に貰った物なのだけれど、使っていないからこれを出すわ」 面白そうなものを期待したけど、そうでもなかった様だ。 「とりあえず受領しました」 そう言って僕はチェックを入れる。 次にやってきたのは、翠星石先生と蒼星石先生の二人。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたですぅ」 二人が持ってきたのは、大量のプランターに入った花。 「翠星石と蒼星石が丹精込めて育てた花ですぅ♪」 まあ、二人らしいといえばらしいかな。 「翠星石先生と蒼星石先生受領、と」 「…おめぇは感想の一つでもねぇんですか?」 「…へ?」 「だ・か・ら、この素晴らしい花に感想の一つでもねぇのかと聞いてるんです」 「いや、別に…」 「まったく…、こんなんだからおめぇは「まあまあ、落ち着きなよ、翠星石」 「ごめんね、ジュン君」 そう言って、二人は帰っていった。 なんだったんだ…あれは……、まあいいや。 次にやってきたのは雛苺先生。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたのよ~」 そして、僕の目の前に置かれているのは、なにかの絵。 正直何が書かれているのかサッパリ分からない。 とりあえず画伯に詳細を聞いてみるか。 「これって、なんの絵ですか?」 「うにゅ~の絵なのよ~」 …うにゅ~ってアレだよな、苺大福だよな。 この目の前にある絵はなんだ。 ×××が××で××じゃないか。 これはフリーマーケットに出して良いのか? …いや、何も知らなければ問題はないはずだ…、多分。 「うゆ~どうしたの~?」 「なんでもないです…、雛苺先生受領、と」 本当に受領してよかったのかな…。 次にやってきたのは金糸雀先生。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたかしら~」 さて…、自称策士様が持ってきたのは、何かのクスリらしきビン。 「なんですか?これ」 「教育界一の策士、金糸雀様が考案した新薬かしら~」 ……怪しい、実に怪しい。 「効能は?」 「買ってからの秘密かしら~」 さらに怪しくなってきた…。 「そんなんじゃだめですよ、教頭から釘をさされてるんで」 「…仕方ないかしら~、今ここで、カナがその効能を披露するかしら~」 そう言って金糸雀先生は、その怪しい薬を飲んだ。 「もうすぐ効果が現れるかしら~……バタン」 「金糸雀先生が倒れたぞー!」 「なあに、かえって免疫がつく…、かしら~」 「…金糸雀先生不可、と」 次にやってきたのは雪華綺晶先生。 「フリーマーケットに出すものをもってきました」 ……なんと言うか、予想通りと言うか…、これは…。 「なんですか、これは」 「AK47とRPG7です」 ここはいつから中東の怪しい店になったんだ。 「さすがにこれはちょっと…」 「無可動だから大丈夫ですよ」 なにが大丈夫なんだ。 「だめですか…」 「だめです」 「…そうですか、仕方ありませんね…Private」 「Yes Sir!」 「だめみたいなので、全部倉庫に持っていってください」 「Yes, Lieutenant Sir!」 雪華綺晶先生の従兵は、銃の入った箱を持って消え、雪華綺晶先生はとぼとぼと帰っていった。 というかなぜそんなに悲しそうに帰るんだ、普通に無理だろ。 「雪華綺晶先生不可、と」 次にやってきたのは水銀燈先生。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたわぁ」 そこに現れたのはブランド品の山。 これは凄いな…。 「特に問題もなさそうだし、水銀燈先生受r「銀ちゃん!」 受領しようとしていた僕の声を遮ってやってきたのは薔薇水晶先生。 「…うるさいのが来たわぁ、あとは頼んだわよぉ」 そう言って、薔薇水晶先生とは反対方向に逃げ出した水銀燈先生。 追うようにこちらにやってくる薔薇水晶先生。 「あ…、ジュン君…、これ…フリーマーケットに出すもの…」 そう言って差し出されたアッガイのプラモ。 「じゃ…先生銀ちゃん追うから…、お仕事…頑張ってね…」 そう言って、再び水銀燈先生を追う薔薇水晶先生。 手元に残ったのは、ブランド品の山と、アッガイ。 さて、どうしたものか。 アッガイはともかく、ブランド品のほうは受領しちゃマズイもんのような感じがする。 ……まあいいや、全部受領しちゃえ。 フリーマーケット当日。 この日の教師ブースに並ぶのは、 ・真紅先生のティーカップ ・翠星石先生と蒼星石先生の花 ・雛苺先生の絵 ・薔薇水晶先生のアッガイ 水銀燈先生が持ってきたブランド品は、いわゆる「偽ブランド」らしく 過去の彼氏達から貰った物なのだが、質屋では売れないのでここで売りさばくつもりだったらしい。 それらは、あの後薔薇水晶先生が全部持っていってしまった。 ちなみに、ブースの売れ行きは上々だったらしい。 絵とアッガイは売れなかったみたいだったけど。
僕の名前は桜田ジュン。 何の変哲もない高校生。 今日は、文化祭で行われるフリーマーケットの準備の手伝いに借り出されてる。 そして、今僕がいるのは、マーケットの一角に設けられた教師ブース。 僕が教頭に任せられた仕事は、先生達が持ってきたものを受領する事。 教頭には、「変なものを受領してはいけませんよ」と釘をさされている。 まあ、教頭の言ってることもあながち分からないでもない。 それに、何が来るのかおもしろそうだから、これに志願したわけだし。 最初にやってきたのは真紅先生。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたのだわ」 そう言って、袋から出したのは高そうなティーカップセット。 「昔に貰った物なのだけれど、使っていないからこれを出すわ」 面白そうなものを期待したけど、そうでもなかった様だ。 「とりあえず受領しました」 そう言って僕はチェックを入れる。 次にやってきたのは、翠星石先生と蒼星石先生の二人。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたですぅ」 二人が持ってきたのは、大量のプランターに入った花。 「翠星石と蒼星石が丹精込めて育てた花ですぅ♪」 まあ、二人らしいといえばらしいかな。 「翠星石先生と蒼星石先生受領、と」 「…おめぇは感想の一つでもねぇんですか?」 「…へ?」 「だ・か・ら、この素晴らしい花に感想の一つでもねぇのかと聞いてるんです」 「いや、別に…」 「まったく…、こんなんだからおめぇは「まあまあ、落ち着きなよ、翠星石」 「ごめんね、ジュン君」 そう言って、二人は帰っていった。 なんだったんだ…あれは……、まあいいや。 次にやってきたのは雛苺先生。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたのよ~」 そして、僕の目の前に置かれているのは、なにかの絵。 正直何が書かれているのかサッパリ分からない。 とりあえず画伯に詳細を聞いてみるか。 「これって、なんの絵ですか?」 「うにゅ~の絵なのよ~」 …うにゅ~ってアレだよな、苺大福だよな。 この目の前にある絵はなんだ。 ×××が××で××じゃないか。 これはフリーマーケットに出して良いのか? …いや、何も知らなければ問題はないはずだ、…多分。 「うゆ~どうしたの~?」 「なんでもないです…、雛苺先生受領、と」 本当に受領してよかったのかな…。 次にやってきたのは金糸雀先生。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたかしら~」 さて…、自称策士様が持ってきたのは、何かのクスリらしきビン。 「なんですか?これ」 「教育界一の策士、金糸雀様が考案した新薬かしら~」 ……怪しい、実に怪しい。 「効能は?」 「買ってからの秘密かしら~」 さらに怪しくなってきた…。 「そんなんじゃだめですよ、教頭から釘をさされてるんで」 「…仕方ないかしら~、今ここで、カナがその効能を披露するかしら~」 そう言って金糸雀先生は、その怪しい薬を飲んだ。 「もうすぐ効果が現れるかしら~……バタン」 「金糸雀先生が倒れたぞー!」 「なあに、かえって免疫がつく…、かしら~」 「…金糸雀先生不可、と」 次にやってきたのは雪華綺晶先生。 「フリーマーケットに出すものをもってきました」 ……なんと言うか、予想通りと言うか…、これは…。 「なんですか、これは」 「AK47とRPG7です」 ここはいつから中東の怪しい店になったんだ。 「さすがにこれはちょっと…」 「無可動だから大丈夫ですよ」 なにが大丈夫なんだ。 「だめですか…」 「だめです」 「…そうですか、仕方ありませんね…Private」 「Yes Sir!」 「だめみたいなので、全部倉庫に持っていってください」 「Yes, Lieutenant Sir!」 雪華綺晶先生の従兵は、銃の入った箱を持って消え、雪華綺晶先生はとぼとぼと帰っていった。 というかなぜそんなに悲しそうに帰るんだ、普通に無理だろ。 「雪華綺晶先生不可、と」 次にやってきたのは水銀燈先生。 「フリーマーケットに出すものを持ってきたわぁ」 そこに現れたのはブランド品の山。 これは凄いな…。 「特に問題もなさそうだし、水銀燈先生受r「銀ちゃん!」 受領しようとしていた僕の声を遮ってやってきたのは薔薇水晶先生。 「…うるさいのが来たわぁ、あとは頼んだわよぉ」 そう言って、薔薇水晶先生とは反対方向に逃げ出した水銀燈先生。 追うようにこちらにやってくる薔薇水晶先生。 「あ…、ジュン君…、これ…フリーマーケットに出すもの…」 そう言って差し出されたアッガイのプラモ。 「じゃ…先生銀ちゃん追うから…、お仕事…頑張ってね…」 そう言って、再び水銀燈先生を追う薔薇水晶先生。 手元に残ったのは、ブランド品の山と、アッガイ。 さて、どうしたものか。 アッガイはともかく、ブランド品のほうは受領しちゃマズイもんのような感じがする。 ……まあいいや、全部受領しちゃえ。 フリーマーケット当日。 この日の教師ブースに並ぶのは、 ・真紅先生のティーカップ ・翠星石先生と蒼星石先生の花 ・雛苺先生の絵 ・薔薇水晶先生のアッガイ 水銀燈先生が持ってきたブランド品は、いわゆる「偽ブランド」らしく 過去の彼氏達から貰った物なのだが、質屋では売れないのでここで売りさばくつもりだったらしい。 それらは、あの後薔薇水晶先生が全部持っていってしまった。 ちなみに、ブースの売れ行きは上々だったらしい。 絵とアッガイは売れなかったみたいだったけど。

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