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>お題 『射撃部vs水銀党 紛争勃発 』 男子A「大体お前ら、武器持ってるからって、いつも偉そうにしすぎなんだよ!! 男子B「はぁ!?お前らこそ、いつも『銀様銀様』って頭おかしいんじゃねぇの!?」 ある日の昼休み、そう言って2人の生徒が今にも殴り合いの喧嘩をしようとしていた。 その騒ぎを聞きつけ、翠星石と蒼星石が慌てて仲裁に入った。 蒼星石「ちょっと!2人とも、何をやってるのさ!!」 男子A「あっ!!先生、聞いてくださいよ!!こいつ、人が買おうとしていたヤクルト、勝手に買いやがったんですよ!?」 男子B「ちゃんと順番は守っただろうが!!何がいけないんだよ!?」 男子A「お前…銀様がきちんと品定めしてからじゃないと、ヤクルトを買ってはいけないというルールをまさか…」 男子B「知るかよ、そんなもん!!バカじゃねぇの!?」 男子A「言ったな…」 その言葉を聞き、水銀燈派の男子はラウンジに向かって、大声を上げた。 男子A「おい!!射撃部の野郎が、我らが銀様に楯突きやがったぞ!!みんな、加勢してくれ!!」 射撃部の男子も、負けてはいない。 男子B「こいつ等は、我らの学校に巣食う癌だ!今こそ、我らが実力…思い知らせてやれ!!」 …こうして、両者の戦いは全面戦争へと発展していった。 真紅「何なの!?これは一体!?」 雛苺「みんなー!もうやめようよー!!」 戦火は瞬く間に広がり、ラウンジのいたるところで殴り合いの喧嘩が始まった。 早くみんなを止めなくては、と奔走する教師たち。 今はまだ生徒同士の争いで済んでいるが、これが両方のトップ…すなわち、水銀燈と雪華綺晶に知れれば、行き着く先はもはや地獄である。 言うまでもなく、雪華綺晶は射撃部の顧問であり、そのプライドをかけて全力で水銀燈派を叩き潰しにかかるはず…。 水銀燈も、それは同じ…。己のメンツをかけて、自分を馬鹿にした者を徹底的に追い詰めるだろう…。そうなる前に、早く…!! 水銀燈「あらぁ…?昼間から、何みんなで楽しそうなことしてるのぉ?」 雪華綺晶「…食後の、運動?」 しかしそんな願いもむなしく、両者は昼食を終え、校内へと戻ってきてしまった。 男子A「あっ!聞いてくださいよ!!実は…」 水銀燈の姿を見つけると、急いで事情を説明する水銀燈派の男子。 射撃部の男子も、雪華綺晶へ事情を説明する。 水銀燈「なるほどねぇ…残念だけど、それはあなたが悪いわねぇ…」 男子A「へっ!?」 水銀燈「だってぇ…私はそんな命令、一度も出したことは無いわよぉ?そういう一方的な感情って迷惑なだけなのよねぇ…。」 男子A「そ、そんな…」 良かれと思ってやったことを否定され、がっくりと肩を落とす男子生徒。 一方、雪華綺晶のほうに向かった男子生徒も、同じような目にあっていた。 雪華綺晶「B君も…むやみやたらに権力を誇示しちゃいけないって言ったでしょ…!?みんな、まだまだ鍛錬が足りないようね…ふふ、ふふふふふ…」 雪華綺晶の不気味な笑い声が気になるものの、こうして両者によって平和的な解決が図られたことに、一同はほっと胸をなでおろした。 そして放課後、水銀燈は騒ぎを起こした男子生徒を、生徒指導室へと呼び出した。 水銀燈「…ありがとぉ♪本当に、よくやってくれたわねぇ…♪で、例のものは手に入ったのぉ?」 男子A「はい…騒ぎに乗じてしっかりと…。校長の実印と、武器弾薬…でしたよね?」 水銀燈「そうそう…。これで、やっと私がこの学校の支配者になれるのよぉ♪ 」 …そう、実はこの騒ぎは水銀燈が仕組んだ、壮大な『劇』の1つだったのだ。 つまり、この生徒とはじめに喧嘩したBという生徒もグル…。そして、他の射撃部の大半もグルだったというわけだ。 元々、雪華綺晶よりも先に学校にいたこともあり、すでに射撃部の半数以上を懐柔させることに成功していた。 しかし、これまでは雪華綺晶や他の先生が邪魔で、なかなか力…すなわち『武器の力』と『実印による学校の決定権』を得ることが出来なかった。 だからこそ、これらの目を1点に向けさせる必要があったというわけだ。 水銀燈「そういえば…まだ誰にもバレてないでしょうね?」 男子A「監視カメラのテープも事前に編集しましたし、射撃部のみんなは大変なことになってますが…幸いにも…。」 水銀燈「予想どうりね…。じゃあ、後で約束通り金一封でも出しとくわぁ…。あとは、今度の生徒会選挙で、私たちが生徒会の需要ポストを独占すれば…」 男子A「どんな案件も通し放題…ですね?」 水銀燈「ふふ、期待してるわよぉ…♪」 水銀燈の夢…それはもう、手の届く距離にまで達しようとしていた。 完 [[火災と防災訓練へ続く>火災と防災訓練]]
