「蒼星石のローゼンによる恐怖のドライブ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

蒼星石のローゼンによる恐怖のドライブ」(2006/03/26 (日) 14:10:47) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

今ローゼンが助手席に蒼星石を乗せ、車を走らせている。 他の学校に打ち合わせに行っていた蒼星石を、ローゼンが迎えに行ったのだ。 打ち合わせが長引いたのか、時間は午後9時を回っている。 ローゼン「いやー、お疲れ様でした。あの学校の人達は一癖も二癖もあって大変だったでしょう?」 蒼「いえ、これも教師の務めですから。」 そう他愛の無い雑談を交えながら車を走らせるローゼン。 毎度、変態じみた光景や行動を起こすので忘れ去られてるが、意外にも凛々く整った顔立ちのローゼンの 運転する横顔に蒼星石も毎度、変人じみた・・・いや立派な変人である校長という認識は変わろうとしていた・・・のだが。 雑談がふと途切れたとき、ローゼンは気づいた。周りの景色をみると、街から離れているので人気もあまりなく 夜中という事もあり、心霊スポットとまではいかなくとも、何かしら出そうな雰囲気であった。 そんな雰囲気の中、変人校長が黙っていられるわけもなく。 ローゼン「うんうん、分か・・・え?」 蒼「??どうかしたんですか?」 ローゼン「いや・・・今、前の道の傍に女の人が立っていたような・・・」 蒼「見間違いじゃないですか?そもそも何で女性だって分かったんですか?」 ローゼン「パッと見だけど髪が長かった・・・ような気がしたもので。       ・・・実はその女性はこの僕に気のある人で、ここまで追っかけてきたのかもねー、ハハハ」 蒼「はぁ・・・」 いきなり何を言い出すかと思えば・・・、時間も時間なのに、こんな寂れた道に人がいるわけがない。 そもそも追っかけだなんて・・・。やはり、この人はまごうことなき変態なのかと蒼星石は思った。 ローゼン「いやー、参っちゃうよねー。ストーカーっていうの?      男として女性に好かれるのは嬉しいけど、それも行き過ぎると・・・ねー?      あー、でも水銀燈先生みたいな女性だったら、それでもウェルカムだけどさー。」 蒼「は、はぁ・・・」 もう何も言いたくないのだろう、突っ込むことさえしない蒼星石。 ローゼン「あんなナイスバd・・・え?」 蒼「今度は何なんですか?」 ローゼン「いや・・・さっきの女性らしき人がまた立っていたんだ・・・。」 蒼「そ、そんな、また見間違えですって・・・」 恐い物が苦手である蒼星石がそんな心霊染みた事に耐えれるわけがない。 心なし・・・いやハッキリと体が震えているのが分かる。 そして、また車を走らせること数分。 ローゼン「・・・そ、蒼星石先生?あの言いにくいことなんですが・・・」 蒼「こ、今度は、な、何なんですか?」 ローゼン「ま、また、い、いたんです・・・。さ、さっきのあの女性が・・・」 蒼「た、たまたま何人かの女性がこの近くによ、用事があったんですよ、きっと・・・。」 ローゼン「こ、この近くに何らかの施設はないよ・・・。それにさ、さっきの道からここまで       かなりの間隔があくことになるし・・・。そんなタイミングで、つ、都合よく女性があ、現れると思うかい?」 蒼「そ、そんな・・・」 ローゼン「や、やっぱり、ゆうr」 蒼「や、止めてください!!」 幽霊と言いかけたローゼンを必死の形相で止める蒼星石。 かなり恐いのか、顔色もかなり悪い。 ローゼン「で、でも、それ以が」 と言いかけた直後、いきなり急ブレーキをかけるローゼン。 蒼「うわっ!!・・・いたたた。ど、どうしたんですか?」 反動で頭をぶつけた蒼星石が如何したのか尋ねるが、顔色の悪いローゼンを見ると聞いたことを後悔した。 ローゼン「・・・いた。また、いたんだ!!」 蒼「は、はははは・・・、そ、そんなバナナー・・・」 恐怖のあまり、いつもらしくない駄洒落まで飛び出す蒼星石。 ローゼン「か、間隔が段々、縮まっている?!す、スマンがちょっと見てくる・・・」 蒼「え?こ、校長?!」 そう言うや否や、いきなり車を飛び出すローゼン。一人にされては堪らないと蒼星石が止めたが無駄だった。 そんな孤独の中、震えながら車で待機している蒼星石だったが。 いきなり、車の外からコツ、コツ、と何かがぶつかる音が聞こえてくる。 蒼「な、何?!や、やだ・・・、止めてよ!!」 恐がりのため、確認しようにも外へと出れないのでじっと耐える蒼星石。 しかし、音は鳴り止まない。どうにか窓から外を見てみることにしたが。 蒼「な、何もいないじゃないか・・・。ど、どうしたら・・・」 ローゼン「ぎゃあああああああ!!!!!!!」 どうしようかと思案を張り巡らす中、遠くからローゼンの悲鳴らしき物が聴こえてきた。 恐怖に耐え切れなくなった蒼星石は運転席に移動し、そのまま車を発進させてしまう。 蒼「校長が・・・、校長が・・・、校長が・・・」 顔面蒼白のまま、車を猛スピードで飛ばす蒼星石。 彼女は大型バイクの免許しか持ってないが、今はそんな事を気にする余裕はなかった。 ローゼン「・・・」 一方のローゼン。茫然自失のまま彷徨っている。 ローゼン「ちょっとした悪戯だったんだけどなー・・・」 悲鳴の後、蒼星石の元へと駆け寄り、ドッキリ大成功と行く筈だったのだが まさか蒼星石が自分を見捨てて車を発進させるとは思ってもいなかったのだろう。 ローゼン「はぁ・・・、車に石をぶつけてまでやったのになぁ・・・」 車に傷が残るのが嫌なのか、ちょっぴり涙目のローゼンであった。 翌日。何とか学校に帰還したローゼン。 蒼「うわぁぁぁぁぁ!!こ、校長が、校長がー!!あqwせdrftgyふじこl;:」 蒼星石には会うや、腰を抜かされ、 ラプラス「あんたねぇ・・・」 ドッキリのネタを暴露した後は、ラプラスにも説教を受け 二度とそんな馬鹿をしないことと、蒼星石の要望で3ヶ月間、教師全員給与2倍を誓わされたそうな。 翠「これはいいネタを仕入れたですぅ・・・。もうちっと旨くやれば全員を嵌めれるですぅ・・・フフフフ」 終わり?

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー