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水銀燈とチョーク」(2006/03/15 (水) 14:18:09) の最新版変更点

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  銀「タバコは20才まで吸っちゃだめよぉ~    水銀燈とのや・く・そ・く♪よぉ~」  男子「「「は~~~い♪」」」 女子「「「チッ」」」    いつものように保健の授業をする水銀燈。    ふと教室に目をやると、真ん中の列の1番後ろの生徒が寝ていた。   銀「あらぁ、いけない子ねぇ、私の授業で寝るなんてぇ」    どうするのかと教室中が見守る中、    水銀燈はチョークを1本手に取った。投げるつもりなのだろう。    なんだ、ありきたりだなとクラスの男子はがっかりした。    が、水銀燈の次の行動で男子のテンションはМAXになった。    水銀燈はチョークの先端を舐め始めたのだ。    艶かしい舌づかいで丁寧に。    その光景に男子はもちろん、女子までが目を引き付けられた。   銀「さぁ~、いくわよぉ~」    チョークを舐め終え、振りかぶる水銀燈。身構える男子。    ピシュッ    宙を舞うチョーク、それをインターセプトする男子達。    チョーク争奪戦が始まった。そして1人の男子がチョークを獲得した。  男子A「よっしゃー」  男子B「チクショー」  男子C「ずりーぞ」    歓喜と憎悪が渦巻く中、当の水銀燈は楽しんでいた。   銀「あん、途中で止めちゃダメよぉ。あの子に当たらないとぉ」    そういって次のチョークを用意し始めた。    男子はすでに戦闘体勢だ。    そして、乱れ飛ぶチョーク、乱れ飛ぶ男子。    結局、1番後ろの寝ている生徒の所へチョークが飛んでいくことは    なかったそうだ。 ---- 男子たちの反応を楽しそうに見守る水銀燈。しかし、突如その表情が一変する。 銀「…うえっ…まずっ…」 苦悶の表情を浮かべながら、ティッシュを取り出す水銀燈。 「なら、最初からしなければいいのに」と女子全員は思う。 銀「…まあ、アレよりはマシかもしれないけどぉ…」 何か意味深のことを言いながら、どろーっとティッシュにつばを吐き出す水銀燈。 よく見ると、さっきのチョークのせいでつば自体がうっすらと白くなっている。 それがどうしても、『アレ』にしか見えなかったため、男子たちのテンションはさらに上がってしまい、この日はもう授業にならなかったそうな。 おしまい。

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