>お題 『射撃部vs水銀党 紛争勃発 』 男子A「大体お前ら、武器持ってるからって、いつも偉そうにしすぎなんだよ!! 男子B「はぁ!?お前らこそ、いつも『銀様銀様』って頭おかしいんじゃねぇの!?」 ある日の昼休み、そう言って2人の生徒が今にも殴り合いの喧嘩をしようとしていた。 その騒ぎを聞きつけ、翠星石と蒼星石が慌てて仲裁に入った。 蒼星石「ちょっと!2人とも、何をやってるのさ!!」 男子A「あっ!!先生、聞いてくださいよ!!こいつ、人が買おうとしていたヤクルト、勝手に買いやがったんですよ!?」 男子B「ちゃんと順番は守っただろうが!!何がいけないんだよ!?」 男子A「お前…銀様がきちんと品定めしてからじゃないと、ヤクルトを買ってはいけないというルールをまさか…」 男子B「知るかよ、そんなもん!!バカじゃねぇの!?」 男子A「言ったな…」 その言葉を聞き、水銀燈派の男子はラウンジに向かって、大声を上げた。 男子A「おい!!射撃部の野郎が、我らが銀様に楯突きやがったぞ!!みんな、加勢してくれ!!」 射撃部の男子も、負けてはいない。 男子B「こいつ等は、我らの学校に巣食う癌だ!今こそ、我らが実力…思い知らせてやれ!!」 …こうして、両者の戦いは全面戦争へと発展していった。 真紅「何なの!?これは一体!?」 雛苺「みんなー!もうやめようよー!!」 戦火は瞬く間に広がり、ラウンジのいたるところで殴り合いの喧嘩が始まった。 早くみんなを止めなくては、と奔走する教師たち。 今はまだ生徒同士の争いで済んでいるが、これが両方のトップ…すなわち、水銀燈と雪華綺晶に知れれば、行き着く先はもはや地獄である。 言うまでもなく、雪華綺晶は射撃部の顧問であり、そのプライドをかけて全力で水銀燈派を叩き潰しにかかるはず…。 水銀燈も、それは同じ…。己のメンツをかけて、自分を馬鹿にした者を徹底的に追い詰めるだろう…。そうなる前に、早く…!! 水銀燈「あらぁ…?昼間から、何みんなで楽しそうなことしてるのぉ?」 雪華綺晶「…食後の、運動?」 しかしそんな願いもむなしく、両者は昼食を終え、校内へと戻ってきてしまった。 男子A「あっ!聞いてくださいよ!!実は…」 水銀燈の姿を見つけると、急いで事情を説明する水銀燈派の男子。 射撃部の男子も、雪華綺晶へ事情を説明する。 水銀燈「なるほどねぇ…残念だけど、それはあなたが悪いわねぇ…」 男子A「へっ!?」 水銀燈「だってぇ…私はそんな命令、一度も出したことは無いわよぉ?そういう一方的な感情って迷惑なだけなのよねぇ…。」 男子A「そ、そんな…」 良かれと思ってやったことを否定され、がっくりと肩を落とす男子生徒。 一方、雪華綺晶のほうに向かった男子生徒も、同じような目にあっていた。 雪華綺晶「B君も…むやみやたらに権力を誇示しちゃいけないって言ったでしょ…!?みんな、まだまだ鍛錬が足りないようね…ふふ、ふふふふふ…」 雪華綺晶の不気味な笑い声が気になるものの、こうして両者によって平和的な解決が図られたことに、一同はほっと胸をなでおろした。 そして放課後、水銀燈は騒ぎを起こした男子生徒を、生徒指導室へと呼び出した。 水銀燈「…ありがとぉ♪本当に、よくやってくれたわねぇ…♪で、例のものは手に入ったのぉ?」 男子A「はい…騒ぎに乗じてしっかりと…。校長の実印と、武器弾薬…でしたよね?」 水銀燈「そうそう…。これで、やっと私がこの学校の支配者になれるのよぉ♪ 」 …そう、実はこの騒ぎは水銀燈が仕組んだ、壮大な『劇』の1つだったのだ。 つまり、この生徒とはじめに喧嘩したBという生徒もグル…。そして、他の射撃部の大半もグルだったというわけだ。 元々、雪華綺晶よりも先に学校にいたこともあり、すでに射撃部の半数以上を懐柔させることに成功していた。 しかし、これまでは雪華綺晶や他の先生が邪魔で、なかなか力…すなわち『武器の力』と『実印による学校の決定権』を得ることが出来なかった。 だからこそ、これらの目を1点に向けさせる必要があったというわけだ。 水銀燈「そういえば…まだ誰にもバレてないでしょうね?」 男子A「監視カメラのテープも事前に編集しましたし、射撃部のみんなは大変なことになってますが…幸いにも…。」 水銀燈「予想どうりね…。じゃあ、後で約束通り金一封でも出しとくわぁ…。あとは、今度の生徒会選挙で、私たちが生徒会の需要ポストを独占すれば…」 男子A「どんな案件も通し放題…ですね?」 水銀燈「ふふ、期待してるわよぉ…♪」 水銀燈の夢…それはもう、手の届く距離にまで達しようとしていた。 完 [[数日後>闇の住人]]

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