「有栖学園に一つの恋愛が生まれようとしていた3話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

有栖学園に一つの恋愛が生まれようとしていた3話」(2006/03/29 (水) 21:06:31) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

トゥルルルルル・・・トゥルルルルル・・・カチャ 「・・・もしもし・・・ああ、例の件ですね・・・はい、今一人刺客を送り込みましたので・・・ はい・・・朗報をお待ちください・・・」 おあ氏とS氏が付き合い始めて1週間・・・彼らは今日、デートの約束をしていた。 待ち合わせ場所の公園に入るおあ氏。 しかし、そこに待っていたのはS氏ではなく、小柄な男だった。 「やぁ、待っていたよ。」 「ん?私をですか?」 「そう、君だ。悪いが消えてもらう事になっている。」 「な、またか?!」 そう言って、腰からトンファーを取り出した。 「だ、誰なんだ?!君は!」 「俺?俺は射撃部特殊護衛隊の隊長、Wikiだ。普段は影から薔薇水晶先生を影から護衛する役目なんだがな・・・」 「射撃部か・・・なるほど。雪華綺晶先生の刺客だな・・・」 「だったらどうする?!」  言うと同時に、Wikiが駆ける。顎が地面につくほどの低姿勢で迫るWikiは、一瞬で 距離を詰める。 「トンファーキーック!!」 ドゴォォ 「うぉおおあ!!」 おあ氏の体が吹き飛ぶ。しかし、 「・・・っく、強烈なのを貰っちまったぜ・・」 「俺のトンファーキックを食らって立ち上がるとはな・・・」  立ち上がり、近くに落ちていた鉄骨を拾い構える書き散らし氏。 鉄骨を高く掲げ、振り下ろす。 ガキィィン トンファーで防ぐWiki。 「なるほど・・・鍛えているようだな・・・しかし!」 激しい打ち合いの中、バイクで通りかかる人影があった。 「君達!何をしているんだ!」 蒼星石先生だ。肩に付けている無線機に話しかけるWiki。 「雪華綺晶先生、イレギュラーが現れました・・・どうしますか?」 ―邪魔するものは潰せ・・・ 「ラジャー」 事情を蒼星石に話すおあ氏。 「なるほど・・・Wiki君、何をしているんだ、君は・・」 「仰っている意味が把握できませんな・・・蒼星石先生。小官は命令を遂行しているだけであります。」 「・・・馬鹿なことはやめるんだ。二人の仲を引き裂いて何になるというんだ。」 「確かに、二人がどうなろうと俺は関係ありません。しかし、射撃部内では秘匿勅命は あらゆる命令系統の上位に位置します。命令破棄する事はできませんな。」 「なら・・・実力行使するまでだ!」 一瞬でWikiの背後に回る蒼星石。 「っな?!」 蒼星石の肘打ちがWikiに炸裂する。 「うぐぁ!・・・覚醒か?!」 無線機から通信が入る。 ―MSTKシステムだ・・・蒼星石先生の中に眠るもう一つの人格・・・カズキが目覚めたんだ・・・ 残念ながら、君のかなう相手ではない・・・撤退しろ、Wiki特務。 「っく!」  覚醒した蒼星石に圧倒されるWiki。 「ぐは!!」 蒼星石のアッパーがWikiに炸裂。Wikiは沈黙した。 そして、蒼星石はおあ氏に近づいていった。 「蒼星石先生・・・うぐぁ!」 蒼星石のアッパーがおあ氏にも炸裂する。 「な、何故?!」 ―暴走だ・・・MSTKシステムが暴走を始めたようだ・・・ そんな中、S氏が公園に着いた。 「こ、これは・・・」 まさに、修羅場を目撃した。錯乱する蒼星石。虫の息のWiki。攻撃されるおあ氏。 「や、やばい!S氏が!・・・すみません雪華綺晶先生・・・作戦は失敗のようです・・・」 無線機を特殊護衛隊の一人に繋げる。 「チヌークをこちらへ向かわせろ・・・」 「え・・・了解。」 「や、やめてください!蒼星石先生!」 「アラタナ・・・目標・・・」 「え?」 S氏に向かっていく蒼星石。 「や、やめろ・・・暴力は・・・」 そう叫ぶおあ氏。 「マダ、息ガアッタカ・・・」 書き散らし氏に蹴りを入れる蒼星石。 そして、チヌークが到着した。チヌークのハッチが開く。 S氏の元に駆け寄るおあ氏。 「目標、完全沈黙マデ・・・活動継続・・・」 「っく!」 Wikiが蒼星石の腰に抱きつく。 「行け!早く!S!おあ!」 「た、隊長も!」 チヌークに乗る射撃部員が叫ぶ。 「ここで俺が放せば蒼星石先生が追跡を再開する!早く行け!」 チヌークに乗り込む二人。そのまま飛び立っていった。 「・・・作戦は失敗か・・・うぐっ!」 Wikiを振り払おうとする蒼星石。Wikiに肘打ちが入る。 Wikiはその場に倒れこむ。 「あ、あれ?僕はここで何を・・・あ、だ、大丈夫?!」 そこにはWikiの残骸だけが残っていた。 「もしもし?すみません。作戦は失敗したようです・・・次は成功させますので・・・はい・・朗報をお待ちください・・・」
トゥルルルルル・・・トゥルルルルル・・・カチャ 「・・・もしもし・・・ああ、例の件ですね・・・はい、今一人刺客を送り込みましたので・・・ はい・・・朗報をお待ちください・・・」 おあ氏とS氏が付き合い始めて1週間・・・彼らは今日、デートの約束をしていた。 待ち合わせ場所の公園に入るおあ氏。 しかし、そこに待っていたのはS氏ではなく、小柄な男だった。 「やぁ、待っていたよ。」 「ん?私をですか?」 「そう、君だ。悪いが消えてもらう事になっている。」 「な、またか?!」 そう言って、腰からトンファーを取り出した。 「だ、誰なんだ?!君は!」 「俺?俺は射撃部特殊護衛隊の隊長、Wikiだ。普段は影から薔薇水晶先生を影から護衛する役目なんだがな・・・」 「射撃部か・・・なるほど。雪華綺晶先生の刺客だな・・・」 「だったらどうする?!」  言うと同時に、Wikiが駆ける。顎が地面につくほどの低姿勢で迫るWikiは、一瞬で 距離を詰める。 「トンファーキーック!!」 ドゴォォ 「うぉおおあ!!」 おあ氏の体が吹き飛ぶ。しかし、 「・・・っく、強烈なのを貰っちまったぜ・・」 「俺のトンファーキックを食らって立ち上がるとはな・・・」  立ち上がり、近くに落ちていた鉄骨を拾い構える書き散らし氏。 鉄骨を高く掲げ、振り下ろす。 ガキィィン トンファーで防ぐWiki。 「なるほど・・・鍛えているようだな・・・しかし!」 激しい打ち合いの中、バイクで通りかかる人影があった。 「君達!何をしているんだ!」 蒼星石先生だ。肩に付けている無線機に話しかけるWiki。 「雪華綺晶先生、イレギュラーが現れました・・・どうしますか?」 ―邪魔するものは潰せ・・・ 「ラジャー」 事情を蒼星石に話すおあ氏。 「なるほど・・・Wiki君、何をしているんだ、君は・・」 「仰っている意味が把握できませんな・・・蒼星石先生。小官は命令を遂行しているだけであります。」 「・・・馬鹿なことはやめるんだ。二人の仲を引き裂いて何になるというんだ。」 「確かに、二人がどうなろうと俺は関係ありません。しかし、射撃部内では秘匿勅命は あらゆる命令系統の上位に位置します。命令破棄する事はできませんな。」 「なら・・・実力行使するまでだ!」 一瞬でWikiの背後に回る蒼星石。 「っな?!」 蒼星石の肘打ちがWikiに炸裂する。 「うぐぁ!・・・覚醒か?!」 無線機から通信が入る。 ―MSTKシステムだ・・・蒼星石先生の中に眠るもう一つの人格・・・カズキが目覚めたんだ・・・ 残念ながら、君のかなう相手ではない・・・撤退しろ、Wiki特務。 「っく!」  覚醒した蒼星石に圧倒されるWiki。 「ぐは!!」 蒼星石のアッパーがWikiに炸裂。Wikiは沈黙した。 そして、蒼星石はおあ氏に近づいていった。 「蒼星石先生・・・うぐぁ!」 蒼星石のアッパーがおあ氏にも炸裂する。 「な、何故?!」 ―暴走だ・・・MSTKシステムが暴走を始めたようだ・・・ そんな中、S氏が公園に着いた。 「こ、これは・・・」 まさに、修羅場を目撃した。錯乱する蒼星石。虫の息のWiki。攻撃されるおあ氏。 「や、やばい!S氏が!・・・すみません雪華綺晶先生・・・作戦は失敗のようです・・・」 無線機を特殊護衛隊の一人に繋げる。 「チヌークをこちらへ向かわせろ・・・」 「え・・・了解。」 「や、やめてください!蒼星石先生!」 「アラタナ・・・目標・・・」 「え?」 S氏に向かっていく蒼星石。 「や、やめろ・・・暴力は・・・」 そう叫ぶおあ氏。 「マダ、息ガアッタカ・・・」 おあ氏に蹴りを入れる蒼星石。 そして、チヌークが到着した。チヌークのハッチが開く。 S氏の元に駆け寄るおあ氏。 「目標、完全沈黙マデ・・・活動継続・・・」 「っく!」 Wikiが蒼星石の腰に抱きつく。 「行け!早く!S!おあ!」 「た、隊長も!」 チヌークに乗る射撃部員が叫ぶ。 「ここで俺が放せば蒼星石先生が追跡を再開する!早く行け!」 チヌークに乗り込む二人。そのまま飛び立っていった。 「・・・作戦は失敗か・・・うぐっ!」 Wikiを振り払おうとする蒼星石。Wikiに肘打ちが入る。 Wikiはその場に倒れこむ。 「あ、あれ?僕はここで何を・・・あ、だ、大丈夫?!」 そこにはWikiの残骸だけが残っていた。 「もしもし?すみません。作戦は失敗したようです・・・次は成功させますので・・・はい・・朗報をお待ちください・・・」

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー